学生たちの「働く」についてのリモート志向
400人以上の学生が受講している講義でワークスタイル、ライフスタイルについて簡易的に聞いてみた結果です。都市部にある大学の2年生以上ということで昨今の大学生のワークスタイル・ライフスタイル観を知る、企業にとって採用のひとつの目安になればと思います。
何日オフィスで働きたいか?
フルリモート希望は3%ほどで少なかったです。これは大学がオンライン多かったので対面への欲求が反映されているかもですが、とは言え、週5日オフィス勤務希望は約10%でした。いくら対面への欲求があっても週5日は希望としてはあまりない状況がわかります。
52%は週3-4日オフィスであとはリモート希望、24%が週1-2日オフィスであとはリモート希望で併せて76%となりました。
大学でもゼミや演習、実習はともかく大規模講義はリアルタイムであれオンデマンドであれオンライン、というところも少なくありません(弊学では大規模講義は基本オンデマンドです)。そうした昨今の毎日は大学に行かないという大学事情を反映しているものとも言えそうです。
リモートで授業を受けることと仕事をすることは同義ではないことも確かです。しかし、それであってもリモートで済みそうなことを対面やリアルで行うことへの反発は強くなるだろうなという予想はできます。他の企業でそうしたことができているところがあるとするなら、それはなおさらでしょう。
これを見てもやはりどうやってフルオフィス勤務に戻すかではなく、(1)対面やリアルに適切な理由や付加価値をつける(=オンラインより効果や価値があることを示す)、(2)リモート勤務者がいることを前提にした体制やワークフローを構築する、ことで最適なハイブリッド・ワークスタイルを探るということが最適解なのではないかなと思います。
どこに住み、どう働くか?
他にも都市・地方に住む・働くのバランスについても聞いてみました。郊外という選択肢を入れなかったのでそのあたりは差し引いて考えていただければと思いますがおおよその傾向は見えるのかなと思います。
やはり都市部で住み・働くという割合が多いのですが以外に?56%にとどまっているなという印象でした。地方に住んで(都市・地方で)働くというのが26%、都市と地方半々を合わせると32%になります。1/3が地方での居住志向ということかなと。
まだ居住志向とワークスタイルの志向はどのように関連するのかなどいろいろと分析もできそうですが大まかな傾向は見えるかなと思います。
みなさんはこの結果をどのように解釈するでしょうか?
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