巷の『なんちゃら診断』なるカテゴライズに眉唾なワイは、自問自答をしない
似合うor似合わない
“三井住友カード”がまいたエサにまんまと引っかかり、“ユニクロ”で白いTシャツばかり買うはめになったオッサンの物語。
そのときの戦利品、エアリズムコットンオーバーサイズ白T(商品名長いな…)とクルーネック白Tについて、レクチャーをしているパーソナルスタイリストの動画がYou Tubeにあり…
おなじ白でも200色あるのだから、その色味で人によって似合う、似合わないがあるという主張。
エアリズムコットンオーバーサイズ白Tは蛍光晒の加工がされており、
この青白い白は、パーソナルカラーが『ウインター』の人間だけが似合うと。
日本人のパーソナルカラーがウインターの割合は、1割前後とされております。
お膝元の日本で、無地Tの中でも1番の売れ筋であろう白を、『万人受けする』服しかつくらないあの“ユニクロ”が、『万人受けしない』色で売り出すことがあるだろうか?
しかも、十八番のエアリズムで。
片やクルーネック白Tは、素材とおなじく『ラフな質感』の人が合うと。
抽象的すぎて、なにを言っているのか分かりません。
分かったのは、エアリズムコットンオーバーサイズ白Tとクルーネック白Tの両方が似合う人は、この世にいない…ということでした。
信じる者は救われるのか?
パーソナルカラー、顔タイプ、骨格…などの診断メニュー。
なにかに似ていると思いません?
そう、対象の姿かたちから『迷える子羊』を導いていく相術の世界。
なにが問題か?って、もっともらしく聞こえるばかりでなんの科学的根拠もない与太話は、すべては『見立て人』の主観でしかなく、そのせいでスタイリストAとスタイリストBがちがうことを言ったりする。
客観性がないのです。
そんな「○○だから、△△は似合わない」などと、選択の幅を狭めるだけのサービスを有り難がって受けていると…いつの間にやら洗脳されては養分となって、バックエンドで『高額な壺』を買わされますよ。
そもそも服が「似合わない」なんてものは、観測者の固定観念が見せる幻影で、その違和感の正体は思い込みだったり、着用アイテムの好き嫌いであったり、バランスが狂っていたり、見慣れていなかったりするのが原因だと思ってます。
※偏見にまみれた『心の声』が漏れ出しただけで、一種のコンプレックス産業を非難するつもりは毛頭ございません。
全身純白が映えるのはウエディングドレスのみ
そんな、一筋縄ではいかないエアリズムコットンオーバーサイズ白Tですが、たとえパーソナルカラーがウインターで質感がリッチの『選ばれし者』だとしても、ボトムスに禁煙をするきっかけにもなった白のパンツを持ってくるとなると…
話は変わってきます。
1981年、パリ。
「黒の衝撃」といわれた、“コム デ ギャルソン”川久保 玲氏と“ヨウジ ヤマモト”山本 耀司氏によるコレクションから、黒子のような黒装束の者たちを『モード系』と、日本にしかない概念で称されることがあります。
一方で…
2003年、岐阜。
共産主義者によるスカラー電磁波の攻撃をふせぐため、白装束になった某カルト教団の異様な集団が林道を占拠して大騒ぎになりましたが、彼らに倣って全身白ずくめになっても、『パナウェーブ系』とは呼ばれません。
上下黒ならだれが着てもそれなりに垢抜けては見えても、上下白を浮かせずに着こなすには相当なスキルがいるのはたしか。
フツーはこうなる↓
『清原化』を避けるために“ユニクロ”クーポン最終回は、白パンツを穿くとき用のTシャツを買うことにしました。
白でなければ、何色でも問題ないと思うのですが…
なつかしき『仮面の忍者』の白影は、字面では真っ白と思わせておいて、白いのはスカーフだけで九割方は黒。
赤影の赤や青影の青ともバランスがとれる黒が万能色(相手が黒でもOK)なら、もう黒Tにしてしまえ。
そう…今回のテーマは、『白影スタイル』。
こうして、エアリズムコットンオーバーサイズTシャツの黒を買ってみたのだけれど…
黒は、白を超える300色もあったΣ(゚Д゚)
このTシャツの黒は、パーソナルカラー的に大丈夫やろか?
おしまい。
noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