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組織の中に学びの連鎖をつくる

12月のアドベントカレンダーの反動で、1月は完全投稿サボっていたので、久々投稿です。本日は、最近の自分の関心事項である、「組織の中に学びの連鎖をつくる」について、勝手な自分の考察・仮説を述べていきたいと思います。

最近の妄想

近年DXの大号令の下、変革に取り組んでいる企業も多いとおもいますが、私もDXを推進する立場の一人。そんな中、最近ぼんやりと思っているのが、「どうやって組織の中に学びの連鎖を作るのか?」ということです。

学びの連鎖とは?

学びの連鎖とは、一言でいうならば「人から人へ、ノウハウ・情報を伝達するつながり」です。図にすると↓の「右側(Give&Give)」のイメージです。

Giveの連鎖

ようは、Give&Takeの1対1の関係ではなく、各々が得た情報・知見を連鎖していくような仕掛けが必要なんじゃないか?というのが、もっぱら最近の関心事なのです。

Why「学びの連鎖」?

なぜそんなことが関心どころか?最近読んだGoogleのre:Workの記事にあります。Googleは、自社をはじめとした様々な組織の働き方や、事例、ノウハウなどを公開しているサイトがあり、それがre:Workです。この中に、「学習と能力開発」というページがあり、その中の一説で以下の一説があります。

Google で実施されているトレーニングの 80% が、「g2g」(Googler-to-Googler)と呼ばれる Google 社員同士のネットワークを通じて行われます

Google re:Work「学習と能力開発」より

元々漠然と「学びの連鎖」が必要だと考えていましたが、この記事を読んで、より危機感を強めたのがきっかけです。

どのように「学びの連鎖」をつくるのか?

さて、ここからは、どのように「学びの連鎖」をつくるのか?その方法論について語っていきますが、毎度のことながら何か根拠があるというよりも、現時点では筆者の勝手な仮説です。その前提でお読みくださいm(_ _)m
私は、「学びの連鎖」を作るには、以下のような「学びのバリューストリーム(仮)」を作る必要があると考えています。

学びのバリューストリーム(仮)

あくまでイメージなので、詳しい解説はしませんが、各自が得た情報を、様々なつながりを経て、成果につなげていく価値の流れを作る設計がいる気がするのです。これを勝手に「学びのバリューストリーム(仮)」と名付けてみました(^^;)
このような流れが持続的に運用することができれば、組織の中で「学びの連鎖」が生まれ、持続的に人を育てることができる組織になるのでは?と思っています。

「学びの連鎖」における重要成功要因

このような活動を仕組化し持続可能な活動にしていくには、以下3つの要素が考えています。

①透明性
1つ目は、情報に対する透明性です。誰がどんな活動をしているのか?どんなことを学んでいるのか?その実績・効果は?という事に関心をもった際に、簡単に情報にアクセスできるようにしておく必要があります。透明性があることで、最初の一歩を踏み出すハードルが劇的にさがると思います。

②制度
2つ目は、制度です。
制度にも2つの側面があり、「現場へ権限移譲する制度」と「評価制度」が必要だと思います。

「現場へ権限移譲する制度」とは、いわゆるGoogleで用いられていたという、「20%ルール」のようなもので、現場が業務時間の中で、ある程度の裁量の中で自由に時間が使えることがオフィシャルに認められていることが重要だと思います。事実私の会社でも、似たような制度ができたことで、社内での学びの連鎖が加速したという面がありました。

もう1つの「評価制度」はまだ漠然としていますが、社内勉強会を開催したり社内講師を務めるようなメンバーを評価する仕組みが必要だと思います。必ずしも金銭報酬に結びつける必要はありませんが、中々こういった活動は事業への貢献が定量的には示しづらいので、中々頭を悩ませるところですが、何かしら評価指標が必要だと思います。いわゆる「サイレントヒーローにスポットライトを」という精神がなければ持続は難しいと思います。

③熱量
最後は泥臭い話になりますが「熱量」だと思います。「この技術を広めたい」「仕事のやり方を変えたい」「会社を変えたい」という熱量を持った「人」が絶対的に必要だと思います。いわゆるファーストペンギン・セカンドペンギンが必ずいて、その熱量が徐々に伝播していくエバンジェリスト的な人が必要だと思います。企業文化や状況にもよって、その量は異なると思いますが、やはり最後は「人」だと、つくづく思います。

最後に・・・

久々の投稿でしたが、最近頭でモヤモヤしていたことを、久々noteで言語化してみました。まだ、整理しきれていない所も多いので、ブラッシュアップをしていきたいと思います。やっぱり、言語化ダイジですね。

なんだかんだこの記事を書きおわって、以前書いた以下の記事に似通っているなと思いました。

ようは、まずは「関心」を持つところから始めねば、という感じでしょうね。

P.S ネタ不足気味だけど、今後も隔週くらいで投稿できるように頑張りたいな~(願望)。もっとインプットを増やさねば。

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