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生きのびること

星読みの学びを深めているなかで、改めて気づいたこと。
私は「魂」のことを考えずにはいられないほどに好きだということ。

それは、私の生い立ちから、常に近くにあったものだった。

あるとき、父は突然私に「ほんとはさ、産まれない予定だったんたけど、お父さんがお母さんを説得したんだよ。」と言ってきた。

誤解のないように、どういういきさつなのかというと、

私には1つ違いの兄がいて、兄は産まれながらに大きめの病気を背負ってきていたこと。

若くして結婚した母には、その状況でもう1人とか考えられなかったようで悩んでいたということ。

父は、せっかく授かった命なのだから育てよう。と説得したらしいこと。

当時の私は、母からは望まれない子供だったのだと勝手に勘違いしていたのだけど、自分も子供を育てる立場になってみて、同じような状況にあったら、同じく悩むかもなぁ~と思いました。

てな訳で、物心ついた頃から母は兄にかかりっきりで、寂しい想いをしていたように思います。

しかも母は教師だったので、学校行事は自分の勤務先の行事と重なり、見に来ることはほぼありませんでした。

幸い、父方の祖母が近くに住んでいたのでよく預けられていたこともあって、とてもおばあちゃん子でした。おばあちゃんは「人生の苦労は買ってでもして、辛抱我慢して人様のお役にたつことをなさい」という教えを体現するような人でした。

寂しいとか甘えたいとか言える環境になく、いつしか、しっかりしないと認めてもらえないんだと思うようになりました。

けれど、だんだんそれがしんどくなり、どうして自分は生まれたのだろうか?なぜ生きていなくてはならないのだろうか?ゴロゴロ怠けたいと思う自分はダメなんだなぁ…と考えるようになったのかもしれません。

子供ができるまでは、「生きる」ことがしんどかったので、早く終わればいいなぁと思って暮らしていたので、無鉄砲でもあるし、命を粗末にしていたと思います。(今思うと…)でもその経験は今は宝になっています。

けれど、今思うのは、それでもなんとか生きていたら、「希望」があるのだということ。
苦しいけれど、その先にはご褒美が待っていたそんな感じ。
頑張って清く生きるとかではなく、ただ生きのびることが大事だなぁと思います。

生きてさえいたら、気づくチャンスはいつでもあるから。

あの頃の私に言ってあげたい。 
「そのままでもいいから、生きていてね!」と。




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