見出し画像

家飲みをするしかない今だからこそ、メインではなくサブにスポットを当てる

働き方改革のその先は…

家から一歩外に出ると、そこは非日常の世界で刺激に溢れています。

歩いていると…いつ雨が降り出すか分かりませんし、いつ暴走車が突っ込んでくるか分かりませんし、いつ犬のウンコを踏んでしまうか分かりません。

「それなら、家の中が安全じゃん」

というのが今の現状ですが、日常は安全と引き換えに刺激を差し出すトレードオフですので、その刺激のない日々がだんだんつまらなくなります。

リモートワークが当たり前になって、外にも出れない『引きこもり』生活で日常をむさぼり続けているとさすがに飽きてきて…何をして過ごしましょうか?


経済が低迷して、仕事量は減っても1日の24時間は変わらない。

1分1秒を惜しんで、自己成長のために余った時間をフル活用できる『意識高い系』の人間なんか、人口の数パーセントしかいません。

その他大勢の軟禁生活者は、家でできる娯楽に興じることしかできません。

一通りマスメディアとソーシャルメディアで時間を消費して…あとは、食うか?寝るか?呑むか?…ヤルか?

この4つの中で、もっとも時間を消費できるのは呑むです。

もてあました時間を消化するのに今流行りの『オンライン飲み会』に参加して、バカ売れしているストロング系を近所のコンビニで買ってきても、それは日常でしかありません。



甘いだけの酔っぱらうジュースとは違う

2種類以上の液体を混ぜ合わせたものを、一般的にカクテルと呼びます。


低価格で飲みやすく、且つ一発で酔えるアルコール度数9%の『ストロング系チューハイ』は、以前からその危険性を指摘されていました。

危険薬物とまでコキ下ろされていますが、チューハイと書きながら中身は甲類焼酎じゃなくてウォッカやん!…というツッコミは置いといて。

その正体は人口甘味料で甘くしたウォッカのソーダ割りでしかないので、材料さえあれば誰にでも作れます。

ここで安価な“アサヒ”のウォッカやシロップを使うと居酒屋チェーン店のチューハイと同じ味になってしまうので、ここはひとつ非日常を演出するために少し策を講じてみましょう。


ベースのウォッカを、プレミアムウォッカの“シロック”や“グレイグース”、”ベルヴェデール”などの割って飲むにはもったいない4千円クラスに格上げして、シロップは腐るほど種類がある“モナン”でお好みのフレーバーにすれば、市販のストロング系にはないオリジナルの味が楽しめます。


画像2

http://www.nbkk.co.jp/brands/monin.php


ソーダは、実体は“アサヒ”だけれど“ウィルキンソン”の強炭酸で。

このときにお得だからといって、1人飲みなのに1リッターの大容量ペットボトルを買わない。

炭酸水は一度開栓すると炭酸が抜けるので、空にしようとダラダラ飲んでしまいます(炭酸が抜けるのを防ぐキャップもありますが、それでも抜けてしまいます)。


あらかじめ冷やしておいたグラスにかち割り氷を入れて、

ウォッカ 45ml+シロップ 15~20ml

あとは、ソーダでグラスを満たして軽くステア(混ぜる)すれば出来上がり!

簡単でしょ?

ポイントは、シロップを入れすぎないことです。

少し足りないくらいがちょうどいい。

甘すぎるとアルコールを感じにくく、飲みすぎるうえにせっかくプレミアムウォッカを使った意味がありません。

ストロング系を飲んだ次の日に「気分が悪くなった」とよく聞きますが、あれは単にアルコールを摂取し過ぎているだけの二日酔いです。


仕上げに、柑橘系のフルーツや草でも入れとけばプロ仕様。

ミントなんかいくらでも生えてくるので、ベランダでプランター栽培をして料理にも使ったらいいですよ。


これでコンビニには売ってない、プレミアムカクテルができたはずですが…

「はい、お試しあれ」で終わるなら、フツーのnote。

ここまで引っ張ってきたのは序章にすぎず、本当に言いたいことはここから先の話です。



グラスを変えるとすべてが変わる

高級ホテルのバーラウンジや格式高い老舗のオーセンティックバーでは、酒を引き立てる器にも気を配っています。

誰もが知っている最高峰“バカラ”を筆頭に“ラリック”、皇室御用達“カガミクリスタル”etc.


1人『家飲み』でグラスにまでこだわっているのは、ウイスキー沼にハマっている変人くらいしかいません。

ほとんどは、プルタブを開けて缶のままグビグビ飲むか?雑貨屋の数百円で買ってきた万能グラス、またはスーパー特売のウイスキーに付いてきた販促グラスを使用。

それは…もはや、グラスではなくてコップです。

クリスタルガラスのタンブラーグラスに注いで、真のプレミアムカクテルが完成します。

なにも趣味の域を超えて、「“サン ルイ”の現行品は~」とか「〇〇年以降の“ウォーターフォード”は~」なんて解説している、『なんでも鑑定団』に出てきそうな骨董屋のおやじレベルが認めるグラスである必要はありません。

3千円くらいで売っているタンブラーでいいのです。

それでも、ふだん使っているコップとはぜんぜん違うから。

画像1

【私物 “ダ・ヴィンチクリスタル”ザラ】


高級グラスを使ってもその演出を売価に反映できない一般的なBARでは、実際そんなに高いグラスを使っていません。

グラスはあくまでも消耗品で、いくら向こうに過失があったとしても、お客さん相手に「弁償して」とは言いづらいからです。

1脚1万円のシャンパングラスを割られたら、マジで泣きます(実話)。

1個千円もしない業務用のグラスや下手すると、酒屋からタダでもらったグラスを使っているところもあります。


ネットのサイトでウインドウショッピングをして、気になったブランドとデザインそして予算が合えばポチるだけです。

お気に入りのグラスを持ったときの重さと感触、口当たりの良さを体感してみてください。

なにを呑むか?はもちろん重要ですが、なにで呑むか?も同じくらい非日常の空間作りには重要なことです。



この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