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よりどりインドネシア第168号(2024年6月22日発行)

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ムンタワイ島のシケレイ/ウォノソボライフ(生活のドレスコード)/ジャカルタ寸景(小さな「分銅」コーヒー豆店)/映画往復書簡(ハートウォーミングな家族ドラマ『マツの木の家族』)/続…
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記事一覧

[2024/06/22] ラサ・サヤン(55)~シケレイ~(石川礼子)

~『よりどりインドネシア第168号』(2024年6月22日発行)所収~ 西スマトラ州・ムンタワイ諸島遠藤周作著の『沈黙』が2016年に著名な映画監督、マーティン・スコセッシの下、映画化されました。英題は “Silence” です。その映画に感化されたジャカルタのカトリック日本語教会が2018年に企画した「隠れキリシタンの痕跡を訪ねる」ツアーに縁あって参加しました。参加者は25名くらいでしたが、そのなかで親しくなったリアさんという女性が「ムンタワイ&ニアス・ツアー」を企画し、

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[2024/06/22] ウォノソボライフ(75):生活のドレスコード~老若男女のファッションから~(神道有子)

~『よりどりインドネシア』第168号(2024年6月22日発行)所収~ 今年も無事に年度末を迎え、あちこちで卒業セレモニーのために綺麗に着飾った学生さんたちを見る季節となりました。進級する児童生徒は成績表を受け取り、約1ヵ月ほどの長期休みに入ります。少し前からサラサラした乾季の空気が定着し、朝晩は冷え込む涼しい季節になりつつあります。過ごしやすい休暇の季節です。 インドネシアの卒業式では、欧米で使われるような長いガウンにつばの四角いキャップが着用されます。トガ服(baju

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[2024/06/22] ジャカルタ寸景(11):小さな市場の小さな「分銅」コーヒー豆店(横山裕一)

~『よりどりインドネシア』第168号(2024年6月22日発行)所収~ ブロックMの片隅で日本食レストランなどが集まり、在留邦人からもブロックMとして知られる、南ジャカルタのムラワイ地区。この一角に気をつけていないと通り過ぎてしまうほど小さな伝統市場がある。宝飾店と日本居酒屋の間にポッカリと空いたような入口には薬屋と雑貨屋の店が両脇にあり、その奥が鰻の寝床のように広がっていて、野菜や肉、魚など日常の食材が販売されている。 その入口の雑貨屋の奥隣に、1メートル半四方ほどしか

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[2024/06/22] 往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第83信:理想の家族を求めて~予定調和で終わるハートウォーミングな家族ドラマ『マツの木の家族』~(轟英明)

~『よりどりインドネシア』第168号(2024年6月22日発行)所収~ 横山裕一様 6月に入り日本ではしとしと雨の季節のはずでしたが、あまり雨が降らず梅雨入り宣言もないという、何ともはっきりしない天気が続いています。今年も7月から8月にかけて猛暑が予想されているようですが、幸い最近は暑くもなく寒くもない、非常に過ごしやすい毎日です。 さて、前回私が取り上げた幾つかの作品に横山さんからのコメントが入りましたので、まずは私からの再コメントを返しておきましょう。 横山さんは

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[2024/06/22] 続・インドネシア政経ウォッチ再掲(第66~69回)(松井和久)

~『よりどりインドネシア』第168号(2024年6月22日発行)所収~ 筆者(松井和久)は、2021年6月より、NNA ASIAのインドネシア版に月2回(第1・3火曜日)に『続・インドネシア政経ウォッチ』を連載中です。800字程度の短い読み物として執筆しています。 NNAとの契約では、掲載後1ヵ月以降に転載可能となっています。すでに読まれた方もいらっしゃるかと思いますが、過去記事のインデックスとしても使えると思いますので、ご活用ください。 第66回(2024年2月20日