マガジンのカバー画像

よりどりインドネシア第165号(2024年5月8日発行)

5
ジャカルタ特別州法/ロンボクだより(隣家の泣き声)/ラサ・サヤン(心の友)/五月の詩/映画往復書簡(グレン・フレッドリー)
メンバーシップなら月2回・825円(本マガジンならば450円×2回)でかつ過去記事をすべてお読みい…
¥450
運営しているクリエイター

#インドネシア文学

[2024/05/08] 五月の詩(太田りべか)

~『よりどりインドネシア』第165号(2024年5月8日発行)所収~ 1998年の5月、どこにいた? どこでなにをしていた? インタン・パラマディタ(Intan Paramaditha)の長編小説 “gentayangan: pilih sendiri petualangan sepatu merahmu”(『彷徨 ― あなたが選ぶ赤い靴の冒険』)の中で、何度も投げかけられる問いだ。 ここまで書いたところで朗報が届いた。2023年12月に国際交流基金が開催した文芸プロジ