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『開かれたWEB』の死と、閉じたアプリの普及が格差を広げます

みなさん、暇つぶしをしたいときや調べごとをしたいときに、どんなサイトを使っていますか?

僕の場合、ある時期までは圧倒的にGoogle 先生、つまり、開かれたWEBでの情報収集がメインの場だったのですね。2015年とかそのくらいまででしょうか? その頃は基本的になんでもGoogle 先生に聞いて調べていました。

でもそのあたりから少しずつ、Twitter や YouTube や FaceBook 内で検索することが増えていったのです。どのプラットフォームも情報量が爆発的に増えた上に、何がバズっているのかすぐに明確にわかるので、なんとなくこうしたプラットフォームに吸い寄せられていった感じです。

この他にも、開かれたWEBから、SNSのような閉じたプラットフォームへ移っていった理由はいくつもあったと思うのですね。最大の理由は、スマホやタブレットの普及だったような気がします。パソコンで調べごとをしているぶんにはそれなりにGoogle先生も使いますが、スマホを使う時間が伸びるに従って、それぞれのアプリ内で徘徊する時間が伸びていって、気がついたらいつの間にか、ブラウザをあまり使わなくなっていたのです。最近だと外食の時にはYELP アプリ、買い物ならAmazonアプリ、トレンドならTwitterって感じでアプリを使い分けています。ハウツー物やエンターテイメントならば圧倒的にYouTubeアプリでしょうか? 園芸から大工仕事からギターのテクニックまで、YouTubeには本当になんでも載っています。それから観たい番組はAmazon Prime か NetFlixですが、これらもそれぞれ独立したアプリになっています。音楽ならApple MusicかSpotify。コミュニケーションはLINEかSlack。本当に、ブラウザの出番は見事なくらいなくなってしまったのです。

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