スマホとAIが紡ぎ出す未来
最近、iPhone16が発表になりました。
今回の売りはAIによるパーソナルアシスタント機能、Apple Intelligenceと、それを実現するた目に実装された、iPhone上で「推論処理」を行うニュートラルエンジン(Neural Engine)のアップデートですです。
ローカル環境での推論
AIは、「学習」と「推論」の2つフェーズから成り立っています。学習はAIにデータを与え、予測やコンテンツの生成を行う推論モデルを構築するプロセスを指します。
推論は、学習フェーズで構築したAIモデルを実際に使うプロセスです。AIに生成指示を行うための命令(プロンプト)や画像などの新たなデータを与え、それに応じた結果(文章、画像、プログラムコード、映像、音楽など)を出力させるChatGPTなどでお馴染みのプロセスが、推論です。
iPhone 16の画期的なところは、この推論をiPhone上で行うことなんですね。そしてこれ、今後のテクノロジーの進化の方向を示唆する製品だと思うのです。
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