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鮮やかな思い出って

うーん、ないな
思い出はいつくかあれど
鮮やかさで心に残るものが浮かばない

例えば美術館に行く
確かに色鮮やかな絵があったりする
でもそれは作品としての要素であり
自分の中で鮮やかなものと消化するとは限らないんだ

そんな事を考えていたら
自分がマシンに思えてきた
記憶装置にはあっても
その記憶の感想は
「素晴らしかった」や
「目を見開いて見てしまった」等で
感情の記憶って一緒に記憶されてない気がするんだ

何故かはわからないけど
結びつけて引き出せばそれが出てくる
簡単なSQLだけど書かないといけない頭

非常に面倒くさい私

若い頃はもっと感動人間だったのにな
でもそれすら一つの記憶として残ってないから淋し過ぎるんだ

こんな時間の間にも
どんどんシナプスが切れて
脳細胞は死んでいき
記憶の箱も鍵が開かなくなる

でもそれって死なの?

わからない

死ななくても自分すらわからなくなる事は確かにあるしね

思い出はいつも素敵だけど
それだけじゃお腹が空くわ

そんな歌、あったね

お腹が空いたままじゃ死んでしまうし
素敵な思い出も拾えなくなる

さらば自分よ
ってなるよね


だから私は芸術が好きなんだろう
理論だな

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