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男の生きづらさを解消する方法

昨今、「男の生きづらさ」がよく話題になります。実際、男として生きていくということはなかなかしんどいことです。生涯を競争に塗れて過ごすしかありませんし、敗者の側に回ればプライドも尊厳もありゃしません。どの国でも男の自殺率は女性のそれよりも遥かに高く、引きこもりも男性の方が女性よりもずっと多いですが、男として敗者の側に回ってしまうというのはそういうことです。

「男だって弱音を吐いていい」「周囲に助けを求めるべきだ」そんな言説をしばしば目にしますが、現実にはほとんど機能しないアドバイスです。男というのは助けを求めて白旗を掲げた時点で、競争から除外されるのです。ぶっちゃけ、男というのは弱い男が嫌いです。弱い男とつるみたい男はあまり存在しません。男社会というのは上に立ったものが強い影響力を持つ社会なので、弱い男とつるんでも得るものが全くないからです。だから弱音なんか吐いていると、戦いを放棄した敗者と見做され、同類として扱われなくなるのです。

「そんな無茶な」と思うかもしれませんが、人間の遺伝子は猿やチンパンジーとほとんど変わりません。強い者が頂点に立ち、権力も獲物もメスもすべて独り占めにする。これが男社会のメカニズムです。ですから男社会が競争社会なのは致し方ありません。これを止めろというのは、男であること、いや、人間であることを止めろというくらい自然に反したことなのです。

弱い男は死ぬしかないのか?

だからどこかで心が折れてしまうと、男は着々と死に追いやられます。同じ男性ですら弱い男が好きではありませんし、女性だって見向きもしないからです。順調に結婚できるのは収入がまずまずな男だけ。これは厳然たる事実です。社会で一定の成功を収めるか、そうした資質を持つ若者だと思われて初めて、女性に振り向いてもらえるのです。

身体能力が優れない者、知性があまり高くない者、ルックスに恵まれない者。こうした人々はしょっぱなからハンデを背負っています。そしてそのハンデを背負ったまま、生涯競争を続けざるを得ないのが男という生き物なのです。

まったくくだらない話ですね。でも僕らのDNAにはそのような行動様式が刻まれているので、割とどうしようもありません。競争社会の中で助けを求めながら生きながらえるというのは、男性にとって現実的なオプションではないのです。現代社会が資本主義という競争制度で出来上がっている以上、この競争社会で勝者の側に回ることを目指していくしかないのです。

「そんなの無理ゲーだ!」そんな声が聞こえてきそうですね。でも僕は実はそうでもないと思うのです。そんなわけで今日は、男の生きづらさを解消する方法について考えてみました。

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