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ウメ子ちゃんの物語(6才6〜7ヶ月)

2018年7月10日

今日のこと。
寝る前に布団に横になり、マツお母さんはウメ子ちゃんとおしゃべりしていました。

ウメ子ちゃん「いっちばん仲良しの人ってね、いっつもケンカするんだよ。AくんとBくんは仲良しだけど、いっつもケンカしてるから、先生に怒られてるよ。ケンカするときね、ウメ子は顔でケンカするよ。声に出したら先生に怒られるからね」

マツお母さん「ふ〜ん。顔でケンカするんだ。顔でケンカしたことあるの?」

ウメ子ちゃん「ないよ。ケンカしないもん。でも、Yちゃんがね、先生に変な顔してて、先生に『なんか文句ある?!文句があるなら言いなさいっ!』って、怒られてたよ」

マツお母さん「先生、そんな風に怒ってたんだ。ウメ子はいっちばん仲良しの子がいるの?」

ウメ子ちゃん「……いない。普通に仲良しはいるよ。ウメ子はね、Hくんが好きなんだ。お母さん、なんでだと思う?」

マツお母さん「なんでかな〜?」

ウメ子ちゃん「ヒントは『や』だよ」

マツお母さん「え〜……。や……、や……」

ウメ子ちゃん「最初は『や』で最後が『い』だよ」

マツお母さん「野菜……。ヤモリみたい……。え〜…、あっ!!わかった!優しいかぁ!!」

ウメ子ちゃん「あたり〜。Hくんは優しいからね。ウメ子に『歯抜けた?歯抜けた?』って聞いてくるんだよ〜。今日、帰りに歯抜けたの見せたよ。ウメ子、一生好きなひと、見つけたよ」

マツお母さん「そうなんだ。Hくん、優しそうだもんねぇ」

ウメ子ちゃん「ウメ子はね、幼稚園のとき、Mといっちばん仲よかったでしょ。だから、いっつもケンカしてたもんね。Mが違う小学校に行って、本当に良かったな〜。Mがいたら、ウメ子、先生に怒られてただろうな〜。Mってね、他の子と遊ぼうとしたら『遊ばないで!』って言うんだよ。他の子とも遊びたいのに遊べなくなっちゃうから嫌だったんだ。ウメ子はもしMがいたら『遊ばないでって言わないで!』って言うよ」

(おしまい)

まぁ、他にもいろいろとおしゃべりしました。幼稚園の方がいっぱい遊べてよかった、とか。国語と算数は書くことばっかりでノートが増えて嫌だ、とか。ウメ子ちゃんとのおしゃべりが、この頃楽しいなぁと感じるマツお母さんです。マツお母さんはほぼ聞き役ですけどね。

マツお母さんは心の中で続きを考えました。

小学校の同じクラスに、ウメ子ちゃんが言うところの「いっちばん仲良し」の子がいないことは、ウメ子ちゃんにとってラッキーだったのか、そうじゃなかったのか。
幼稚園時代に「いっちばん仲良し」だった子が他の小学校に通うことになって本当によかったって思えるってことは、その「いっちばん仲良し」ってあんまり相性良くなかったってことだよね……?

普通に、素直に、トラブルなく遊べる女の子がいます。最近は、休みの日や放課後にも虫取り網とかリップスティックとか持って「あそぼ〜」って来てくれます。
男の子が加わるともっと楽しくなるみたいです。この子がいてくれてよかったって、マツお母さんは何度思ったことか。

マツお母さんが心配しなくても、ウメ子ちゃんは公園で入れ替わり立ち代り、いろ〜んな子たちと遊んでいます。イキイキとした表情を見ていても、ウメ子ちゃんなら大丈夫なんじゃない?…って安心感があります(^_^)いろんな経験をつんで、ウメ子ちゃんという人間がつくられるのでしょうね。

