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パイの奪い合いは誰も幸せにしない

これから起業しようかと思っている方、あるいは現在会社経営に携わっていいる方って、どうしても市場の奪い合いに目を奪われてしまいがちだと思うのですね。例えば「この市場はレッドオーションだから低価格で攻めよう」とか、「営業時間を伸ばして顧客の利便性を高めよう」とか、「立地条件のいいところに店舗を移そう」というような感じです。

コロナ発生以前のフィリピン留学って、まさしくこの典型だったのです。特に学生さんを対象にした格安校は信じられないくらいの過当競争を繰り広げていました。何しろパイの大きさは毎年たいして変わらないのに、後から後から学校ができてしまうのです。一時は300校くらいがひしめき合っていましたから、成功は並大抵ではありません。

授業の質はどこも大差ありませんから、やれることといえば、コストダウンか、有力エージェントにたくさんコミッションを払っての集客くらいです。まともに利益を上げていた学校は、おそらく数えるくらいしかなかったでしょう。

このような市場って、他にもたくさんあると思うのですね。例えば飲食店とか百円ショップとかって、超レッドオーションです。なので、どこも過酷な価格競争や長時間労働に陥っています。従業員はほとんど派遣かパートで、どこも限りなく低い時給で人を使っています。

そこでこの記事では、どうやると弱肉強食のパイの奪い合いから抜け出すことができるのかを考えてみたいと思います。

※この文章は単品で300円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

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