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資本主義が正常に機能しない日本で、僕らは何をすべきなのか?

資本主義ってとっても偉いです。

スマホやスマートウオッチが発明されたのも、それが地球上の人々の手に安価に行き渡ったのも、ファミレスやコンビニが24時間営業しているのも、すべて資本主義のお陰です。スマホの値段を高いと感じる人もいるでしょうが、現代の最も安価なスマホですら、80年代のスーパーコンピュータよりも高速なのです。1985年に今のスマートフォンを同様の機能を有するデバイスを作ろうとしたら、1台あたり3200万ドル(34億円)かかるだろうという試算がありますが、資本主義がもたらず苛烈な企業間の競争は、それをわずか数万円で全世界で販売することを可能にしてしまうのです。

資本主義には確かに様々な問題点がありますが、それでも僕は、20世紀後半の資本主義が高度に発達した日本に生まれてきて本当によかったと思っています。21世紀の貧乏人の方が、封建時代の殿様や貴族よりも確実にいい暮らしをしています。それもこれも、資本主義という制度のお陰と言ってもいいくらい、この社会制度は世の中を発展させたのです。

今の世界はデフォルトではない

豊かな時代が長く続くと、あたかも初めからデフォルトで豊かな社会が存在していたかのような錯覚に囚われがちです。しかし、それは現実ではありません。豊かな社会は個人から大企業に至るまでが、「お客様」と呼ばれる僕ら庶民たちに対して、魅力的なサービスや商品を提供しようと競争し続けたからこそ実現したのです。

しかし、そんな競争も、企業や個人がフェアな競争を繰り広げられる社会があってこそです。もしも健全な競争が妨げられるルールができてしまうと、社会は健やかに発達しなくなっていってしまうのです。ですからテクノロジーの発達に応じて、市場のルール、つまり法律や条例をアップデートして、常に健全な競争が行われるよう促していくことがとても大切なのです。

しかし、この市場原理もいつでもどの国でも機能してくれるとは限りません。ある国では賄賂がモノを言い、ある国では暴力がモノを言います。翻って日本は今どんな状況でしょうか? そこで僕らがすべきことは一体どんなことでしょうか?

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