逆に、この子とはどんどんコミュニケーションとるのが難しくなってきたな……と感じるような子もいて、その差がどんどんと広がっていくのが悲しかったりもします。親の接し方にどうしても問題があるように見えてしまうのですよね。そんなことは到底言えませんけど。


2018年7月23日

あっという間にウメ子ちゃん、小学校の夏休みに入りました。

(ツル美ちゃんは0才9ヶ月となり、とても元気です。午前と午後の2回お昼寝がありますが、日課もだんだんとつかめてきました。)

小学校にあがってから、ウメ子ちゃんと家の中のことを一緒にやる機会がめっきりと減りました。指示を出すこと自体が減ってきましたが、指示を出したとしても疲れているからか何なのか、ほぼ断られますし。やっぱり6才まで(というか小学校にあがるまで)の期間が「生活」の指示を出す絶好のチャンスなんだなぁってつくづく思います。

夏休みだから久しぶりに一緒に家事とかできるのかな…と思いきや、今朝は早くから「セミ取りに行ってくる!」と、ウメ子ちゃんはひとりで虫かごとアミを持って出て行ってしまいました。

ところが、マツお母さんが洗濯物を干していたら、外から「おかあさーーん」と呼ぶ声がありました。

下の道路に立っていたウメ子ちゃんが「公園に誰もいないー。お母さんも早く来てー」と言います。

マツお母さんが「お母さん、今洗濯物干してるよ。一緒に干してから行く?」と聞くと、ウメ子ちゃんは「うん」と返事をして、家に帰ってきました。
結局、洗濯物を一緒に干して、干し終わってから一緒にセミ捕りに行きました。

(ウメ子ちゃんはセミを37匹捕まえました。虫かごの中が大変なことになっていました……。)

料理もちょこっと一緒にやりました。やっぱり夏休みはいいですね(^_^)

わが家の家庭学習は、「どんぐり倶楽部」です。夏休みはこれまでに不正解だった問題だけをやっていきます。「良質の算数文章問題」を気持ちよくやるためにも、
小学校から出された宿題は先にやっつけてしまいました。

マツお母さんは8月のおわりにひーひー言いながらやるタイプでしたが、ウメ子ちゃんは7月中には終わりそうです。夏休みの宿題に関して、どんな印象を持つのでしょうねぇ。

ウメ子ちゃんの小学校から出された夏休みの宿題は、夏休みの友的な冊子が1冊、自主学習ノート1冊(60ページ)、絵日記1枚、それらに加えて、絵や工作や自由研究や書道や読書感想文などの中から自由に選んで1つ以上、というものでした。

夏休みの友的な冊子(算数と国語)は、金・土の2日間で終わらせました。単純計算などはマツお母さんが手伝いつつ、ウメ子ちゃんにも厳選して解いてもらいました。

自主学習ノートは、ドリルみたいな問題を写して解答を書いたり、こくごの教科書を写したりするやつです。こちらもほぼ、マツお母さんの手によって終わりが見えてきました。(あと残り10ページ、何やろう……ネタ切れ…)

工作は『ミヒャルスキーの工作絵本』にいくつもしおりをはさみ、ウメ子ちゃんは作りたいものがありすぎて迷っているようでした。今日の午後は家に遊びに来た友だちと板を切って、くぎを打って、船の土台を作りました。(その後、またセミ捕りに…)

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タケお父さんも明日から長期休暇なので、家族4人で旅行に出かけてきます(半分は帰省です)。関東から関西・西日本のとても移動の多い旅です。「どんぐりも持って行く」と言うので、旅行中に解くかどうかわからないし、クロッキー帳2冊は重いのだけれど持っていくことにしました。

普段だらだらとしているウメ子ちゃんですが、旅支度は完璧でした。
カレンダーを見ながら「おばあちゃんの家で洗濯ができるから着替えは4日分だね」と言いながら、4日分の服や下着を用意してリュックに詰め、歯ブラシも「自分のものは自分で持ちたい」と入れていました。リュックは玄関に置いてあります。明日着る服も枕元に用意して、タケお父さんの着替えまで用意してくれました。

