見出し画像

心の家族を探す旅 天秤座編


天秤座のイメージ

天秤座は、12星座で7番目の星座です。春分点から始まった12星座の旅のちょうど半分、真反対に当たるのが秋分点のある天秤座です。一日の太陽の動きに例えると、牡羊座が日の出で天秤座は日の入りです。そのイメージで考えると、牡羊座で打ち出した自我のエネルギーではなく、自分を沈めて相手に合わせるエネルギーなのかもしれないなと思いました。

前の乙女座では個人的な完全性を求めました。ここではついに完成した個人として他人と接点を持ちます。ただし、1VS1ではなく範囲が広いです。多くの他人のなかから、これこそという対象をみつけるためにたくさん交流します。天秤座は鏡のサインと呼ばれますが、他人をみて自分との違いに気づくということなのだと思います。

天秤座は、形のバランスがよいかどうか、偏りなく、調和的であるかどうかが大事です。

そのもの全体で見た時のバランス(黄金比的なイメージ)が整うために必要な調整をします。偏りのないデザインです。T.P.Oに合わせます。

環境に合わせることになるので、その環境に馴染んだものとなりやすいのかもしれません。

パリスの審判のワンシーン。
パリスは最も美しい人を選ばなくてはならない。

牡羊座が種まきだとすると、乙女座で見えるように形になり(視覚)、天秤座では触れる(触覚)ようになります。個の輪郭を保ったまま他者と関わる外的要素が大事(形にこだわる)なのです。



シュタイナーの12感覚:「触覚」

エレメント:活動の風(貿易風・偏西風)モノや人を流通させる。

キーワード:「i balance」(私は均衡を保つ)

神話のイメージ:正義の女神アストレアが持っている黄金の天秤
        ヘファイストス(母親(ヘラ)だけで産まれた)・ヘラ
        アテナ(父親(ゼウス)だけで産まれた)
身体:  腎臓(体のなかの濾過機能)

カラー:エメラルド

天秤座は身体でいうと腎臓に対応しています。腎臓は身体の体液の循環をしてくれます。ホルモンバランスの調整もしてくれます。その肉体にとっての良きバランスを担ってくれているのだと思います。天秤座の「美しさ」とは万人が認める美しさです。形あるものの周りに漂う雰囲気みたいなものも含んでいる美しさなのではないかなと思っています。

腎臓は濾過機能もあるのですが、天秤座で当てはめて考えてみると、人間関係の体験を濾過していると言えます。いろんな人との出会いを繰り返し、濾過して、蠍座に向けて絞る対象を見つけているのかもしれません。

土サインが塊を作ると、この塊の内外を点検するのが風のサインになるのです。閉鎖された結果、外との交流を求めるのが天秤座という点では、土サインは閉鎖することそのものに関わり、風のサインはこの閉鎖の壁の内外で風が吹いたり、曲がったり、分岐したりするのです。

松村潔『ボディーアストロロジー』P175

シュタイナーの12感覚でいうと、天秤座は「触覚」です。何かに触れると跳ね返ってくる力です。=それはどこに自分が閉じ込められているかわかる。ということです。

幼少期(牡羊座の頃)、まだ自分という感覚が薄いので、自分の範囲がはっきりしません。しかし、乙女座で個人が完成され、天秤座になった時に、視覚と触覚がくっついて自分という中に閉じ込められていると気づきます。

目が見える人の場合、触覚は視覚に支配されています。そのため触覚を視覚から切り離す簡単な方法は目を閉じることです。

寝る前のことを想像してもらうと分かりやすいかと思います。人は起きているときは、どこまでが自分なのかはっきりしています。しかし、眠くなり目を閉じて眠りに入っていくと、身体の感覚は薄れていき、どこまでが自分かわからなくなります。それは触覚が広がっているということです。

天秤座のルーラーは金星です。金星の役割は「感じること」です。
この「感じる」ということは、言葉での説明が難しいことだと感じます。なぜなら、体感だからです。個人的には文字にするには限界があるように思います。感じることは、完全に内なることなんですよね。例えば、気持ちよい布団があったとして、見るという行為が乙女座の「視覚」だとしたら、それに触りたい!包まれたい!と思うのは「触覚」なんだと思います。さわって気持ちよくなりたいという金星的な欲求。想像する世界。乙女座は完全に意識の世界にいますが、次の蠍座は無意識の世界です。そこをつなぐ役割だとしたら、天秤座は前意識なのかもしれません。


