見出し画像

私の株式選別方法ー2024/04/08 ソシオネクストのPEG計算

2024/04/08 トレーダーズWEBにてソシオネクストが紹介されていましたので、PEGを計算してみます。

モルガンスタンレーMUFG証券が業績予想を修正。投資判断を「Equal-weight」から「Overweight」へ、目標株価を従来の3100円から5200円へ引き上げた。
従来、ソシオネクストは24~25年に中国5Gネットワーク関連特定商談が減少し、売上高が横ばいから微減となるとの見通しを示してきた。我々は26年業績見通しを株価が織り込むには不確実性が大きいと見て、投資判断を「Equal-weight」としてきた。ただ、同社はCSPの3nmカスタムチップの商談を獲得する可能性が高まっており、中長期成長見通しは改善したと我々は考える。今後、株価は26年以降の成長見通しを織り込んでいくと見て、目標株価を従来の25年度予想希薄化後EPS×21倍から、26年度当社予想希薄化後EPS×24倍(過去の平均水準に約20%のプレミアムを付与)に引き上げる。
当社中華圏半導体アナリストDylan Liuのサプライチェーンチェックによれば、ソシオネクストは特定クラウドサービスプロバイダの3nm ArmベースCPUの商談を獲得する可能性が高まっている。同社はArm Total Design EcosystemのASICデザインハウスパートナーのうちの1社であり、ArmベースCPUのデザインハウスの有力候補となる可能性は高いと考えられる。また、我々が2月に実施したグループコールでは、同社は「データセンタ分野では、北米市場での新規商談獲得が引き続き課題である。まだ商談獲得の実績はないものの、先端商談は確実に増加している。また、商談獲得に向けて、SoCエコシステムパートナーとの共同の取り組みも進めている」と述べていた。これまでの同社の取り組みなどから、同商談獲得の確度はある程度高いと我々は判断する。
上記商談のNRE売上が25年度より、製品売上が26年度に約200億円立ち上がってくると想定し、売上高予想を引き上げる。ただし、上記商談の収益性を慎重に想定し、26年度の製品粗利益率予想を41.5%から39.5%に引き下げる。我々の24年度~25年度の営業利益予想はコンセンサス並み。ただ、我々の26年度営業利益予想はコンセンサスを14%上回る。
当面の主な注目点は、(1)23年度および足元のネットワーク/データセンタ、自動車などにおけるデザインイン獲得実績・見通し、(2)従来示されていた24~25年度業績見通しに変更があるかどうか、と指摘。
2024年3月期連結営業利益を修正後会社計画315億円(EPS127.8円)に対し338億円(EPSは143.3円→143.7円)、2025年3月期353億円(EPS150.4円)と予想し、2026年3月期連結営業利益を従来予想355億円(EPS150.9円)から382億円(EPS162.4円)へ増額している。

トレーダーズWEBより

では、成長率を計算してみます。

成長率の計算


21711は、2024/3の営業利益(ガイダンス)です。
38200は2026/3の予想です。

2026/03の営業利益は76%増となり、高い成長率が期待できますね。

PEGの計算です。ここでは、PERや信用倍率も表に入れています。(計算方法は、私の過去の投稿を見ていただくか、WIKIを参照願います。)

PEGの計算

PEGですが0.52となりました。

総合評価です。

総合評価

生成AI関連でファブレスのSoC業態ということもあり、PERが大変高いですが、PEGからは投資適格(一般的に0.8以下)となりますね。今後の株価見直しに期待です。

以下に週足チャートを載せておきます。
週足では、見直し買いが24年年初から継続的に入っていますね。
既に今回の見直しを織り込んでいるかの様な株価の動きですね。

ソシオネクスト 週足

今回は、PEGの計算を取り上げてみました。PERとか日々変化していきますので、数値は2024/04/08時点のものです。
参考程度に留めて下さい。

又、このニュースが出たため、本日は株価高騰していますね。

ソシオネクスト5分足。08は、2024/04/08前場の引けまで

以下に引用先を載せておきます。

株探からのニュースも参考に載せておきます。
ラピダス期待もあるみたいですね。。

ソシオネクスが大幅高で新値圏を快走、最先端半導体分野での活躍余地に再脚光
 ソシオネクスト<6526>が大幅高、7%高で4900円台半ばまで上値を伸ばし、新値圏を快走している。前週末に日経平均が波乱安に見舞われた際にも、同社株は朝方こそ大きく下値を探る展開を強いられたが、後場は一貫して戻り足となり、大引けは69円安と小幅な下げにとどめる底堅さをみせていた。きょうは(2024/04/08)、改めて上値指向の強さをみせつけている。顧客のニーズに対応して設計したカスタムSoCをファブレス形態で供給しており、半導体設計分野で国内では群を抜いた存在。最先端半導体である2ナノ品の量産を計画する日の丸半導体会社ラピダスは、半導体の性能向上において新技術であるチップレット(個別チップを組み合わせて一つの半導体チップを完成させる手法)に照準を合わせている。ソシオネクスはこのチップレットの普及で重要なカギを握るキーカンパニー。足もとの業績も好調で、24年3月期営業利益は前の期比45%増の315億円を見込むが一段の増額も視野に入る。

株探より


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?