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日本最大級のAI/DX学習オンラインサービス「Aidemy」について、調べてみた

2017年12月にリリースされ、現在では個人向け・法人向けにサービスを展開している、日本最大級のAI/DX学習オンラインサービス「Aidemy」について、まとめます。

運営会社「株式会社アイデミー」について

2014年に設立され、「先端技術を、経済実装する。」をMISSIONに掲げています。現在はeラーニングプラットフォーム「Aidemy」以外にも、次世代経営幹部向け実践型DXプログラム「Next Executive Program」やDXプロジェクトの内製化をサポート・コンサルティングする「Modeloy」のサービスを展開しています。

日本最大級のAI/DX学習オンラインサービス「Aidemy」に関して

元々「Aidemy」は個人向けに展開しており、無料版の「Aidemy Free」と有料版の「Aidemy Premium」、法人向けとしてAIを中心としたDX人材育成・組織づくりの支援向けの「Aidemy Business」、法人個人のDX実践型の「Aidemy Practice(2022年12月より提供開始)」の4サービスを展開しています。

※「Aidemy Premium」の説明動画があったので、参考までに置いておきます

また直近だと、2017年にサービス開始したAidemyの累計ユーザー数が15万人突破し、多くのユーザーに利用されているようです(2022年3月時点)

プログラミング業界について

プログラミング業界の中で領域(総合型、AI特化)と価格帯で個人向けの場合で、自分なりに整理してみました。売り方(コース単位、セット単位)によっても価格帯は変わってくると思いますが、以下のようになるかとおもます。

気づいた点としては以下になります。
(1)コンテンツ内容・提供方法についても、個人・法人向けで根本的な差異がないため、個人・法人の双方に提供している
(2)Aidemyの単価が他サービスより高めであるが、一方でより人件費・コンテンツ製作費等にコスト投下できるため、より品質のよい講座を案内できるのではないか?
(3)AI特化型の方が総合型よりも料金が高めの料金設定になっている。一方でコンテンツ開発・制作費などは一定なので、専門型で規模が大きくなるほど、利益率は改善する仕組みを作れるのではないか。

ビジネスモデルについて

基本的には個人向け・法人向けの双方の「Aidemy」も利用者が利用申込・利用料金を支払い、その対価として学習コンテンツを提供するモデルとなっています。サービスのポイントとしては以下と思われます。

(1)有料版利用前に無料版の「Aidemy Free」で事前に試すことができる
(2)技術顧問がきちんと学習コンテンツを監修し、新規作成や改修がされている点
(3)ハードな学習であるが、メンターがしっかりとフォローしてくれる

サービスの競合優位性について

競争が激しい業界でAidemyが伸びている理由を考えてみます。個人的には以下の2点があるかと思いました。

(1)学習コンテンツの充実
学習プラットフォームの最大の違いは学習コンテンツとなりますが、CEO石川さんがインタビューでコメントされているように「180コース以上(2022年2月時点)」と非常に学習コンテンツが充実しています。

コンテンツの質と量には自信がありますね。AI、DXのテーマにおいて180以上のコースがあります。

【Vol.13】ゼロからのAIプログラミング学習で、目まぐるしい変化にも対応できる人材を輩出したい。若き経営者が見据える、これからの組織のあり方とは。

またこちらの記事にあるようにAI学習時に非常によく用いられるプログラミングのリニューアル等も実施されており、コンテンツのPDCAを回していることが見受けられます。

(2)メンターによるフォロー
有料版の「Aidemy Premium」では、チャット・コードレビューのサポートの他にも1回25分のオンラインカウンセリング等、他サービスと比べてもかなりサポートが充実しています。

また一例になりますが、コースの課題も添削があるものが多く、かなり実践型の印象がありますので、その分添削を利用者がもらえる仕組みのため、しっかりと学んだことが力になると思いました。

Aidemy Premium 機械学習マスター講座シラバス(コースの一例)

今後について

2019年のCEO石川さんのインタビュー記事に、以下のように「より法人向けのプロダクトにフォーカスしていく意思決定をした」とのコメントがありました。

おそらくですが、直近の2022年12月より提供開始した新コースの「Aidemy Practice(DX実践型コース)」についても、よりライトに法人企業内でAidemyを利用しやすい状況を作るプランなのではと思いました。

BtoC中心でやっている限りは良かったのですが、今年の初めに「今後はBtoBで行く」と意思決定しました。

(インタビュー記事)先輩起業家たちのアドバイスを積極的に取り入れる『サラリーマン気質』が成功の秘訣

まとめ:観察して感じたこと

eラーニングプラットフォーム「Aidemy」を調べていく中で、2019年のCEO石川さんの登壇動画を見つけました。こちらの登壇内容のように、事業として単に教育事業ではなく、日本のAI人材・AI事業の課題に株式会社アイデミーは取り組んでいるのでは?と思いました。

その根拠として同社の祖業はAidemy事業ですが、その後、DXプロジェクトの内製化をサポート・コンサルティングする「Modeloy」等をリリースしています。個人的には教育事業を通して、企業のテクノロジーの課題に取り組んでいる同社を応援したいと思いました。

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お読みいただき、ありがとうございました。
自分なりに調べてみましたが、もし何かの参考になりましたら、幸いです!

(終)

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