「ウメ子が早いのは、携帯とか財布とかがないからだよ」と言っていましたが、それだけじゃない気がします。

マツお母さんは一体何がダメなのか、何に悩むのか、荷支度というものが本当に苦手です。あれもこれも必要かも……と不安になっちゃうんでしょうね。まだ荷造りが終わっていないという状況で、ブログを書いています。あ〜〜、不安……(苦笑)。

ウメ子ちゃんが「遠藤さんのところにはいかないの?」と言っていたけれど、タイミングが合わず今年は無理でした(^_^;)


2018年8月8日

ウメ子ちゃんの夏休みも後半戦に入りました。

帰省したり、旅行したり、家族で山や川にキャンプへ行ったりなど、イベント的なものは先週末でみんな終わってしまいました。

学校から出された宿題も、夏休みの友的なワークブック、自主学習ノート60ページ、絵日記や工作なども含めて全て終わっています。

ラジオ体操もあったのですが、先週で終わりました。ウメ子ちゃんは早く着替えて「行ってきまーす」と家を出た日もあれば、起きていたのにサボった日もありました。
マツお母さんが「あれ、ラジオ体操行かなかったんだ」と言うと、ウメ子ちゃんは、にやりとして「うん。いいんだ」と言っていました。

マツお母さんが子どもの頃は夏休み中ずっとラジオ体操があったように思うのですが、今は期間が短いのでしょうか?この地域ならではなのでしょうかね。

残すところ約3週間、カレンダーは見事に空白で、なんの予定もありません。
習い事もないし、ただただ日課の安定を意識して過ごすだけです(^_^)

家庭学習として、「どんぐり倶楽部」の「分からん帳」(別名、「お宝帳」)をやっています。「良質の算数文章問題」と同じなのですが、5才0ヶ月から始めてこれまでの間の不正解だった問題だけを集めて再度挑戦している、というわけです。
通常は週に2回なのですが、夏休みは特別に回数を増やしてやっています。

小学校に上がり、学校があるときは、どんぐりの絵にストレスや疲れが反映されているな…と感じることがあったのですが、夏休みに入ってからというもの、幼稚園の頃のような楽しくて素直な絵が戻ってきたなぁと思います。

ウメ子ちゃんも自分から「どんぐりやりたい〜♪」と言ってクロッキー帳を用意しています。「前は間違えたのに、当たるようになってきたね〜」と、自信をつけているようです。

午前中は少しだらだらしてから、外に遊びに行っています。
腕時計をはめて水筒を持って、一人でも出かけるようになりました。

午後は少し涼しくなってから、遊びに出かけていきます。お友だちと会えているみたいです。マツお母さんもツル美ちゃん連れて一緒に行ったりします。

外遊びから帰ってきて、夕飯を食べて、お風呂に入って、本を読んで寝る、の繰り返しです。日によって、本読みからのお風呂だったり、いろいろです。行為の流れ順番(日課)は小さかった頃より柔軟になっています。ウメ子ちゃんもそこの部分をハッキリ自覚しているようです。

「今日はウメ子が作る」と、ウメ子ちゃん主導でお昼ごはんを作ることもありますが、基本的には家事はあんまりやらないで、床にごろごろしながら絵本を読んだり、時々工作したり、おもちゃで遊んだり、鍵盤ハーモニカを弾いてみたり…と言う感じです。

本は、プロイスラー作の『小さいおばけ』を読み始めました。マツお母さんの実家にあったので、『小さい魔女』と一緒に持って帰ったのです。『大どろぼうホッツェンプロッツ』と同じ作者だったのですね。背表紙だけは何年も何年も見ていたけれど、中身に関してはまったく記憶にないです。読んだことがあったかどうかもあやしいです。ウメ子ちゃんと一緒に楽しみに読んでいます。

ウメ子ちゃん、自由な時間はたっぷりあるから、夏休みを満喫してね〜〜 (^_^)