夢コラージュ

1の夢記録

how(どうしたら?)はすぐわかるのに、why(なぜ?)は考えるのが苦手。 な人に教える教室をしている。
場所を特定していないもので、どこででもやる。呼ばれたらどこでも行く。息子と一緒。
生きにくくて困っている人を助ける。

「私も昔は苦手だったのよ。」と教室で言ってる。
「その感情は 感じて、感じて、感じ切ることが大事」と伝えている。


2の夢記録

宿舎みたい所で働いていて、大浴場の掃除してる。
今日はお風呂の イベントみたいのしている。ここは 入口が狭く、中は薄暗いけど、広い。

私が当番で残ってる。
この建物は、普段は入れない建築物(世界遺産的な建物)で、期間限定公開してる。 (イベントだから?)
あまり人が来ないと思っていたら、いっぱい人が来てしまいアワアワする。

外国人のグループも来てるし、 1人の人もくる。
観光にきてるっぽい女子のグループが来たけど、団体だったから、
「今日はもう入れないので明日来てくれたら入れるかも」と言うとと、
「せっかくきたのに、待ってもダメですか?」と言われ、仕方ないので、少し待って入れてあげる。

大浴場の中では、仲間が事前にいろいろ準備しててくれて、(その場に仲間はいない。)
タオルセットや冷たい飲み物がセルフで買えるようになっている。 (私は知らなかったので仲間に感謝する)

私は受付とお風呂の管理をしてればいいらしい。 入った人は、喜んで帰っていった。

お風呂場を整えて、次の人(グループ)を呼ぶ。

女子たちは、SNS用の写真とってる。

顔が濃い 肩ぐらいのウエーブのロン毛の男性が最後に1人で来た。
その人がマンゴスチン の絵をスケッチブックに書かれたのを見せてくれる。

「名前は大事にしてね。」という。← 上半身裸。

帰りに一緒にお風呂掃除してくれた。


3の夢記録

ボロボロの家をもらったので私の家を作ることにする。
好きな材料を使っていいし、どんな風にしてもいいけど、全て自分たちで調達しないといけない。(家をくれた人からそう言われた)

いろんな人が入れ代わり家に来る。 彼らはもともと一緒に住んでる人なのか、みんな家見て「家もらったんだね~」と言う。

家のことで、各々が好き勝手に希望を言ってくるけど、楽しそう。
みんなの希望全部聞くの大変だなぁと思う。
友だちが来る。家を作っているのをみて「やっぱりね~」という。(彼女はメンバーじゃなくて遊びにきただけっぽい)
家をみんなで作りながら、ワイワイしてる。


4の夢

ヴィジュアルバンドのMさんみたいな人にオーディションを受けることになっている。
最終選考まで残っていて、待合室みたいなところで待っている。

すると隣にMさんみたいな人がいて、すでにデビューしたての違うグループのメンバーの映像をモニターでみて、いろいろ言ってる。

そのあと、席を立ったので、そのメンバーのところへ行ったっぽい。
聞いていてこわくなって、帰ろうとしたけど、勝手に帰るのはいけないと思ってMさんみたいな人を待つ。

帰ってきたMさんみたいな人に「用があるので、やっぱり帰ります」と言うと、
「ここで帰ったら、もうおしまいだよ。いいの?」と言われ、
悩んで、「30分で戻ります」と言って、エレベーターで降りる。


完全調和(ハーモニーの世界)

天秤座にとって大事なことは、黄金律のような調和があることです。
違和感がなくて心地よい空間。そこに集う人達のエネルギーの調和が整っていること=無意識にも違和感がないという状態だと、私は思っています。
表には見えなくてもなんとなく違和感があるとき…それを敏感に察してしまい、それを調整するようにふるまってしまう。無意識に。金星の機能から考えると、自分から発するのではなく受け入れて整える感じが近いように思います。

虹の女神イリス。調和をつくるために柔軟に感情を整える。

天秤座はもちろん天秤がイメージなのですが、天秤は常に揺れ動いています。2つの皿が均衡が保たれるためには常に微調整が必要です。そしてなにより真ん中の支柱が安定していないと測れません。真ん中の支柱は普遍的な基準とすると、それを基準に調整をしていくことになります。天秤座は、その「普遍的な美の基準」をつくるために人生をクリエイトしています。

正義の女神アテナ。大義と真理のために戦う戦略家。

アテナとイリスは正反対のイメージだ。ひとりは自らがその頭から生まれ出た父親に仕え、もうひとりは母親に仕えている。片や個人の心を犠牲にしてでも概念上の真理を擁護し、片や抽概念上の真理を犠牲にしてでも個人の心を擁護する。

