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『虎に翼』最終回!

『虎に翼』マニアです


今日も元気だ、深呼吸!
寅子が背伸びします

優未がリビングにやってきたのを見て、
寅子は声掛けから何やらと
和かにお母さんしますが
優未はちょっと眠そう…

テレビでは
『男女共同参画社会基本法が
  施工されました』と
  ニュースが流れています


そう、今は1999年、平成11年、
寅子が亡くなって15年経っています
寅子は、
イマジナリーでもない、
明るい幽霊さんの様に出てきています!

花江ちゃんの所にお手伝いに行く
優未に付いて行く
幽霊寅子

そんな
優未が神田の聖橋を歩いていますと、
何と!
美雪が携帯電話で、
突然解雇されたと怒って話しています

それを目の当たりにした
優未は、
美雪に声を掛けて、
寅子よろしく
労働基準法第二十条、
雇用主の解雇予告義務として
30日前迄に伝えなければならない、
その事を伝え、
不当解雇で
訴える事ができると説明します
「私、
  佐田優未といいます
  知っている
  弁護士さんでよろしければ…」と、
連絡先をメモ帳に書いて手渡します
そして、
「法律はあなたの味方です」
そう言って立ち去ります

美雪はメモを見ながら
「“佐田”…?」と思い起こし、
何だかほんわか嬉しそうな顔をします

(私の余談)
美雪の後ろの方に居た人影が
かなり腰の曲がったご老人の
桂場に見えたのは私だけ…?
(以上、余談でした)


どうやら
優未は今も独身で
自分探しの旅をしている様ですね


花江ちゃんにはひ孫もできて
ラスボス扱いの様に見えますが、
とても穏やかに暮らしている様子です



優未が帰宅すると、
のどかが
朋一におねだりをしていました
誠也の絵画が売れているのかな、
パーティドレスを新調したいみたい


のどかは、
優未に
「お父さんと話してあげて」と言い、
朋一には
「お兄ちゃん、
  離婚してからの方が愛妻家よね」
と話を追加してます
朋一は、離婚した様ですが、
家族仲は良い様ですね、
二人のお迎えに行ってくると言って
のどかと一緒に出掛けます

優未は
航一に話しかけます
「航一さん、
  ねえ、
  やっぱり老人ホームじゃなくて
  ここで一緒に暮らすのが
  良いと思うんだけど」

航一は
「子供達に縛られず、
  自由に過ごしたいんです」と、
自分の世話で迷惑をかけたくない、
そんな意志を感じられます

優未は続けて言います
「私と
  お母さんの生き方って
  全然違うじゃない?
  私は私が好きだけど、
  お母さんの凄い所、
  かっこいい所を
  何にも引き継げないまま
  人生が終わっちゃう様な気もしてて

  でも、さっきね、
  自分の中に
  お母さんをすごく感じたというか
  私にとって、
  法律って
  お母さんなんだよな、って
  だからね、今すごく近くに感じる」

ひとしきり
航一に伝えると
優未は部屋を出ていきます

すると、
航一の隣に
幽霊寅子が現れます

航一は見えているんですねー、
「…だそうですよ」と
寅子に話しかけます
そして続けます
「寅子さんがいなくて、
  とてもさみしいけれど、
  もう少しこうやって
  彼らを見守って、
  この余生を楽しみたいって
  思っているんですよ」と
穏やかに
寅子に話します



幽霊寅子は
そんなこんなを見守りながら、
ふとあの日、
笹竹で
横浜家裁所長就任祝いを受けたあの日を
思い出し、振り返ります


するとあの日が蘇ります

桂場が言った、
「私はまだ、
  ご婦人がこの世界で働く事に反対だ」

その続きは…こんな感じでしょうか

法曹界にご婦人が入ってきても
それまでの慣習や男達に混じり
辛く厳しい中で生きる事になる
全てが受け入れられる訳ではない
地獄の中に置かれる立場だ
そしてそれは雨垂れの一粒に過ぎん

それに対して
寅子は言います
「未来の人の為に
自ら雨垂れを選ぶ事は苦ではありません
寧ろ、至極光栄です」

するとすかさず
桂場が言います
「それは、君が
  佐田寅子だからだ
  君の様に血が流れていようとも、
  その地獄に喜ぶもの好きは
  ほんの僅かだ」

その時、
よねさんが徐に言います
「いや」
そして
桂場の方に更に向き合い、続けます
「ほんの僅かだろうが、
  確かに此処に居る」

女子部のみんなが、
轟、
航一さんも、
お客さん一人一人も、
桂場を真摯に見つめます

涙がじわる
寅子

ここで
『さよーなら、またいつか!』が
バックで静かに流れ出します

桂場は
「ふっ」と少し笑い言います
「失敬、撤回する
  君の様なご婦人が特別だった時代は
  終わったのだな」
そしてお団子を口にしようとしますが
寅子も続けます
「はて、
  私の様な女は
  いつだって五万と居ますよ
  ただ時代がそれを許さず、
  特別にしただけです」
 

そう言って、
寅子は
おでこに桜の花びらを付けたままだった
桂場の横に移り、
花びらをひょいと取ります

そうして微笑みながら
航一の隣に戻り、
航一に花びらを見せます

みんな満貫の笑顔です
桂場も食べかけた団子を
美味しそうに頬張ります


すると今度は
寅子の前に
イマジナリーお母さんが現れます
「寅子、どう?地獄の道は」
そう聞く
イマジナリーお母さんに、
大きな丸を腕で描き、
「最高です!」と答える
寅子は大きな笑顔です
イマジナリーお母さんも
「そう」とにっこりします


曲も終わりに近付き、
寅子は法服に変わりました


みんなの思い出が蘇ります


最後に
寅子は桜舞う法廷を見つめ、
曲に合わせて
「さよーなら、またいつか!」
と口にするのでした


嗚呼!
何ていうエンディングでしょう!
泣きました!
楽しくて泣きました!
暫くスマホを持てませんでしたよ
それくらい泣きました!


女が生き辛い世の中はまだまだ続き、
女だけでなく
みんなが生き辛くなっています

そんな中に懸命な
寅子を毎日観られて本当に良かったです

ありがとう
寅ちゃん!
ありがとう
みんなさま!


感謝感激雨霰でした!


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