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#39 夜の生活を断った値段

自分の心と体を大事にするために、夜の夫婦生活を断った結果、正之が私の浮気を疑いだし、執拗に追及しだしたことをは前回書きました。


もう一つの大きな変化はというと。


思い出しても最低だなと思うのだけど。


風俗に行くお金を要求されたのです。というか、それまでも拒むならお金を払えと、ずっと脅されてきたんですけどね。


女性が拒む時、本当にあなたには原因はないですか?自分を振り返ってみなくていいですか?と聞きたいもんやけど。


で、実際にいくら払ったかというと。


毎月六万円。

風俗一回二万円×月に三回くらいということらしいです。


正之は、実際には風俗に行っていないと思う。(何故なら毎日定時に帰宅してきたから。私を監視するためにね。)


風俗いくぞ、金払えと脅したら、妻が積極的になるだろう、自分にひれ伏すだろうと考えていたと、ある時話していました。


どこの世界に脅されて、積極的になったり、幸せ感じたり、気持ちよくなったりする人がいるんだろうか。


結局、私は六万円を5ヶ月間払いました。

お金を払えば、触られないなら、それでいいかも。家族としてだけ生きればいいかも。と、考えた時期もありました。

実際にそう提案もしました。


でも、お金が欲しかった訳ではない正之は、そのお金で色んな物を買いながらも、私の浮気を疑うことに囚われて、日に日におかしくなっていきました。


私も私で、お金を払っているのに、あれこれ要求してくる夫に(夜中でも、寝ていても、話し合いを要求されたりとか)、何故その要求にこたえなくてはいけないのかと冷たい気持ちがどんどん膨らんでいきました。


結局、私に触らないでくださいと伝えてから半年で、正之は私と子どもたちの住む家を出ていったなぁ。


私にとって苦痛でしかなかったセックスは、正之にとっては最後の絆のようなものだったのでしょうか。

それにしても、あの時期の正之の異常さは、気味が悪く、このまま私は殺されはしないかと思うくらい。

実際にお前を殺して、俺も死ぬと言ってくる日もあったなぁ。

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