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自分の人生の「自治権」を取り戻そう!


子供の頃、親や学校の先生たちに「ああせい、こうせい」と常に指示をされてばかりで嫌じゃありませんでしたか? 僕はとっても嫌でした。

なので、早く大人になりたいと思ったものです。大人になったら、自分の人生を好きなように生きられる... 漠然とそんなイメージを抱いていました。好きな時間に起きて、好きな仕事をして、好きなものを食べて、好きな時間に寝る。なんとなくふわふわとしたイメージです。

そして、それは割と早い時期に実現しました。大学生になったのと同時に親元を離れて一人暮らしを始めたところ、割と好きなように暮らせる体制が整ったのです。しかしそうは言ってもアメリカの大学に進学したので、課題に追われて睡眠を削って勉強する毎日でした。でも自分で進学を決めた大学で、取りたい教科を自分の意思で選んだ結果でしたから、さほど辛いとも思わなかったのですね。2年生からは部活やアルバイトなども始めて、さらに忙しくしました。毎日5時に起きて、運動と勉強とアルバイトに追われていましたが、充実した毎日でした。卒業と同時に自転車でヨーロッパを自転車で縦断する旅に出かけ、学生時代を締め括りました。今思い出しても、我が青春に悔いなしです。

卒業後日本に帰っくると、そこで待っていたのは再び「ああせい、こうせい」と人様に縛られる生活でした。当時は会社の寮に住んでいたのですが、そこも何やら意味不明なルールが多く、自分の人生を自分で決めることにすっかり慣れてしまった僕には、息苦しい空間でした。

そう。いつの間に僕は、また子供の時のように、他人の期待値や会社の意向に振り回されて生きる生活に戻っていたのです。結局は半年もしないうちに神経性の胃炎に悩まされるようになり、結局は3年足らずで辞めてしまったのですが、僕の就職を自分のことのように喜んでくれた親の顔がチラついて、なかなか退職に踏み切れなかったものです。

やがて僕はまた自分の人生を自分で決めていく生活に戻れたのですが、そこまでにたどり着くのに、なんと20年もの時間を要したのです。

そんなわけで今日は20年を振り返りつつ、「自分の人生の自治権を取り戻す」ということについて考えてみたいと思います。

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