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きちんと大切にできるものを手にする
これまでは、本当に欲しいものがあっても、価格が少し高いと感じると、それとできるだけ似た安いもの=代替品Aを探して購入してきた。
しかし、なんだかちょっと違うという違和感は残り、本当に欲しいものにもっと近いもの=代替品Bがないかどうかを探すことになった。
そして、本当に欲しいものにもっと近いもの=代替品Bを見つければ、それを購入し、前回購入した代替品Aはお蔵入りすることになる。
さらに、本当に欲しいものにより近いもの=代替品Cを見つければ、それを購入し、前回購入した代替品Bはお蔵入りすることになる。
なんということだろう。
誰かによって、大切につくられた商品は、私によって大切につくられた商品から代替品Aや代替品Bにされ、挙げ句の果てに、必要のないものにされてしまうことになった。
何しているのだろう…。
そういえば、なぜこんなことを考えるようになったのだろう。
そうだ!! 数学の「極限」の話を聞いたからだ!!
極限とは、○○に限りなく近づくという意味
代替品AもBもCも。そして、…代替品Zであっても。
本当に欲しいものにどんなに限りなく近づいても”そのもの”ではない。
また、私が代替品として購入したAもBもCも、それはそのものであって、本来私が欲しいものの代替品ではない。
だから、きちんと大切にできるもの、これだ!というものをきちんと手にしたい。
「代替品」を手にするのはやめようと心に決めた。
そのように心がけるようになって、無駄な消費をしなくなった。
ものを大切にするようになった。
それをつくってくれた「誰か」に心から感謝できるようになった。
数学の「極限」のお話が、ものを大切にする話につながった。
今日も気づきをありがとうございます。
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