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今流行りのスマホ決済デビューをする、アナログネイティブなオヤヂの思惑

キャッシュの日本、クレジットのアメリカ

日本でも、最近はスマホによるQR・バーコード決済が使える商業施設が、あちこちで見られるようになりました。

世界的には、中国での普及スピードが早かったアリペイウィーチャットペイなどのコード決済ですが、日本ではそれよりも早い時期からスイカパスモといった交通系ICカードの電子マネーはあったものの、首都圏に住んでいなければそんなものは使いどころがなく、局地での普及にとどまっていました。

そもそも、銀行券のクオリティが高いうえに夜道で「ホールドアップ!」と凄まれる可能性が低い日本では、どこにでもあるコンビニエンスストアのATMで、いつでも現金を引き出せるのが当たり前で、このことが現金神話から脱却するのに遅れた要因とも。

米ドルが使える沖縄のスーパーマーケットでも、20ドルを超える高額紙幣は受けとりを拒否されるように、偽造通貨の可能性があるアメリカはクレジットカード先進国で、これまた電子マネー・コード決済への移行が遅れています。

支払う人間が持っている現金と支払う人間そのもののどちらに信用があるか?という話ですけど…

最初は仮想通貨と呼ばれていたビットコインなども、送金や決済手段として登場しましたが、ボラティリティがでかすぎてとてもマトモに使えるシロモノではありません。

そんな中、ソフトバンクGのペイペイが会計の20%を還元するキャンペーンを行ったことで、国内のキャッシュレスシェア争いに火がついて、『◯◯pay』といった各社なんのひねりもない似かよった名前の似かよったサービスが、乱立することになるのでした。

ヤフーのサービスを利用しているので、もらえるペイペイはポイント代わりに使っていましたが、リアルの生活圏内は数枚のクレジットカードと割引クーポンを発券してくる“イオン”のワオンさえあればキャッシュレス生活は満喫できていたので、『pay合戦』は他人事とはたから見ておりました。

ではありますが…

三井住友カードから、ユニクロペイと紐づけするとポイントたくさんやるよキャンペーンのお知らせがきて、そんなに言うなら…と、やることにした次第です。

おまけに新規登録すると、“ユニクロ”から5,000円以上お買い上げで500円引きのクーポンまでもらえます。

つまり、合わせてマックス5,500円分の買い物が4,000円で済むということです。

ただ、オンラインストアで買ってもキャンペーン対象外とのことで、店舗まで行かなくてはならなくなりました。

それでは、最寄りの店舗へ向かいましょう。

「とう!!」



次世代レジスター

「到着!!」

ここは以前にも来たことがありますが、無人レジが3台新設されていました。

これって、アスタリスク社と訴訟問題にまで発展している例のレジでしょ?

最近は、“GU”にも導入しているらしいですが…


ユニクロ型のセルフレジは使ったことがないものの、ネットで簡単と言っていたのでなんとかなるでしょう。

精算スタート→

買い物かごを所定の場所に置くと、勝手に計算して詳細が間違っていないか?を確認してきます。

なんて、お利口さんなの(*゚Д゚*)

客が商品のバーコード1つ1つを読み込まなければならず、バグって「店員を呼べ」とか言ってくるイオン型セルフレジのポンコツとは、雲泥の差です。

割引クーポン選択と使用の有無は聞いてくるので、使い忘れることはありません。

あとは、レジ袋を買うもよし、マイバックに詰めるもよし。

ここまで順調だったのに、最後の難関の決済画面でユニクロペイを選ぶと、なぜか「エラー」が出て万事休す。

レジはほかの決済手段をうながしてきますが、ここで三井住友のクレジットカードで支払うなら、今までの苦労が水の泡になるわけです。

最悪スタッフに聞けばいいと思い、アプリのユニクロペイ利用を一時停止してそれを解除したら使えました。

理由は分かりません。

決済トラブルで少しごたつきましたが、レクチャーを受けていないオッサンでも見よう見まねでできたので、難易度は低めです。


電波が自動的に電子タグの商品情報を読み取って、スムーズに会計に移るので時短に繋がりますが、近未来には物理レジすら存在しない『アマゾンゴー』方式が、一般化するのでしょう。

万引き対策にもなるし…



電子マネーのようで電子マネーでない

“ユニクロ”で買うものなんか、パンツと靴下、たまにシャツの下のシャツ(エアリズム)、たま~にTシャツくらいの消耗品的なものしかありません。

とくにパンツと靴下は流行り廃りもなく、それこそ1週間分とか10日分とかある程度まとまった数を総入れ替えするので、年に1~2度しか買わないのです。

今回の戦利品もパンツ6点、靴下9点 。

そんなライトユーザーが、ユニクロペイを利用するためだけに、まずはユニクロアプリをインストールしてメールアドレスを入力後、郵便番号で大まかな居住地を特定させて、あとは年齢、性別といった個人情報をインプットして会員登録完了。

メールマガジン登録にレ点が入っているので、手動で外さないと怒涛のオファー攻撃をしてきます。

楽天市場やYahoo!ショッピングのショップメルマガと同じです。

その個人情報を渡した見返りは、購入金額に対してのポイントバックがないので、最初の500円割引クーポンくらいしかない…

企業側からすると、見込み客への営業とデータ収集に特化したツールだと思います。

イベントごとに、「全型購入レビュー!」なんかしているファッション系ユーチューバーなら、新製品の情報取得でこれからの立ち回りを計算できるかもしれませんが、フツーの“ユニクロ”ファンには意味がない。

それらユニクロ忖度ユーチューバーの動画が、アップされるのを待っていればいいだけです。


クローゼットの中身は減らしませんが、アプリは最小限まで減らします。

あってもなくても変わらない企業アプリをインストールしても、スマホの動きが重くなるだけで、それがストレスでしかないからです。

なので、スマホにnoteのアプリも入っていません。

そういうことも鑑みて、メリットのないアプリと汎用性もない決済システムが必要か?不必要か?を考えると、個人的にはまったくもって必要ないという結論に至りました。

来月末まで有効期間が残っている、もう1枚の500円引きクーポンを使いきるまでは…



noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