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125年前の未来予測と、未来の金脈の見つけ方

先日ネットを徘徊していたら、パリ万博の前年の1899年に販売されたポストカードの紹介記事を見つけました。このポストカード、新世紀の幕開けを記念して100年後の未来、つまり、西暦2000年を予測したものだったのです。


美容室もオーダーメイド服の縫製も全自動。

空から消火活動する消防士。これは近い将来、ドローンで実現するかも?

勉強は頭に直接データ入力!

このほか、水中ゲートボールとかタツノオトシゴの乗馬(?)など、意味がわからなすぎるものもあります。

でも、中にはドンピシャなものもあるんですね。

自動掃除機。ルンバで実現しました。

飛行場。実物はかなり違った姿になりましたが、コンセプトは実現しました。

飛行機を使っての戦争。飛行機が発明される以前に、もうこんなことが予想されてたんですね。

ヘリコプターで偵察。

戦車。戦争系はよく当たるな……。

リモート操作で作業する農夫。これは半分くらいは実現しましたよね。

空を飛んで配達する郵便局員。現実はもっと先を行って電子メールになりました。

スピーチのテキスト変換。これもスマホで実現しました。

未来予測は難しいですね。

当たっているものが半分、大外れなものが半分、そして、近未来に実現しそうなものもありました。でも、 僕は、これらの未来予想図、結構いい線を行っていると思うのです。

でも、これらのポストカードが予想し得なかったことがあります。それは、こうしたテクノロジーがどんなふうに社会を変えていくかです。

具体的には、どんなビジネスが興され、何が儲かるのかです。これを当てるの、本当に難しいです。

鉄道が生まれたとき

鉄道が生まれた時に、それが大都市の開発に結びつくことや、駅前の土地がお金を生み出すだろうなんて、ほとんどの人を全く思いつきすらしませんでした。

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