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私の株式選別方法ースクリンの4Q決算と来期ガイダンスのポイント

2023/05/10 スクリンの4Q決算が発表されました。
大切なところだけピックアップしましたので、参考にご覧くださいませ。

通期コンセンサス過達

株予報より

営業利益
コンセンサス 75633
実績 76452
76452/75633=1.01   ⇒1%過達

過達となった理由

決算説明資料より

利益率の改善が効いていますね。又、決算短信からは

半導体製造装置事業では、前期に比べ、メモリー向けの売上は減少したものの、ファウンドリー向けやロジック 向けが増加しました。地域別では、中国向けの売上は減少しましたが、台湾向けや欧州向けの売上が増加しまし た。その結果、当セグメントの売上高は3,709億3千4百万円(前期比16.1%増)となりました。営業利益は、売上 の増加などにより、769億5千万円(前期比22.5%増)となりました。

決算短信より

メモリー向けが苦戦するも、ファウンドリー向けやロジック向けが増加したようですね。

本決算でしたので、来期のガイダンスが発表されました。株予報のコンセンサスと合わせて記載します。

来期の営業利益のコンセンサスとガイダンスは、

コンセンサス 65280
ガイダンス 85000
85000/65280=1.302  ⇒30%コンセンサス超過

サプライズと言ってもいいくらいの、強気ガイダンスですね。
来期の予想より、なぜこんなに強気なのか探ってみたいと思います。


来期の予想より

SPE市場は20%の減少を見込んでいるので、ここについては平均的な見方ですね。

では、

来期の予想より

台湾向けが大きく減少するも、中国と北米向けが大きく伸長すると予想していますね。おそらくここの読みが他の半導体製造装置メーカーとの違いだと思われます。
中国からの引き合いが強いのだと思います。

半導体輸出規制の影響は、スクリンにはあまり影響がないということなのでしょうか。だとすれば、洗浄装置は、先端品ではないという括りになりますね。。

ここで、5/10のPTS株価の反応です。

PTS 20:20頃

好感していますね。
明日はどうなるでしょうか?

いかがでしたでしょうか?
半導体製造装置は、今年前半が底で、今年後半から回復してくる予想でしたので、スクリンの強気ガイダンスは非常に違和感がありましたが、中国販売が支えているようなので、短期的にはポジだと思います。
但し、長期的には、技術難易度が低いといつか、、、

以下に、週足チャートを載せておきます。

スクリン 週足

以下資料


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