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「頑張る」というセリフに覚える違和感の正体

僕は若い頃、「頑張って!」と言われるのが大嫌いでした。部活やバイトや仕事などで色々な人に散々言われましたが、「もうすでに何もできないくらい頑張っているのに、一体これ以上何をしろって言うんだよ!」っと叫び出したいような衝動に駆られたものです。

僕はこの言葉、今でもあまり好きな台詞ではありません。その後自分なりに頑張ってきて、「確かに頑張るのって大切だな」とは実感しているのですが、それでもどうも好きになれないのです。

なぜ僕がこの言葉をあまり好きでない理由、それは「頑張る」とは具体的に何をどうするのか全く判然としないからです。すでに1日14時間働いている人に「頑張れ!」って言う人は、一体何を期待しているのでしょうか? 

「頑張って」とは具体的に何を期待して発するセリフなのか?

なおこの「頑張れ!」と言うセリフ、多くの日本人が他人に対してだけでなく、自分自身に対しても頻繁に発する言葉です。つい先日もサッカーの浅野拓磨選手がTwitterでこんなことを呟いていました。

この心情はとってもよくわかるのですが、何かちょっと附に落ちません。日本のサッカーがなかなか強くならないのは、本当に「頑張る」と解決する問題なのでしょうか? これまでの日本代表の選手たちだって、おそらくものすごく頑張ってきたと思うのですね。しかし残念ながら、現実として日本のサッカーはさほど強くなってはいません。

また頑張っているという意味では、その辺のパン屋さんや本屋さんだってものすごく頑張って働いているはずですが、それでも大きくは伸びないものです。

どうして日本人はみんなこれほどまでに頑張り屋さんなのに、なかなか具体的な成果を生み出せないのでしょうか? 一体どうすれば、頑張りに見合った成果を生み出せるようになるのでしょうか? 今日はその辺りを考えてみました。

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