ハプニングを楽しんでコンテンツにしちゃおう

男性アシスタントが寝坊でスタジオこれず！

これは、２０年ぐらい前に、
TBSラジオの昼の帯番組を担当していた時に起こった事件です。

その番組は「松尾雄治のピテカンワイド」。
新日鉄釜石を7連覇に導いた、ラグビー界のレジェンド・松尾雄治さんが
メインのパーソナリティをつとめていた、昼ワイド番組でした。

その日のアシスタントは、TBSの男性アナウンサー。
しかし、スタンバイの時間になっても彼が来ない。
そこへ、本人から連絡が入りました。

「寝坊して、まだ地方の空港にいます！　オンエアには間に合いません！」

ざわつくスタッフ。
代わりのアナウンサーの手配、原稿の書き直し・・・
みんなバタバタする中、

僕の先輩作家が小さくつぶやきました。

「面白がっちゃうか・・・」

先輩は松尾さんに、こんな提案をしました。

「彼は、オンエアスタート時間には羽田空港に到着するから
　番組のオープニングで彼と電話をつないで、
　赤坂にくる様子を実況させましょう」

※その男性はスポーツの実況アナウンサーでした。

「いいねえ！」
面白いことが大好きな松尾さんは、すぐさまのっかり。
先輩の案を決行。

結果、番組は今までになく盛り上がり、
「〇〇アナ、頑張ってーーー！！」というメールがバンバン届きました。

ハプニングが起きた時こそチャンス

人生いろいろハプニングは起こるものです。
起こったことを嘆いていても始まりません。

面白がっちゃうぐらいの精神で、
構えた方がきっと楽しい未来につながります・・・というお話でした。

ポジティブな人と仕事すると楽しいっすね。