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名言や格言って実は害しかないんじゃないの?

世の中にはロクになんの経験もないのに、何やら分かったふうな御託を並べている人がたくさんいます。何処かの誰かが語った名言格言を引用しているだけの話なのですが、まるで何かを成し遂げたような口ぶりで自信満々に語っています。

ところがそういう人ってSNSでは饒舌なのに、実態は今ひとつよくわかりません。何やら霧の中なのです。けれどもSNSだけを読んでいると、物凄くてつもない人から、大変有意義なお話を伺っているかのような気分にさせられます。

こういった人たちがまるっきりの嘘八百を並べてるのかと言うと、別にそんなことはありません。ちゃんとそれなりにためになることを言っていたりします。なので、そういう人をフォローしたりアドバイスを伺ったりすると、自分の人生にとってプラスになるような気がします。

ですが、SNSで流れてきたチョットためになりそうな名言や格言が実生活で役立つことなんてことはほとんどありません。これはたとえ、本物の人が言っていたとしても同じことです。格言が名言が本当に役に立つのなら、今頃世の中は誰もかれもが大成功し、公明正大で人情にあふれた人ばかりになっているはずですが、そんな気配すらありません。

残念ながらほとんどの人は、名言を知ったからと言って正しく振る舞えるほど賢くもなければ、格言を覚えていられるほど記憶力がいいわけでもありません。僕も一応名言や格言の類を少しは知っていますが、そんなものを知っていたからと言って何かの役になったことなど一度もありません。実際に大失敗してから「後悔先立たず」ということわざを思い出したり、誰かと仲違いしてから「同床異夢」なんて言葉を思い出して、ほとほと自分の愚かさに嫌気が差しています。

そんなわけで今日は、名言や格言やことわざの類が実際に役立つことがあるのか、あるとしたら、どんなふうにすると実際に役立てられるのかを考えてみたいと思います。

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