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私の株式選別方法ー”【三橋貴明】ついに統計詐欺に手を染めた財務省” を読んで+高橋洋一氏の見解追加

2024/05/01  新経世済民新聞という記事にて、三橋貴明氏による「ついに統計詐欺に手を染めた財務省」という記事を読みました。
今回ポイントだけ紹介しますので、気になった方は記事のリンク先を見て下さい。
では、内容を見ていきましょう。

…当たり前ですが、
「政府の債務残高と実質GDP成長率」
について解説したいならば、
X軸に「政府の債務残高」、
Y軸に「実質GDP成長率」を
持ってこなければなりません。
ところが、財務省は
何とX軸に
「政府の債務対GDP比率」を
持ってきた
のです。
当たり前ですが、
日本は過去四半世紀のデフレにより、
GDPが成長していない。
政府の債務対GDP比率は
上昇して当然です。
完全にナンセンスな
「政府の債務対GDP比率」を
X軸に持ってきた結果、
財政制度等審議会の
以下の右側のグラフになる。

新経世済民新聞より
新経世済民新聞より

いや、ちょっと待て!
「政府の債務残高と実質GDP成長率」を
見せたいならば、
X軸には「政府の債務残高」を
持ってこなければならないでしょう。
というわけで、
正しい
「政府の債務残高と実質GDP成長率」を
グラフ化しました。

新経世済民新聞より


新経世済民新聞より

※OECD諸国のデータ。
トルコ、コスタリカ、コロンビアは
データが不十分であるため省いた。
財政制度等審議会の図では、
実質GDP成長率と政府の債務残高
「対GDP比率」が
負の相関関係にあるように見えます。
あるいは、何の相関関係もない、と。
ところが、正しくX軸に
政府の債務残高を持ってくると、
実質GDP成長率と
「正の相関関係」がある
という事実が
わかるのです。
しかも、OECD諸国の中には、
オーストラリア
(対2007年比で9.54倍)、
チリ(7.37倍)など、
日本とは比較にならないほど
政府債務を増やした国がゴロゴロある。
というか、日本よりも
政府債務残高を増やしていないのは、
スイス、スウェーデン、ノルウェーの
三カ国しかありません。
ついでに、日本よりも
実質GDP成長率(平均)が低いのは、
イタリアとギリシャのみです。
日本は
十分に政府の財政支出を
拡大しなかったからこそ、
経済成長しなかった。
これが、事実です

それにもかかわらず、
財務省は、
「政府の財政支出は経済成長に貢献しない」
を広めるべく、
ついに詐欺統計にまで
手を出してしまった

新経世済民新聞より

いかがでしょうか?
正直、衝撃的すぎて言葉を失いましたが、
少なくとも財務省が財政支出を増やしたくないため詐欺統計にまで手を出したのは事実のようです。

これを読んで皆さんはどう感じましたでしょうか?

以下引用先

youtubeにも関連動画がありましたので、参考に載せておきます。

2024/05/16追加情報です。
高橋洋一氏が上記の財務省のグラフについて異議を唱えていました。
発言を簡単にまとめると、政府債務だけでなく、政府資産(日銀等子会社の資産)も考慮して、GDPで割る必要があるということで、その結果がいかになります。

高橋洋一氏 下記動画スクリーンショット

上記から、日本の政府債務と資産の合計(Net Liability)をGDPで割った場合、日本はほぼ0の横軸のところに位置しているため、各国と比較して平均的な位置の為、何の問題もないということでした。
(しかも借金が多い方(横軸マイナス方向)が実質成長率が高いですね。。。)
財務省の嘘は巧妙です。。

以下引用先



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