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教えて〇〇先生、元に戻らないんですか、脳梗塞21ヶ月目

◇概要◇

脳梗塞、ワレンベルグの自分のフラつきの症状とか顔や脚の痺れ等の痛みについて、WillLaboさんの動画に納得だ。【脳幹梗塞】 自主トレは筋トレをやれば良いではない!脳の問題へのアプローチ・脳によって協調的に動く体にするという考え方だ。ただ動画の通りやっても、直ぐに動かない身体が元に戻るわけではない。体もだが失われた日常は簡単には戻らない。

ワレンベルグ症候群という脳梗塞の一種を突然発症したのは、2022年末の大晦日、緊急搬送だった。そのまま年が明け2023年初から寝たきり状態、少しずつ回復し4月に退院。療養し一年後2024年4月から再就職、社会復帰もぼちぼちと。

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4月より役所の出先機関(とある施設)でのパート事務職員(公務員扱い、一年契約)となった自分。
2022年大晦日の脳梗塞発症、そこから1年と9ヶ月目の今
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はてなブログ・・「脳梗塞 ワレンベルグな日々」は、日々感じたこと
ワレンベルグのパート生活(脳梗塞の狂想曲)」は、この4月から始まったパート就職後の変化を綴っている。
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◇脳梗塞患者として、腑に落ちる、そして元に戻らない現実◇

退院後、今通っている、かかりつけ医への2ヶ月に一度の健診以外は、他の院への通院は、去年を最後にしていない。自費リハビリもだ。
だが、フラつきや痺れ、痛みの後遺症は残っていて、マッサージやストレッチの参考にしているのはもっぱら、無料動画、youtubeだ。
特に仕事も再開で、体力とか持久力は明らかについたが、後遺症が月日とともに良くなっていく実感が薄い、なぜ?
問題は「脳」、病気で衰えた筋力がまだ戻らないではない、ということ、納得だ。(自分も、いわゆる筋トレやエクササイズ系はもう一年位、止めている)

WillLaboのリハビリ講座、この山田先生(の長い雑談も含めて)好きだ。この動画の考え方に共感できる、やはり筋力ではないのだ。 バランスよく歩けるようになるための自主トレの考え方、 「自主トレは筋トレではない!筋肉ではなく脳の問題」という、考え方だ。アドバイスありがとうございます。

筋肉を操作する「脳」に効果的にアプローチするのが重要。
脳の働きにより最終的には「筋肉が協調して全体的にバランスよく動く状態」になることが大事。
脳卒中により死滅してしまった脳細胞は元には戻らない
脳の生きている部分の残存機能をフルに活かした「再学習」がリハビリのカギになる。
その再学習を促す自主トレ・リハビリでは、闇雲に力を入れて筋トレするのは逆効果になり得る

willlab動画より

また、患者が陥りがちな思考(闇雲な筋トレや、元に戻ることの執着)に、一石を投じているんだろうなと思うのは以下だ。
(この動画が、全ての患者に受け容れられるかどうかはさておき・・)
どうやったら治るのだという問い(コメント)に関して、動画を見てこうしたからといって1日何回やればいいのかと筋トレ感覚で、直ぐ治ると思って貰ったら困る、元に戻ることはないと思って貰った方がいいと明言されている。脳梗塞、確立された治療法など存在しない、死滅した脳細胞が生き返る訳がない、それが脳梗塞で体の自由が奪われてしまった人につきつけられた現実だ。
絶対に、とは言わないがふつう治らないのだ、元には。どんなリハビリをしても。

歩けるようになり、クルマも運転出来る、脳梗塞だがじぶんはまだ運がいい方

◇リハビリ と 回復◇

リハビリというのは、失われた機能を元に戻す機能訓練、を含む広い意味に変化してきているが、どちらかというと、社会復帰、更生指導が本来の意味で、極端にいえば、片足に麻痺が残っても(もう一方を駆使して)主婦として家庭生活に戻るとか、進学したり就職したり、何らかの社会の役割を果たすとか、社会的な生活を再び送れるようになることであり、そちらが社会全体的にも人間的にも大事である。
自分は、最終的には人並みに戻りたい、と言っている。どうにか職を持ち、生活できるだけの糧を得て社会に幾ばくかの還元をしつつ生活を送り続ける事の継続実現である。もう失った職、輝いてたあの日には戻れないのは残念、仕方ない。
自分は運良く軽い症状だったので、まず(パートではあったが)就職が叶い、同時に社会的生活を開始できた、病気(後遺症)は完全に治ってないまま今に至る。恐らく完全に治ることはない。
ただ、自己責任で後遺症(が治らないという定説)に抗う、というような感じで、誰に頼るでもなく自己責任でいろいろ訓練を試している。

