見出し画像

6歳と初めてのデイキャンプ

栃木県下野市の「三王山ふれあい公園」で6歳の息子とデイキャンプをしてきました。

これまでも息子とはテントを張ったピクニックを何度もしていましたが、公園に遊びに行く延長線上というイメージで、ちゃんと「キャンプ」と意識しての実施は今回が初めてです。ゆくゆくはちゃんとしたいと思っていますが、今回は試しという意味合いも強く、短時間のデイキャンプを選択しました。
(↓1歳台後半から2人ピクニックはしてた)

まずは道具をそろえるところから。テントは持っていますが、息子とデイキャンプとなるとリビングスペースとしての日影が必要になるため、タープを購入しました。

DOD/いつかのタープ

悩んだのが火器。タープを注文したときに勢いで焚火台を買ってしまいそうになったのですが、一旦落ち着いて先にキャンプ場を調べてみると、三王山ふれあい公園で”焚火台貸し出し”付きのデイキャンププランがあるじゃないですか。サイズ等も含め、使ってみて買うかどうか考える方がいいなと思い、これを予約しました。ということで、火器は今回持ち込みなし。
※余談ですが、息子とのキャンプ以外にもソロキャンプもしてみたい欲があり、それも見据えて何の火器を買うか考えたいところです。

椅子、テーブル、レジャーシートはもともと使っていたものでOK。スプーンなどは100均で。調理器具はリユースショップでたまたま見つけた安いやつを試しに購入。

セットで1,000円!安すぎるので試し程度に…

クーラーボックスは持っているのですが、イベントにも使えそうな大きいやつでがさばるので、他でも使えそうなクーラーバックを購入。

クーラーバック(20L)/Coleman)

これで道具は揃いました(たぶん)。

キャンプ場は、先ほども書いた「三王山ふれあい公園」。公園自体は、2018年にできた当初からよく足を運んでおり、キャンプサイトがあるのが気になっていました。ネットから予約しようとすると、デイキャンプは焚火台レンタルセットしかなく、焚火台がついてくるのが標準なのかなと思っていたのですが、現地に行ってみたらサイトだけの予約も電話でできるようでした。初めてなので予約の常識もあまりわからないのですが、電話が一般的なんですかね?電話だと公園に直で予約。ネットだとキャンプ場予約サイトみたいなものを経由しているので、プランも一部しか出ていないし(逆に焚火台セットプランはHPに出ていない)、だいぶわかりにくかったです(一般サイトだと思ったらバンコンサイトだったし)。

大人1人、子ども1人、11時~16時の焚火台セットで3,500円。同じ時間で一般サイト予約は2,200円、他料金は以下の通りです。

三王山ふれあい公園キャンプ場料金表240522時点

他のキャンプ場を知らないので、これが比較的高いのか安いのかはよくわかりませんが、個人的な感覚では安いと思いました。11時~翌10時のちゃんとした?キャンプで6,600円。ちなみに電源もありました。

キャンプ実施日は水曜日。息子が午前中に通院の日で保育園をお休みしているので、その後に行くことにしていました。余談になってしまいますが、この月に約1回の通院が、とてもいい機会になっています。僕も強制的に仕事をシャットダウンし、午前中のできるだけ早い時間に病院の予約を取り、その後は息子とふたりで終日過ごしています。休日だと混んでいるところも平日なら空いていたりしますしね。

今回は10時に病院の予約だったので、病院に行く前にスーパーで買い出し。焼肉用のお肉とベーコン、マシュマロ、焼きそばを買いました。お菓子とご飯は家にあるものをもっていきます。11時前に病院が終わり、公園に到着したのは11時半ごろ。受付を済ませ(ここで、一般サイトではなくバンコンサイトだということを知り、差額550円を払って一般サイトに変更しました)、設営開始。

息子もやる気満々で、テーブルと椅子を得意げに準備していきます。僕は買ったばかりのタープを設営。タープ自体は何度か使ったことがあったのですが、久しぶりだし初めて使うものなので、若干不安ではありました(前日までにいろいろなサイトで設営方法を予習していました)。ただ、そんな不安は杞憂に終わり、20分ほどで設営完了です。

タープ横からの画

ロープの位置がだいぶ雑。この辺は回数を重ねて慣れるしかないですかね。ただ、少し強めの風が吹いても不安なく過ごすことができる程度にはちゃんと設営できました。

次にレンタルした焚火台をセット。これもすごく久しぶり。

レンタルしたスノーピークの焚火台

これで合ってるのか?と思いながら着火剤で火を起こして、焚火を開始します。ちなみに、レンタルのセットには焚火台だけではなく、着火剤、薪、網なども付属していました。これでサイト料金+1,300円だから、このレンタルプラン自体はだいぶ安いような気がしてきました。

