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「ボテッ」とした革靴でも、色が白になっただけで野暮ったくはならない謎

あなたしか見えない

人は意識することで、それまで見えなかった(見ていなかった)ものが、やたら目に飛び込んでくるようになります。

たとえば、「ゴム底の白いローファーがほしい」と考えていたとしましょう。

そうすると、脳が『ゴム底の白いローファー』を優先的に認識するようになります。

その現象のことを、『カラーバス効果』といいます。


「白いローファーといえばエナメルやろ…」と、

ファッションをこよなく愛する『いまさらニキ』こと、はんく・シュンタナ同志にかるくツッコまれ、

いえいえ、『エナメルローファー』とセットの『ボンタン』を、あいにく城東工業テルに狩られてしまいまして…

「ボンタンよこさんかい、こらぁ!」と凄まれて差し出す

『シャバ僧』ですので、ボンタンを思い起こさせるワイドパンツ全盛のいまでも、また路地裏に連れていかれて脱がされるのではないか?と気になって気になって、いまだにスキニーパンツを穿いており…そのシブすぎるエナメル靴ではミスマッチなのでございます。


『ビー・バップ』になりきれない時代遅れのオッサンが、自分のスタイルに合うと信じてやまない白いローファーを見つけてくる話のSeason2

それまで全然見つからなかったのに、“ジョセフ チーニー”のローファーを落札して以来、

白ローファーを、やたらと目にするようになりました。



白ローファーとの遭遇確率変動中

まず初めは、“パラブーツ”のランス。

カラーバス効果(かどうかは知らんけど)でヤフオクに出現した白いランスは、その雰囲気がよくある黒や茶のランスとはひと味ちがったのです。

ただ、少し大きめといわれる“パラブーツ”のサイズ表記で、ローファーでもハーフ下げでいいのか?ローファーならワンサイズ下がいいのか?確信が持てない。

革靴系のブログを見ても、言ってることがみんなバラバラで(逆にハーフサイズ上げろという意見もあり)、ポチるのをためらう…


サイズ感が不明なランスは保留して、お次は“イルカンパゴ”という聞いたこともないイタリアブランド。

どことなく、ランスに似てないこともないローファーです。

そして、約2万7千円と安い。

問題は、その未知なブランドを知らなければ売っているショップのことも知らない。

ネットでググるも、ほとんど情報がない。

イタ靴は、おなじブランドでも靴のグレードによって当たり外れが大きな場合があり(想像上の拙書 リーズナブルなステファノ ブランキーニを買ってはならない理由 より}、情報がないブランドの情報がない商品を買うのは二の足を踏む。

二歩目を出させるために背中を押したのは、ブランドのセレクトがおおむね好みに合っているセレクトショップオクテットが、以前にこの“イルカンパゴ”なるブランドの靴を取り扱っていた時期があったからでした。

現在は、新規でバイイングしていないのが気がかりですが…



お買い物マラソンの余波

“エンツォ ボナフェ”のART.2695改を買ったときに、

楽天市場から期間限定Pを6000Pほどもらっていたので、その消化もかねて買った定価38,500円の“イルカンパゴ”白ローファーのドーパミン放出45%

実物をこの目で見てみると、…

見てくれだけは洗練されていますが、一見ウェルトに見える革と出し縫いの糸はフェイクで、グッドイヤーウェルト製法ではないのはたしかですが、かといって全面を覆うインソックの上から触ってもマッケイ縫いの触感も感じられず…もしかしたら、セメント製法なのかもしれません。

“ビブラム”に似せたオリジナルのタンクソールもバリ取りの処理があまく、本当に他社のOEM生産を請け負うほどの技術力があるのか?と、地味ながっかり感が襲ってきました。

アッパーに使われているヴィッテロレザーも、質感がなんか「ぱっ」としないし…

『イタリア』というだけで飛びつくと後々エラいことになるのは、ABCマートのPB“ジャンカルロ モレリ”が教えてくれてます。

https://www.abc-mart.net/shop/r/r1062/


『ハズレ靴』を引いた失意の中で、次なる白ローファーとの出会いSeason3が、あるのか?ないのか?



noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