霧ケ峰高原の本気
すっかり寒くなりました。2020年はロストイヤーかも知れませんね。一足先に高所地は紅葉を迎えます。蜜を避けるにはアウトドアしかない、と思い紅葉真っ盛りの霧ケ峰高原に行きました。
練馬ICから220km、高速で飛ばせば3時間で着きます。近い(近くない)
友人と夜集合して、いざ霧ヶ峰へ。
とはいえ夜の空いてる高速で迎えば3時間で着いてしまい、夜明けまで時間が余ります。スーパー銭湯でゆっくりしたら良いやなどと甘いことを考えていると
コロナで時短営業、もしくは営業すらしてないというアクシデント。急いで行き先を諏訪の快活クラブにシフトして休眠をとりました。漫画が読み放題の空間でぬくぬくできると、もはや紅葉などどうでも良くなります。2時間ほど仮眠をとり、4:30に霧ケ峰高原を目指しました。
真っ暗な山道を走らすと、開けた道に出ます。空が少しずつ明らみ出して、いよいよ夜が明ける頃右手に現れたのは
圧倒的紅富士でした。本当に富士山はシルエットが綺麗です。
太陽の反対側はビーナスベルトが空をピンクに染めていました。何度原理を読んでも理解できませんが、日の出前、日没直後の太陽と反対側に現れるピンクの帯は地球の影が大気に投影されているらしいです。意味がわかりませんね。とにかく綺麗です。
鹿の鳴き声を聞きながら悠久な時を楽しみました。
しかし、本番はここから、我々の目的は紅葉です。富士の朝焼けを後に、車山へ車を走らせます。
ビーナスラインを走り、駐車場へ、いざ山頂へ。
登山といっても少し大きな石が転がっているだけの歩きやすいハイキングコースを登ります。無風だったので、さほど寒さを感じませんでしたが、霜で草が真っ白でした。
だんだん山に日があたり、振り返ると紅葉したカラ松が眼下に見えます。
せっせと登った先に見えた景色は、、、
冬と秋のコラボレーションでした。足元の草は霜で凍っているのに、下の山は紅葉していて、その先には大雲海が広がっていました。高所地ならではの光景に感動しつつ、先にこちらを目の当たりにしたには訳があります。
この反対側には富士山があります。なるべくそちらを見ないようにしていたのですが、いざ振り返ると、
足元には霧ヶ峰の紅葉、雲間から光芒が覗き、その先には富士山が。
これが霧ヶ峰の本音か。
カメラを構える手は凍てつく風で感覚がなくなっていましたが、それでもここでの景色は神秘的でした。
長野の紅葉のピークは今週末だと思います。くれぐれも防寒対策はしっかりして、この景色をご覧になってみてください。
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