人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)
皆さんこんにちは、鹿児島で社会保険労務士を開業してます松木です。
今回は、建設業向けの助成金をご紹介したいと思います。
建設業に限らず、どの業界でも人手不足の問題といわれる近年ですが
そんな建設業界においても会社を大きくしていくためには、人材育成は
欠かせません。
そこで、人材育成に活用できる「人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)」について書いていきます。
人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)とは?
人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)は、例えば足場組立の
会社が従業員に対して、「足場組み立て等作業主任者技能講習」を受講させた場合に、その受講に要した経費助成と賃金助成が行われる助成金です。
このように、従業員に技能講習を受講してもらい会社の人材開発にお役に立てる助成金になります。
その中には、建設キャリアアップシステムへ登録可能な技能講習もあると思います。
どれくらいの助成が受けられるのか?
この助成金の助成額については以下の通りとなります。
経費助成については
①雇用保険被保険者数20人以下の場合 支給対象費用の3/4
②雇用保険被保険者数21人以上の場合
a.35歳未満の労働者について 支給対象費用の7/10
b.35歳以上の労働者について 支給対象費用の9/20
③中小建設事業主以外の建設事業主自らが雇用する
女性建設労働者に技能実習を行う場合 支給対象費用の3/5
賃金助成については
①雇用保険被保険者数20人以下の場合 8550円/日(※9405円)
②雇用保険被保険者数21人以上の場合 7600円/日(※8360円)
※は建設キャリアアップシステム技能情報登録者である場合です。
手続きや申請期限について
手続きには、ケースバイケースで計画の届出が必要になります。
これは、受講させたい技能講習が決まった時点でお近くの労働局に
お問合せしてみるとよいと思います。
また、支給申請にはタイムカードや出勤簿などの添付書類が必要です。
申請期限は、技能実習を終了した日の翌日から原則2カ月以内に、必要添付書類と一緒に提出します。
そして、審査を経て助成金を受け取ることができます。
その際注意点として気をつけたいのが、必要添付書類の不備です。
申請期限は2カ月ありますが、事業主の方は何かと忙しいと思いますので
添付書類が揃えられず申請期限に間に合わないことも考えられます。
また、審査の時点で不備があった場合、労働局の担当者からの問い合わせがあったりもしますので注意してください。
いかがだったでしょうか。
今回は人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)を
ご紹介させて頂きました。
この助成金は、受講した日の従業員の賃金助成と受講した費用の経費助成が
受けられてお得ですよね。
そして、建設事業主の方にとっては、自社の業務の幅を広げたり人材育成に
役立てたりして頂ける助成金だと思います。
事業主の方で、この助成金に興味はあるが時間がない、本業で忙しいなどで
難しいときは、松木社会保険労務士事務所にお任せください。
また、それ以外でも自社で労務管理担当者がいない・将来的な人件費高騰を見越して今のうちから労務管理費用を安くしたいなどあればサポートさせて頂きます。
お気軽にお問い合わせください。 お問合せはこちら
松木社会保険労務士事務所
代表 松木 力丸
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?