Matsuko Blue
ほっこりして読み返したくなった記事をまとめ。 ほっこり記事マガジン。
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スマートフォンの半透明のカバーの中に、 私はそれを配置した。 思い出はそこに仕舞われていて、 視界に入るたびに、その日の感情が呼び起こされる。 「それ」とは先日友人と山に登った際に使った切符だった。 そこには山頂からの景色も刻まれていないし、 友人の名前も顔も描かれていない。 自分が何を思ったかなど記載されているはずがない。 それでも私は思い出す。 その小さな紙切れから、私の記憶は思い出される。 「それはお前の大事な外部記憶装置なんだろ」 大好きなアニメのセリフを思い
空が 青かった どうやら海も 青いらしい 海も 青かった どうやら地球が 青いらしい 色には温度があるようで 青が最も高いらしい そんなツギハギだらけの特別を 今日もぎゅっと抱きしめる 個展 奉花の頃より
サンダルを履いて家を出た事を後悔した。 一昨日まで半袖で過ごしていたと言うのに 今日はもうそれを許してくれないらしい。 凝った肩を伸ばそうと、深呼吸をする。 肺一杯に、冷たく柔らかい空気が入ってきた。 見上げた空では、月とシリウスが冬の衣を纏っている。 「秋って、いつかはあったんだよなあ」 思わず口からこぼれていた。 「"あき"?ってどんなのだったの?」 少し遅れて家を出てきた息子に聞かれた。 伝えようと浮かぶ言葉は、 どれもあやふやで、僕はやっと 「金木犀の香り
どうも、Matsuko Blueです。 徒然なるままに、日暮らし、 心に移りゆく由なし事を そこはかとなく書き繕うと思います。 意味はそんなに考えず、文章のリズムを楽しんでください。 個展、「奉花の頃」が終わりました。 人体のハードもソフトも限界な状態で 生まれてきてくれた作品たちでした。 お越し下さった皆様、 そして応援してくださった皆様 お手伝いくださったスタッフ様、 SPACE K様 本当にありがとうございました。 感謝の気持ちで一杯です。 本当に今年は駆け抜ける
泥のように寝ている。 窓に取り付けられたブラインドは、斜に構えて空の青さを伝えて来る。 夏の足音はまだ少し遠く、夜明けの温度をガラス越しに感じながら、毛布にくるまっていた。 心地よい疲労を感じていた。 なさねばならぬアレコレは、しゃぼん玉のように消えていく。 (人は起きなきゃいけないから、起きるんだなぁ)と詮ない思考に呆れて、やっと布団から出た。 4月19日 1年半ぶりの個展が終わった。 終わったからには、終わった事実しか残っていなくて、 振り返る事に意味を感じない
アニメ、漫画、旧劇場版、新劇場版を見た上での感想です。 いろんな設定の理解に関しては触れてませんが 起きている事象に関して、ものすごくネタバレしか無いです。 エヴァを見て思ったことや、これからのことについて メモとして語ってます。
小学6年生のころのことだったと思う。 一人で隣の県にバスで旅行をした。 距離、片道114キロ 地方都市の為、隣県に行くための電車は無く、 バスで2時間半かかる道のりを、一人コトコト揺られていた。 不安でいっぱいだった。 年の瀬だというのに、手汗をかいていたと思う 綿密に計画した旅行スケジュールを 何度も何度も反復していた。 「周りの人には、どんな風に思われているんだろうか」 「怪しまれてはいないだろうか」 「今頃、お母さんは怒っていないだろうか」 不安と期待でいっぱい
「わたしやっぱり、海を描きたいと思うんよ」 駅前のファストフード店 デザフェスまで1ヶ月を切った頃 私は今回のイベントの相棒つねちゃんに言った。 2020年11月7日、8日 東京ビックサイトで2日間にわたって行われる 大規模アートイベントに つねちゃんと2人、ライブペイントブースで参加することになっていた。 その日は、10月16日 すでに1ヶ月を切ったというのに、2人して日常に追われ、決まっていたのは… 「わたしは世界を描く」 「つねちゃんはその世界に生きる人を服で表す
広島を中心に絵描きとして ライブペイントなど活動しています、MATSUKOです。 映画を学んで 照明に触れて 海に潜って ヨーロッパひとり旅 日本縦断に出かけたり… 大好きな映画、音楽、文学、数学に触れながら まったり更新していきます。