2018年8月31日

ウメ子ちゃんの夏休みが終わりました。

夏休み、満喫していました〜。学校の宿題は7月中に終わらせておいてよかったんじゃないかと思います。あとはのんびり「どんぐり倶楽部」の「お宝帳(分からん帳)」をやりながら、遊ぶばっかりの日々でした。時々、キャンプに行ったり、海水浴に行ったりしましたが、基本的には家の近所の公園で遊びました。

誰とも約束していなくても、公園に行けばいつものメンバーと出会えるみたいです。
ウメ子ちゃんは「誰もいなかったら帰ってくるね!行ってきまーす」と、腕時計をつけて水筒を肩にななめがけしてひとりで出かけて行き、お昼前頃に「ただいまー!楽しかったー!」と帰って来ました。

午後もそんな感じ。
夏休み中は、だいたい夕方6時まで遊んでいました。周りの子たちもみんな遅めなんですよね。一応、6時までには帰っておいでと言っていたのですが、6時をだいぶ過ぎることも多々あって、「泥だんごに夢中になってて、時間がわかんなかったんだよー」とか、「○ちゃんがリップスティック使ってて、どこに置いたか分からなくて、探してたら遅くなったんだよー」とか、「お母さん、どうして遅くなったか、教える?」とウメ子ちゃんが言い訳を聞かせてくれるので、マツお母さんも丁寧に聞いてあげて、真似で返しています。

夏休みがあけたので、5時には帰っておいでねと約束しています。
ウメ子ちゃんは「えーー。5時は早すぎる!」と言っていましたが、だいたい5時頃です。ウメ子ちゃんは相変わらず11時間くらい睡眠時間が必要のようですし、
お風呂や学校の準備や本読みや夕飯のことなど考えると、5時頃には帰ってこないと睡眠時間確保が厳しいなと思います。

3時すぎには学校から帰って来て、3時半には出かけて行きます。お友だちが家まで迎えにくることもあれば、「Sくんと公園行くって約束してきたー!」と、宿題の確認もそこそこに飛び出していくこともあります。

いつも遊ぶメンバーは、きっと宿題をやらずに飛び出していく子たちなのでしょう。公園で虫取りしたり泥だんご作ったりするお友だちが多く、よく遊ぶ子たちはほぼ男の子です。

わが家は「門限」と呼ぶほど厳しいものはないのですけど、ウメ子ちゃんの友だちの中には、門限が厳しい子もいます。「あ〜、やばい。遅れたらお母さんにめっちゃ怒られる。遅れたらウメ子ともう遊べなくなるから……。今何時かな?」と、腕時計ばかり気にしている子もいます。

この腕時計も、ほとんどの子がつけているのは100円均一のデジタルのものです。
聞くと時計の読み方もよくわからないみたいです。だから余計に怖いのかな??
腕時計の横に、つまり、手にマジックで「4:50」とか書いてあるのですけど、
時計が読めない場合、見逃したらアウトなんですよね。

ウメ子ちゃんの5才の誕生日にプレゼントした腕時計は、アナログ式のものです。
(6才の誕生日でもよかったかな…と思っています^_^;)家の中にもウメ子ちゃんの見やすい低い位置にアナログタイプの時計を置いています。いつの間にか時計の読み方もばっちりになっていて、友だちに「大丈夫だよ、あと40分も遊べるじゃーん!」とか言ってあげています。何かに夢中になると一緒に見逃すこともあるでしょうけど。

その子のお母さんの様子を伝え聞きながら、マツお母さんはもう少しウメ子ちゃんに対してゆるくいてあげよう……なんて思うのでした(^_^;)人のふりみて我がふり直せ、ですね。

「5時にかえっておいでね」と家を出る前に声かけしたにもかかわらず、ウメ子ちゃんが5時20分とかに帰ってきたとしても、マツお母さんは文句は言わずに「おかえり〜」と言って、そのまま次の指示を出していく……というやり方をしています。




「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)