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勝手に相談回答〜お悩み相談オジサン①〜

今回はお悩み相談オジサン(@taichinakajcon)宛に寄せられた相談に勝手に回答する。
ご本人の回答も記事後半に掲載する。

相談内容

勝手に回答

ご相談ありがとうございます。
自分にとっての苦痛を楽にする方法はひとつだけです。
ズバリ苦痛を習慣化することです。
単語だけで見ると、なにか修行のような響きが感じられますがそうではありません。

習慣化のメカニズムについて解説していきましょう。
習慣化は、まず知ることから始まります。
あなたは最初友達をたくさん作ったり、人に好かれたり好きになる方法として「挨拶をすること」「陽気でいること」「話を聞くこと」が重要であることを知らなかったはずです。
ただ、プロおごさんからその情報を得て、無知から知っている状態へと変化したわけです。

知の次のフェーズは行動です。
どれだけ知識を得てもそれを実行しなければ意味がありません。
実際、あなたも挨拶をし、陽気でいて、話を聞くことでたくさんの人との繋がりを実感したはずです。

では、行動の次の段階はなんでしょうか?
習慣化ではありません。習慣化はさらに次のフェーズです。
行動と習慣化の間にあるもの、それは継続です。
知識を得て一度行動したら、それを繰り返すのです。意識しなくても自然とやっているようになるまで、ずっと繰り返すのです。
行動を継続していると、無意識にその行動ができるようになります。むしろ、それをしないとスッキリしなくなるのです。その状態が習慣化なのです。

ここまで読んで気づいたことがあるかもしれません。
あなたは相談文の中でこんなことを言っていました。

多分、心からいい人ってそれに苦痛を感じないとか当たり前にやってる人なんだろうなと感じました

これは正確には間違いです。
いま、誰かがあなたができていないことを当たり前にやっているのは、その人がすでにその行動を習慣化しているからなのです。やらないと気持ち悪くなるくらい繰り返しその行動をやった結果、それをやるのが当たり前になっているだけなのです。

さて、あなたはいま習慣化においてどのフェーズにいるのでしょうか。
知識を得て行動をしてある程度実感を持っているなら、まさに継続の過渡期にいるのではないでしょうか。
ただ、まだ苦痛を感じるなら習慣化には至っていないはずです。
どうすれば良いかは簡単です。苦痛を感じなくなるまで繰り返せば良いのです。しないと気持ちが悪くなるようになるまで。
例えば歯磨きをイメージしてみたら良いかもしれません。幼い頃は歯を磨くのは苦痛だったかもしれません。ただ、毎日歯磨きを繰り返してきた今では歯を磨かずにベッドに入ることは考えられないでしょう。
歯磨きのように毎日挨拶しましょう。陽気でいましょう。人の話を聞きましょう。今はまだ、誰か別の人格を演じているようで苦痛がともなうかもしれません。
でも、いつか必ずそうでなくては気持ちが悪くなる日が来るはずです。
いま演じている人格が本当の正確になる日が来るはずです。

本当の回答

挨拶して、陽気でいて、ひとの話を聞くようにしたら友達は増えた。でも、なんとなくしんどいどうしたらいい?」という問題ね。 そうそう。それで全然いいんだよ!あなたは人間関係を「夏休みの宿題」だと考えたほうがいい。どういうことかというと、、、 夏休みの宿題って、めんどくさいよね。そりゃあ大変だし、全然やりたくない。でも、やんなくちゃいけない。というか、やんないと後でじぶんが困るんだ。 そして、ひとはついつい「後回し」にしてしまうよね。そして「夏休みの最終週」で、たいてい地獄をみるんだ。 「ああ、こんなことになるなら、ちゃんと計画をたてて、コツコツとやっておくべきだった、、、」って思うよね。そう。毎年のように。。。 人生というのは、ものすごく長い夏休みなんだよ。そして、いまはその中盤に差し掛かってきている。ここからは早いよ。あっという間に終わりに近づく。 さて、夏休みの中盤。あなたは「これまでサボってきた宿題」に呆然としている。そして、どうにか手をつけはじめた。えらいよ。 そして、「こんなに大変なのか・・・」と思っている。そりゃあ、そうだよ。これまでサボってきたんだから。 でもね、やっていくしかないんだ。いつかはラクになる。いまはまだ「習慣」ができてない。勉強の「やりかた」も不安定だ。一緒にやる「仲間」もいない。 うまくいかないと、いちいち不貞腐れたりもしてしまうよね。でも、ちょっとずつ良くなる。かならず、ラクになっていくよ。 そのうち「習慣」が身に付く。「やりかた」もわかってくる。すると、だんだん「仲間」ができてくる。 そうしたら、あなたは今よりずっとラクに、そして楽しく、より自然にコミニュケーションができているよ。 大丈夫。あとは続けるだけさ。じきに慣れる。

本当の回答のここがすごい

  • 冒頭で質問の内容を要約している

  • まず肯定している。質問者はまず安心して回答を読み進められる

  • そこで「夏休みの宿題」というわかりやすい比喩を使って読者を惹きつけている

  • 要所要所で回答者を褒めている。特に行動を起こしたことについて、明確に褒めている

  • 共感も欠かさない。挫折してしまっている現状もしょうがないと承認してあげている。その上で継続することで状況が改善することを示唆している

  • ロジックよりも声がけというか背中を押してあげているようなイメージ。とにかく相談者に寄り添っている。最後はアニキっぽい


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