肉を焼きます。写真には載っていませんが、その隣で安いクッカーを温めベーコンを炒めていました。

焚火焼肉の図

この焚火や調理に関しては完全に予習不足でした。火加減だったり、どの道具を使ってどう調理するべきなのかとか、すべて「何となくイケるだろう」くらいのイメージだけで来てしまったので、苦戦しました。一応そうなることも見越して、焼いて食べたりするモノは少量にしておいたので良かったです。この経験は次に活かしたいです。

ご飯を食べ終わったら少しのんびり。息子は公園の方で走り回ってはしゃいでいました。この日、キャンプサイトは僕たち以外誰もおらず、併設のドッグランは入れ替わりで人が入っていました。受付の人と話し込んでいる常連さんもたくさんいて、いい雰囲気。スタッフさんもみんないい人だったし。公園自体も平日真昼間だったので、人もまばらです。デイキャンプ、いいな。

息子が戻ってきたので、マシュマロタイムです。焚火にも少しずつ慣れ始めて、火を調整しながらマシュマロをじっくり炙ります(何度かマシュマロをメラさせてしまいましたが)。

焚火でマシュマロ

これがすごく良かったです。マシュマロがおいしかったのは言うまでもないのですが、主食にしたさっきの焼肉とかと違って、のんびりゆっくり作るのが楽しかった。息子は途中で火に近づくのが熱くて嫌になってしまったので、その後何度も僕が2人ぶんのマシュマロを炙っていました。何をするでもなく、焚火の具合を調整しながらマシュマロを炙る。他にどういうことができるのかわかりませんが、主食をガッツリ作るのではなく、ゆっくりじっくり作るのをメインにしてもいいのかもと思いました(発言も考えも素人丸出しで恥ずかしい)。

マシュマロが終わった後、息子はその辺をうろうろしたり、持ってきた本を読んだりしていました。その間僕は、ひたすら焚火の世話をしていました。「焚火は心を落ち着かせる」とかなんとか、よく聞いたことがあったのですが、これほんとですね。目が離せないし、自分の加減で変化するし、かといって手間がかかり過ぎるほどではない。他の何かが入り込む余地もあまりない。この時間が新鮮でとても良かったです。

途中、唐突に思い立ってタープの形状を変更しました。思いつきでイメージだけでやったのですが、何となく成功して良かったです(笑)。

片側を降ろしたバージョン

終了30分前ごろから片づけを開始。息子はすべてを手伝ってくれようとします。自分の子どもの頃の記憶があいまいなのですが、子どもってこんなにいろいろ手伝ってくれるのでしたっけ?僕はあんまり親の手伝いを積極的にしていた記憶がなく(笑)、普段から何でも「やりたい!」と言ってくる息子には感心してしまいます。

16時少し前に撤収完了し、レンタルしたものを受付で返却。その後、隣にある「ふれあい館」の入浴施設で汗と焚火のにおいを流し(大人300円、未就学児無料!)、帰宅しました。僕も息子も大満足の初デイキャンプでした。

11時半ごろ入って16時終了なので、4時間半ほど。これが思ったより短かったです。時間が過ぎるのが早かったというか、不思議な時間の流れ方をしていました。設営や撤去をしたり、焚火やマシュマロの時間を過ごしたり、普段の生活とはまったく違う活動だったからかもしれません。日常的に生活していればこんなに苦労をしたり、”無駄に”時間を流したりしない社会ですが、あえて自分ですべてをやる、やってみる、時間の流れを気にせず過ごすことができるのが、キャンプの醍醐味なんだと感じました(ランニングや登山などの趣味に通づるものを感じました)。

次回は「21時まで」や「宿泊」をやってみたいです。ただ、終日過ごすとなると食事2回分をどうするか考えなければならず、今回みたいなその場しのぎではなく、ちゃんと準備する必要がありそうです。それに宿泊がセットになれば、今回設営しなかったテントが必要だし(しかも、今持っているテントシングルウォールなので、それでいいのかというのもあるし)、寝袋なども必要になってきます。

短い時間でしたが、実際にやってみてだいぶイメージが掴めたので、ギアやキャンプ場、テクニックなどの情報を集めて近いうちにまた挑戦したいです。

余談。今回、写真を撮る以外に、カメラに3脚をつけてタープの設営などを動画で撮っていました。これを見返していたら、結構おもしろい。Youtubeなどをやるつもりはさらさらないのですが、撮りっぱなしももったいないので、何か考えたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?