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知的情報空間研究室(松井研究室)2024年運営方針

東京電機大学知的情報空間研究室を運営している松井です。
この記事は、2024年6月現時点で知的情報空間研究室の運営方針や実際に実践していることを、松井がまとめたものです。
情報システム工学科は現在研究室配属について考える時期となりますので、当研究室に配属を希望する学生さんには一度目を通していただければ幸いです。

目次

  1. 知的情報空間研究室

  2. 研究室に配属されたら

  3. 研究テーマの決定方法

  4. 研究室での滞在

  5. 就職先

  6. 最後に

知的情報空間研究室

現在研究室では修士課程学生が5名、学部4年生が10名、学部3年生が1名の計16名の学生が所属しています(2024年6月9日)。ここには当研究室の研究テーマがわかるリンクを置きました。

研究室に配属されたら

当研究室は、B3で配属後は情報システム工学実験Ⅱの授業にて研究への取り組み方法、テーマの決定を支援するハンズオン等の実施、発表を行います。2024年は以下の内容を予定しています(変更可能性があり)。

  1. 研究への取り組み方法:論文を探す、読む、書くための研究の実施方法

  2. IoTデータを用いた行動変容手法:IoTデバイスからのデータ収集方法、取り込み方法、活用方法、検証方法

  3. 開発・発表:1、2を踏まえて自身で小さなプロトタイプを開発し、その内容をプレゼンしてもらいます

研究テーマの決定方法

上記の授業を踏まえ、各卒業論文につながる研究テーマを決定します。弊研究室では修士への進学をお勧めしていますので、この時点で修士論文につながるテーマが見つかると、3年間集中して取り組むことができます。

研究テーマの見つけ方は大変難しく、自身の興味がどこにあるのかを考えつつ、既存もしくは新規のテーマから取り組む必要があります。以下の慶應義塾大学理工学部杉浦研究室のnoteの記述の一部を示します。このように研究テーマの決定方法は難しく、簡単に決められないということが多いです。

研究として成立するテーマを考えるのは、そんなに簡単なことではなく、分野に関する深い知識やさらにタイミングや運なども関係しています。これが決まらないことで、ずるずると研究に着手できなくなってしまい、仕舞には研究自体が嫌いになってしまうことがあります。

https://note.com/lclab/n/nc13da29d20e1?magazine_key=m9107d5dd4536


当研究室では、松井自身や先輩の研究テーマの引継ぎにより、さらにブラッシュアップした研究成果を出しているケースが近年多く、一定の効果が出ています。現時点で研究テーマが思いつかない、という方でも弊研究室の大きなテーマに興味があり、かつ意欲があれば良い成果が出せると考えています。

研究室での滞在

よくある質問として「コアタイムはありますか?」がありますが、弊研究室では設けていません。しかしながら、現時点で弊研究室の課題は研究室の利用の少なさであるため、「平日の日中に研究室で研究をする」ということを負担に感じず、研究に取り組める生活が送れることでスムーズな研究体制が取れることが重要だと考えています。
そのため、授業日、ミーティング日以外の平日にも積極的に研究室にきて活動できる人を歓迎したいと思います。ただし、現状のメンバーの全員が積極的に研究室に通っているわけではないため、研究環境を整えることで、研究室メンバーが良い環境過ごせるように試行錯誤しています。

就職

これまでの研究室OB、OGの就職先を以下に示します。

日本電気株式会社、富士通株式会社、富士通Japan株式会社、三菱電機株式会社、株式会社WOWOW、日本アイ・ビー・エム株式会社、Chatwork株式会社

その他、様々な企業でご活躍中です。修士課程に進まれた方には大学推薦を積極的に活用いただくことを推奨しています。自身の研究がある程度定まり、それを将来につなげていこうと考えると修士進学は人生において貴重な2年間になります。就職の選択肢の中に一度大学院進学を考えていただくことを推奨しています。

最後に

最後まで読んでくださりありがとうございます。研究室配属について、弊研究室に対する期待値と、弊研究室の実態に乖離があると、ネガティブな作用を生んでしまうことがあります。私たちは皆さんが健やかに生活、勉学に励まれることはもちろん、本大学、本学科、研究科に進学されたことで、人生がより良いものになること願っています。そのため、ネガティブな作用をもらたしてしまうことは意図と大きく外れた結果になってしまいます。ぜひ、本研究室について理解していただき、皆さんの希望と合うことがあれば、希望研究室のひとつに選択していただければ嬉しいです。

参考note


研究に関わる全てのご協力者さま方、何より研究に取り組んでいる学生、研究者の方々に♡をいただければ嬉しいです。