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われわれに足りないのは情熱です。情熱と夢と希望と馬鹿が足りません。ぜひ映画を見てください。みて仲間になってください。一緒に世界に穴を穿つのです!!!園子温監督「エッシャー通りの赤いポスト」本日公開です!!!

本日から公開します。
園子温監督「エッシャー通りの赤いポスト」

ワークショップをしませんかと持ち掛けたのは僕で
だったら映画までやろうと言ってくれたのは園さん
で、出演しているのはうちのワークショップに参加した子たち。

ワークショップをはじめて16年になるけど、外部から見て、ワークショップってたぶん怪しい場所のように思われているかもだけど、なけなしの数万円を払ってくる子たちはみんな、ボッタクリちゃうの?とか恐怖もありながら、それでも「もしかして」と夢と希望をもってやってくる場所で、僕はいつも心の負担でした。三万円を握りしめてやってくる彼らの「何者かになりたい」という気持ちを実現できないのが。とくに、本当にキラキラした才能を持っている子たちについてはなおさらで、なんとかしたい。なんとかせねば。そんな気持ちでやってきていて、でもまだ足りない、まだあの子がくすぶってるのは僕のせいだ、なんて思ってしまって、本当に苦しい。

藤丸千からは2011年5月7日にはじめてメールをもらった。
藤田朋子さんからは2012年10月12日にはじめてメールをもらった。
モーガン茉愛羅からは2016年11月10日にはじめてメールをもらった。
小西貴大からは2017年3月2日にはじめてメールをもらった。

みんな、現状を何とか打破したくて僕にメールをくれたはずだ。彼女/彼らとの年月は、彼女/彼らを何ともできなかった僕の葛藤の年月だ。

そんな彼女ら/彼らとようやく映画を作ることができた。しかも、彼らの魅力を余すことなく映している映画だ。しかも、満島ひかりや吉高由里子を抜擢し世に放った園子温監督に撮ってもらった映画だ。

もちろん、だからと言って、この映画を機にドバっと彼女ら/彼らが売れていくのかはわからない。わからないが、「夢などかなわない現実」という強固な岩盤に小さな穴をあけた思いだ。

だから皆さん、力をお貸しください。この小さな穴を広げ、壁を突き破り、重苦しい現実を決壊させることが、あとちょっとで出来そうです。

「エッシャー通りの赤いポスト」、見に来てください。

われわれに足りないのは情熱です。情熱と希望と夢と馬鹿が足りません。ぜひ映画を見てください。みて仲間になってください。一緒に世界に穴を穿つのです!!!


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