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引きこもりがここまで増えた原因とその対策を考えてみました

引きこもり対策をしないとやがて非常にマズいことになることは、2000年頃わかり切っていたことでした。しかし当時は結局何もしないまま先延ばしにして、気がついたらもう20年近い月日が流れてしまったのです。当時はまだ10代や20代の若者だった彼らも、今ではもう40代〜50代です。今や中高年の引きこもりの総数は61万人とも言われています。

そして現在、これら中高年引きこもりの親世代が、そろそろ介護を必要とする年齢にさしかかっています。この問題、80代を迎えた親が50代の子供の経済的な面倒を見ている状況にあることから「8050問題」と呼ばれています。そして親の方はそろそろ認知症を患ったり、要介護認定されたりといった状況なのです。ところが介護士を自宅に派遣することになっても、引きこもりの子供の方が嫌がって追い返してしまうなどして、かなり壮絶な状況が発生しつつあります。時折、親の遺体と共に暮らす中高年が逮捕されるなどしてネットを賑わせますが、あれがこの「8050問題」の行き着く先です。川崎殺傷事件の間接的な引き金は保護者だった叔父の終活だったという報道もありましたが、親の年金だけを頼りで生きてきた中高年の引きこもりが親の終活を目の当たりにして、ようやく現実を認識するようです。これからこの61万人全員が8050問題に直面していくのかと思うと、暗澹とした気持ちにならざるをえません。

そう。引きこもり問題は、ついにこれ以上先送りが不可能になってしまったのです。そこで今日は、引きこもり問題の解決方法について考えてみたいと思います。もう考える状況ではなくて実行に移す状況かとも思いますが、このメルマガ、意外な人が読んでいたりするので、大真面目に書いてみたいと思います。

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