「志望」が形作られるまでには道のりがある。③
なぜ、その「想い」を持ち続けてきたのだろう…
「志望」について問うと、”今この瞬間に何らかの想いを見いだしました!”という奇跡的な状況に出会うことなどほとんどない。
問われた今この瞬間よりも過去に生じた「想い」について話す。
そうであるならば、その想いが生じた瞬間から、問われた今まで、ある一定の期間その想いを持ち続けてきたことになる。
紆余曲折もありながら。
なぜだろうか?
どうして、浮かんだその想いを今という瞬間まで、忘れずに大切に持ち続けてきたのだろう?
想いを抱いた瞬間から問われた今までの期間が長ければ長いほど、その想いを持ち続けてきたのはなぜか問いたくなる。
このように問うと、「えっ!?」という表情になる。
そのようなことを問われたことがないからだろう。
想いがあるのだから、それ以上考えることも問うこともなかったのだろう。
しかし、その想いとはあくまでも過去のその瞬間のものであって、今この瞬間のものではない。
そして、問われた先に悩み、思い出しながら言葉は紡がれていく。
それは…
○○ということがあったけど、やっぱりその想いを手放しきれなかった…
□□ということがあって、その想いをより強く感じるように…etc
点が線につながっていく
これでもまだ、「志望」には到達しない。
だから、志望が形作られるには道のりがある。
次回へつづく。
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