活動報告会




自己紹介

埼玉県から5月に引っ越してきました大森圭悟です。
私が引っ越してきた頃は田植えの時期で、水鏡に映る白い山々がとても綺麗な時期でしたがあっという間に稲は刈られ山々には雪がつき始めました。

もう随分と寒くなりましたね。
松川の方々にこう言うといつも「まだまだ序の口だよ~そんなんじゃ冬を越せないよ~」なんて言われるのですが、、、
僕が育った埼玉県というのは皆さんご存じの通り日本有数の暑い地域ですので今から冬が怖いですね。

趣味は登山やカメラで、冬はスノーボードをしており、長野県にはよく来ていていいところだなと思っていました。

大糸線から見る北アルプスの山並み

立山へ登山に行った帰りに大糸線を利用して、車窓から見る北アルプスの山並みに惚れ込み『ここだ!』と思いました。それが北細野駅から細野駅の間だったと思います。
駅名を覚えておき、埼玉に帰ってから調べ、そこが松川村という場所だということを知りました。
『安曇野の原風景を守る最後の村』というフレーズやこれまで合併をしないでこの村を守ってきたという歴史にとても興味を持ち、移住支援センターに行きました。

元協力隊の西村さん(相談支援の様子)

そこで地域おこし協力隊の移住支援をしていた西村さんと出会います。

ほとんど松川村に移住することは決めていましたが、寒さが心配だったので(今も心配ですが)2月にお試し移住をしました。
その際に「地域おこし協力隊で福祉課の枠がある」と声をかけていただきました。

福祉といってもどんなお仕事か分からなかったので、資料を頂いたり社協に見学に行きました。
そこで自分の上司である楜澤さんと出会います。

話を聞いたりしていく中で私は「顔の見える関係性づくり」を重視していることを知りました。

今、松川村の地域活動が、コロナや高齢化などで途絶えてしまった活動があることを知り、その活動の復活や今ある活動の維持が協力隊として求められていることだと思いました。

元々移住は1年後の予定でしたが「やらせてください」と回答をして、お試し協力隊という2泊3日の面接を受け、6月から地域おこし協力隊として着任をいたしました。

自宅の畑

アパートに畑が付いていることを知り、引っ越してすぐはじめてみました。
村のみなさんはご自宅で畑をやられてる方も多いので、色々教えていただきながらやっています。

いまは白菜・キャベツ・玉ねぎなどを植えました。

作物を育てるのは大変ですが、自分で苦労して作った野菜は自分で言うのもなんですが、1番美味しいです。

普段の活動

6月になり、社協に入職しました。
仕事内容としては、まず村内にある様々な活動に参加して、どんな活動があるのかを知るところから始まりました。

地区ふれあい会の様子

印象的なのはどのふれあい会でも、会った時に、顔を見て久しぶり!元気?といった安否確認が始まります。
同じ地区にいてもなかなか顔を合わせることがないので、こういう集まりに出てくるのはとても大事だなと思いました。

みちくさ交流会・介護者交流会の様子

また、この写真は一人暮らしの方や介護者、元介護者の方の集まりで、サーカスや芸術祭に行った時の写真です。
1人だとなかなか外に出ない方もこういったイベントで外に出ることで、一人暮らしの悩みや元気の秘訣などを話す場になっているなと思いました。

これらの活動から、やはり顔の見える関係性づくりというのが松川村にとって大事なんだということを知りました。

個人活動について



ですのでわたしもその顔の見える関係づくりの1つのチャンネルとして、ポールウォーキング教室を始めました。

10月・11月にポールウォーキングの体験会をすずの音ホールのリンリンパークにて行いました。
参加者同士がお友達になって一緒にポールウォーキングをし始めてくれたりして、関係性が作られていくのを感じました。

ポールウォーキングというのはポールを前につきながらウォーキングをするもので、整形外科医によって考案されました。

安全かつ効率的に身体を動かすことができ、9割ほどの筋肉を使用するといわれています。それはスイミングに匹敵する運動量とのことです。
そういうと大変な運動なのではと思う方もおられると思いますが、足腰にかかる負荷はポールを持っているので減少します。
運動強度も速度により調整できますので、若年者からお年寄りの方まで幅広い年齢層で行うことができます。

来年度も村内様々な場所で行えたらいいなと思っておりますので興味のある方は社協にいる大森までぜひお声掛けください。

今後の予定

私は元々、柔道整復師として埼玉や東京の整形外科でリハビリテーションに従事しておりました。
下は2歳の小児のけがから上は95歳のお年寄りまで幅広く治療をしていました。

整形外科でリハビリをしていく中で、こんなにひどくなる前に何かしら対処できなかったのかと思うことが多々ありました。
しかし多くの方はだんだんと気づかないうちに悪くなってしまっています。例えば筋力とか、、
すこしでも継続的に運動をすることの大切さを感じました。

ですので先ほど紹介した、ポールウォーキング教室を定期的に開催し、みなさんと村内外様々なところでポールウォーキングをしたいと考えております。

また、気づいても医者に行かず我慢をする人も多く、「なんだか最近正座ができない」だとか「腰が重い」だとか世間話はしているものの、医者に行くまでではないかなと思っていたり。。
そこで、世間話のなにげない会話の中に医療者がいればもっと拾える声はあるのではないかと考えました。

村には「暮らしの保健室」という、どっこい所で月に1回開かれている健康のことや医療介護の相談室があります。
10月にケアマネジャー試験を受けて合格したため、今後介護保険制度の実習で使い方を学び、その知識と専門分野である身体の知識を生かして、暮らしの保健室に参加させていただき、
地域の方々が身体や介護のお悩みを話せる顔の見える場所づくりをしていきたいと思っています。

おわりに

今後、様々なところでお行き会いすることがあると思いますので、今までお会いした方はもちろん、今日初めて私の顔を見たという方もどうぞよろしくお願いいたします。


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