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satomigoro
「志望」が形作られるまでには道のりがある。①
この時期になると面接練習を行うことが数多くある。
その中で、形式的な対応ばかりに意識がいって、大切なことを見失っていると感じるときがある。
私が思う「意識すべきこと」をメモしておこうと思う。
生まれてすぐにその大学・学部・学科を志望することはないでしょう?
練習に入る前に、あれこれとインタビューをする。
いつから志望するようになったのか?
生まれてすぐにその大学を志望した訳ではないでしょうから。
そうすると、このように話し始めることが多くある。
「オープンキャンパスに参加して○○について興味を持ったから…」など
でも、これは「きっかけ」であって「志望」ではない。
志望とは、自分はこうなりたい、こうしたいと望むこと
○○について興味を持ったことは、こうなりたいことでもないし、こうしたいと望むことでもない。
興味をもった瞬間は点であって、線ではない。
だから、きっかけなのだろう。
しかし、そのきっかけは、線につながる点だといえる。
なぜ、その瞬間にその事に興味を持ったのだろう…
その背景に何があったのだろう…
その瞬間以来、どうしてその想いを持ち続けているのだろう…
「生まれてすぐ」にそのことに興味を持っていないのであれば、いつからか興味を持った瞬間があるはずで、しかもそれを今興味をもっていると話すまで、その興味を持ち続けている。
点を境にして、確かに何かに変化した自分がいる。
そして、その想いに対して疑問を持ったり、自分なりの納得にたどり着いたりをくり返しながら、今に至る自分がいる。
その一連の物語が、「志望」を見いだす材料となる。
だから、志望が形作られるまでには道のりがある。
次回へつづく。
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