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これからはモノでもコトでもなくて、多分エモです

「モノ消費からコト消費へ」なんて言われて始めて、もう数年が過ぎ去りました。実体経済もまさしくそういう感じになっており、すっかりモノが売れなくなってしまいました。ほとんどの人がユニクロと百円ショップと軽自動車で十分だと思っていて、庶民が大枚叩いて高価なものを買う時代はもうすっかり終わってしまいました。僕も2年ほど前に朝日Globeさんも次のような記事を書かせていただきましたが、モノ消費で満足する時代はどう考えてももう終わりです。

アメリカではショッピングモールがバタバタと潰れており、代わりにできるのはコーヒーショップとレストランばかりです。こんなに作って大丈夫かよ?と思うレベルなのですが、どこもそれなりに繁盛しているようです。また、旅行でお金を使う層もがっつりと増えており、アメリカの国内線の売り上げは過去最高です。そういえば、日本もインバウンドの観光客で潤っています。僕のアメリカ人やシンガポール人の友人たちもずいぶんたくさん日本に観光に出かけています。

しかし、最近はこのコト消費もそろそろ時代遅れなんじゃないか?と考えています。では次は何にシフトするというのかというと、気持ちを満たすための消費活動です。実はこれもうずいぶん前から感じていて、5年前にこんな電子書籍を出版しました。ただ内容が生煮えすぎたのか、時期尚早だったのか、ちっとも売れませんでしたw。

僕がこの本を書いたときに考えたこと、それは、もうモノでもコトの消費ですらなくて、僕らはただひたすら「自分のキモチ」を満たすためだけに消費活動をするようになるのだな、ということです。

そんなわけで今日は久しぶりに、このコト消費の次にくる「キモチを満たすための消費」について考えてみたいと思います。

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