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私の株式選別方法ー2024/03/27 アドバンテストのPEG計算

2024/03/27 トレーダーズWEBにてアドバンテストが紹介されていましたので、PEGを計算してみます。

モルガンスタンレーMUFG証券が投資判断「Overweight」を継続し、目標株価を従来の6000円から8000円に引き上げた。
現在、メモリテスタでは、HBM向けで、製造能力を上回る引き合いがあり、工場はフル稼働で対応している。我々の推定では、世界のDRAM製造能力の30%近くが、テスト時間が長いHBM向けになることで、DRAMの世界のテスト能力は2023年初から2025年初までに倍増となる見込みで、同社のDRAM用テスタの売上も大きく成長しよう。また、SoCテスタでは、現在、進行している、スマホへのAIの搭載は、プロセッサのコア数の増加とテスト時間の長期化を招くため、テスタへの恩恵は他の半導体製造装置よりも大きい。競争環境ではGPU、HBMともに、目下市場を独占しており、今後も大きなシェアの低下は考えにくい。我々は、AI関連事業の売上は2027年3月期に向けて、さらに拡大すると予想、目標株価の基準期を、同じくAI関連事業がドライバとなって高い業績成長が見込まれるディスコ同様、2027年3月期とした。これまで、他の製造装置に比べて低成長だったテスタ市場だが、我々は、今後はWFE並の高成長を見込む。背景は、(1)半導体メーカーがTime to Marketを重視してテストコスト削減に従来ほど時間を割かなくなった、(2)半導体の最大市場のスマホに人工知能が積載され、プロセッサの試験時間が長期化した、(3)チップレット市場の拡大でKGD用の試験や機能ブロックのインタフェイスの試験が増加することなど。よって、適用PERをこれまでの17.9倍から、20.0倍に引き上げる。
24年3月期第3四半期の売上総利益率は50.6%と前四半期比で横ばい、前年同期の59.1%から大幅に低下、前四半期比改善を見込んでいた会社想定を下回った。会社は24年3月期通期の売上総利益率を50%と想定、23年3月期の57.0%から大幅な低下を見込む。我々は、同社の売上総利益率の低下については、問題視する必要はないと考える。売上総利益率低下の理由は、HBM向けに収益性が低いDRAM用ウェーハテスタが大量に需要されていることが理由であり、数年間に亘って収益性を毀損する可能性がある競合企業との値引競争によるものではないこと、同テスタと主力製品で高収益なSoCテスタは別工場で製造しており、DRAM用ウェーハテスタの大量製造は、SoCテスタの製造に影響を与えないことが理由である。DRAM用ウェーハテスタは量産効果による収益性の改善と、テスト工程の見直しによるより高収益なテスタへの置き換えが見込める。我々は、今後、ベアダイ・テストの導入が進み、テスタ市場は、半導体製造装置市場をアウトパフォームして成長する可能性があると考える、と指摘。
2024年3月期連結営業利益を修正後会社計画850億円に対し915億円(EPS90.9円)と予想し、来2025年3月期連結営業利益を1681億円(EPS175.2円)、2026年3月期同3415億円(EPS346.1円)と予想している。

トレーダーズWEBより

では、成長率を計算してみます。

成長率の計算

85000は、2024/3の営業利益(ガイダンス)です。
341500は2026/3の予想です。
本当は、85000ではなく、23/3の営業利益;167,687 を使うところですが、もう年度末なので、先取りで85000(ガイダンス)を使用します。
2027/03の営業利益は302%増となり、高い成長率が期待できますね。

PEGの計算です。ここでは、PERや信用倍率も表に入れています。(計算方法は、私の過去の投稿を見ていただくか、WIKIを参照願います。)


PEGの計算

PEGですが0.26となり、投資適格ですね。(0.8以下が投資適格)

総合評価です。

総合評価

非常にPERが高いですが、今後の成長率UPを先取りしており、PEGからは投資適格になりますね。今後の株価見直しに期待です。

以下に週足チャートを載せておきます。
現在週足では、少し横横しているところですね。

週足

今回は、PEGの計算を取り上げてみました。PERとか日々変化していきますので、数値は2024/03/27時点のものです。
参考程度に留めて下さい。

以下に引用先を載せておきます。


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