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東京五輪開幕直前 金メダル 銀メダル 銅メダル 一番悔しいメダルとは? 超一流の柔道家から聞いた話

いよいよ
来週から東京オリンピック始まりますね。

もう開催についてウダウダ言っても仕方ないし
出場するアスリートには何の罪もないので、
頑張って欲しいなと思っています。

池江 璃花子選手や内村 航平選手が活躍すれば
絶対に盛り上がるので、おとなしくテレビで応援します。

オリンピックと言えばメダル

当たり前ですがメダルには3種類あります。
「金・銀・銅」です。

これはかなり有名な話ではありますが、
3つのメダルの中で、一番悔しいメダルは『銀』と言われています。
それはなぜか?

銀メダルは3つの中で唯一
『負けて手にするメダル』だからなんです。
金メダルは文字通り世界一、
最後まで誰にも負けなかった人だけが得られる『頂点の証』

銅メダルは、3位決定戦に勝って得られるメダルです。
(3位決定戦がない競技もありますけどね)

そして銀メダルは、
最後の戦いで負けて手にするメダル・・・。
これはとても悔しいメダルです。
だってそうですよね。
あと一歩、あと数センチ、あと百分の一秒、
毛の先ほどのわずかな差で、頂点に届かなかった。
4年に一度しかない戦い・・・。その悔しさは想像を絶します。

銀メダルは “世界一悔しい称号” なんです。

田辺 陽子さんもそうでした

女子柔道家・田辺 陽子さん。
女子72キロ級で活躍、
88年ソウル銅、92年バルセロナ銀、96年アトランタ銀、
オリンピック3大会で3つのメダルを獲得した、超一流の柔道家です。

しかし、金メダルには一歩 届きませんでした。

20年以上前にラジオ番組のゲストでお越しいただいた際、
一度だけお会いしたことがあります。
あの時は、番組のパーソナリティの前の仕事が押しまくって
2時間近く待っていただくことになったのですが、
全くイラつかず、常に笑顔で「いいですよ、いいですよ」と
おっしゃってくれました。チョーいい人!

お待ちいただく間、
色んな話をうかがいましたが、中でもよく覚えているのが
『帰国した時のカメラのフラッシュの量』の話。

「金メダリストと
 銀メダリストとでは、フラッシュの量が全然違うんですよ」

少し遠い目でおっしゃった田辺さんの言葉、
今でも心に残っています。

4年に一度のひのき舞台。

想像を絶するプレッシャーの中、決勝まで勝ち上がり…

それでも最後は敗れて終わる。

掲揚される国旗の高さも
表彰台の高さも、
全て金メダリストの一段下

世界一になった者を見上げる

世界一悔しい敗者の視界

「柔道はニッポンのお家芸だ。
 だから “金” 以外はメダルじゃない」

オリンピックが始まるとそんな声も聞こえてきます。

金メダルは確かに素晴らしい。

でも・・・
誰よりも悔しい思いをした銀メダリストにも
金メダリストに負けないぐらいの
拍手と歓声、スポットライトとフラッシュを
浴びせて欲しいと思います。


頑張れ

オリンピアン!



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