言われた通りに体を動かすだけで、直ぐに完全に治るわけはないと(まして、失われた日常までもが戻るわけないと自分は)感覚的には理解できる。すこしでもマシになればめっけもの。
リハビリの療法士さんはいろいろな知見を駆使する、彼らが考えているのは、全く動かない足を100%動かすマジック、ではなくて、考え方とアプローチ。動かない手足になっても、少しでも生活できるように、回復段階やアプローチを個個の症状に合わせて考えてくれる、動画配信までして、提案してくれる。
ただ、あくまで参考だ。個々の症状も状況も千差万別だし。簡単に完全に治らないと(期待をあえてさせずに)明言している。逆に誠実なコメントと思う。

一方、症状の芳しくない方は、リハビリ、療法士の言動に、藁をも縋る思いが強いかも知れない。昨今の風潮でもあるが、再生数ありき、動画自体が夢を見させて、その中身においても悪気なく、元通り回復すると期待させてしまうようなところもある、
何とかしてよと療法士等に訴える。治らないと愚痴る、キレる(笑)。
いや、完全に治りたいのは自分も同じ、後遺症は辛いし。
障がいが残ってしまった方、特に体や頭が割と動くような人は、病気で失われたモノが大きいほど、100%回復のほうにどうしても期待してしまう。失われた日常を取り戻したいのは分かる。
ただそこに囚われる過ぎると、じゃぁ治らないから生きる気がしない、みたいな極端な考え方になってしまう。リハビリ病院でそういう愚痴も聞いたりした記憶がある。
社会に多様性が求められているように、障がいが残ってしまった方にも、多様性のある生き方、失ったモノ不便になったコト以外の興味や選択肢が増えればいいなと思う。療法士の方たちもきっと喜んで助けてくれるだろう。

◇ワレンベルグな日々、はつづく◇

自分のワレンベルグ症候群は、小脳と延髄の梗塞、4ヶ月の入院、リハビリの後、体力さえ戻れば普通に生活できるかなと思っていたが、世の中そんなに甘くなく、発症から21ヶ月が経とうとする今も悪戦苦闘なワレンベルグな日々。
経済的には、転職後の天職も失ったし、大義を持ってわざわざUターンして同居してた北陸の実母とも離れ、退院後は鹿児島の妻の元へ転がり込んだ、無職、療養生活、ヒモ状態だった。
生活レベルも生活環境も相応にダウンサイジングを余儀なくされた。
何とか退院から一年でパート職を見つけたが、失った職や収入は小さくない。さらにその仕事でも思いの外、苦労している。
まぁしかし、慎ましくしていれば何とか食っていけるものだ。

職に就ける程度の回復はしたが、今もいくつか、小脳の障がいが残っており、立ち上がるたびにふらつく症状は、入院からほぼずっとである。。
そして三叉神経にも影響が及んでいるようで、顔の左側は、痺れや麻痺のエリアとしては小さくなったが、特に食後、左目のキワや奥の痛みが、最近鋭くなってきたり、左瞼が重くなり、ほうれい線や口元に軽い痺れも来る。神経ライン上にピンポイントで来る。
食後はなぜか右脚もジンジン痛い。
歩く時はフラつきをかろうじて体幹で抑えて、見た目普通に歩くのだが、失調の右脚は、動画にあるような協調運動が不完全のため、あるいは意図しない所に筋緊張が過度にいくようで、ふくらはぎや腿が常にハリがある、筋肉痛、血行障害もなかなか治らない。
夜から朝も襲ってくる。夜、横になると、まず顔左がシクシクと痛んでくる。そのまま眠りにつき、朝起きると右脚全体が張って筋肉痛のような感じ、足先の冷え、足首の固まりもある。
脳から首、肩、腰や股関節、腿、膝から足先まで繋がっているので、どこか調子が悪いと後遺症に連動する。よって、首から足先まできちんとストレッチ、マッサージでケアするようになった。
このところの気候、涼しくなってくると、足先の冷えが戻ってきた、後遺症は季節の移り変わりに敏感だ。
こういう後遺症が少しでも緩和できたらいいなぁと今日も動画をチェックする。
もう失ったものは帰ってこない。過去は過去、今と明日のためにだ。

今日は、毎週の休館日の平日休み、近くに散髪にいったり、独りゆっくりだった。
巷は急に秋の気配、大相撲は終わり、プロ野球ペナントレースもいよいよ終盤になり、政治の方は次期リーダーの争い、どうなるのか? 
大災害が年明けからあった、今年も後残り3ヶ月少し、早いなぁ。
それしても、北陸能登の豪雨被害は悲惨だ、元に戻してほしいと、生活を返してほしいと、本当に心折れてしまった被害者もいるだろう。
災害は忘れた頃に、しかも情け容赦ない。不幸は突然襲ってくる。

突然のワレンベルグ発症、緊急搬送、寝たきりになった。後遺症は少し残ったが、献身的な医療スタッフのおかげである程度回復し、今年4月、定職につけたし、今日は手頃な値段で美味しい定食(チキン南蛮弁当)を頂ける今。感謝!。

今日、24日は秋の三連休後の休み、チキン南蛮弁当につい手が伸びた。

つづく

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