鏡リュウジ監訳『信託のタロット』

引用文にある真理を擁護するのは「アテナ」で個人の心を擁護するのは「イリス」です。人は誰もがイリスとアテナの両極性をもっていてそれを自分なりに統合していくことが人生の課題になっています。それこそ天秤座の目指すところなような気がします。


天秤座のイメージとのつながり


1の夢では、心と身体のバランスを整えることを教えています。その秘訣として「感じきること」が大事と言っていますが、この「感じきる」という感覚は金星の「満たす」感じに近いです。様々な感情が押し寄せても自分のなかにとどめてその中で調和をとっていく。いろんな人と交流してその体験を学びにしています。

2の夢コラージュは、とても天秤座っぽいなと思っていてすぐ選びました。
とにかく人がたくさんいてその人達が心地よく過ごせるために整えている。
みんなが幸せであるようにいろいろと準備されているけど、表に出てこない感じ。そっと気遣いしてる感じです。

3の夢では作るという作業は乙女座っぽいですが、それぞれの要望をきいて叶えてあげたいとおもっているところや、住んでるメンバーやそれ以外の人との交流があって社交的なイメージは天秤座っぽいです。イメージのなかの「私」がお団子ヘアーしているのが天秤にみえたり(ちょっと強引ですが…(笑))

4の夢は、天秤座の「見られる」というイメージに注目して選びました。人からの評価が気になるということでオーディションとつながりました。コラージュに「目」もあります。そして、天秤座の「厳しい側面」がプロデューサーとしてあらわれていて、ヴィジュアルバンドというところも天秤座っぽいです。
コラージュの真ん中のぐるぐるが調整している感じにも見えました。自分の中でどれが正解か探しています。(正解ってないけども…調和を目指したいので、この場のでの正解を探しがちです。)


サビはんカードでの連想

夢解きセッションでずっと同伴してくださっている吉田結妃さんの「サビはんカード」からも連想してみました。

星座や度数は考えずに、絵のイメージのみでの連想です。

微調整を繰り返し、常にこの場が快適で
調和的であることを目指しています。
そのためには自分のことは犠牲にしがちです。
それぞれの服の生地に合った
洗濯方法を知っています。
ここにクリーニングに頼むと
服が喜ぶらしく長持ちするって評判です。
何にする~?どうする~?
ワクワクがいっぱいでみんな楽しそう。
みんなが幸せなら私も幸せだよ~。
平和で調和的な世界。
人として正しくあることがなにより大事。
正論が全て。
大義のためには個人的な感情は抑制してください。



まとめ

天秤座はキラキラしたイメージもありますが、土星がエグザルテーション(高揚)なのを考慮すると、けっこう厳しい面もあるのではないかと思います。公平に客観的にみるということは、そこに情は含みません。
風の活動サインなので、思考がずっと止まらないということもありそうです。

実は、私の出生図で月以外の個人天体は天秤座にあります。そして周りもこれでもかというくらいに天秤座に囲まれています(笑)もはや天秤座の申し子と呼んでもいいくらいです。その体感からいうと、外から見える天秤座はキラキラだけど、本人はそのキラキラを維持するために相当なストイックさを持っているように思います。


次のおしらせ

自分と自分でない存在の違いを鏡で確認してバランスを整えた次の旅は、自分に無い要素を外から取り込み融合させること。12サインの中で最もダークともいえる蠍座の世界に旅立ちます。
次回は11/1に公開予定です。どうぞお楽しみに♡

読者の皆様へ♡

最後まで読んでくださりありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。とても嬉しいです。

このマガジンはドネーション(投げ銭制)で公開しています。

☆どの記事も最後まで無料で読めます。気になったら、購入してくださると嬉しいです♡
金額は目安ですので、幾らでも嬉しいです♡

皆さんに読んでもらうことも大事ですが、サポートしてくださるエネルギーは、この活動を続けるモチベーションにもつながります。

サポート♡も大歓迎です。もちろん、スキ♡をしてくださる、フォローしてくださる♡方も大歓迎です。

細々とした活動をあたたかい心で見守ってくださると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

生きづらいと考えていた頃、私はたくさんの文章やアートに救われました。その頃の私のように、この記事を読んで救われる方がいたら嬉しいです。

ここから先は

0字

¥ 300

ご縁を感じて頂けたら嬉しいです。サポートして頂いた分は創作活動費として活用させていただきます♡♡٩(ˊᗜˋ*)و