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ウメ子ちゃんの物語(5才0〜1ヶ月)

2017年1月9日 キャンプ場で5才の誕生日を祝いました。

ウメ子ちゃんの誕生日に、タケお父さんの会社の人たちとキャンプに行きました。

夕食の後、ウメ子ちゃんとマツお母さんが家で作って持参したケーキに手作りの細い蜜蝋キャンドルを5本立てて、みんなでウメ子ちゃんの誕生日を祝いました。

20等分したので、一人当たりはとても少なかったけれど、みんなも喜んでくれてよかったです。ハンドミキサーに頼らずに、マツお母さんとウメ子ちゃんが交代で、
泡立器で卵を泡立てて作ったケーキでした。

ウメ子ちゃんは帰ってからも「Kくん、『死ぬほどうま〜!』って言ってたね」と言っていました。

他の家族と一緒にキャンプをするのは初めてでしたが、やっぱり夜の宴は長いんですね〜〜。18時半には消灯して寝袋に入っているような、わが家のスタイルの方が圧倒的マイノリティなんでしょうね(^_^;)大人だけでなく、幼稚園児〜小学生・中学生の子たちも、結構遅くまで火のまわりでしゃべっていました。

子どもたちと数人の大人が夜の探検にでかけたのですが、20時頃にはウメ子ちゃんは「もう眠いから帰る」と言い、マツお母さんとふたりで離脱してテントに戻りました。

歯磨きも終えた状態だったので、すぐに着替えて寝袋に入りましたが、大人たちのしゃべり声と戻ってきた子たちのにぎやかな声が聞こえてきました。
ウメ子ちゃんは耳を手でおさえて「ねれないよ〜〜」と言っていました。

しまいには、外から聞こえてくる女の子たちの歌声に合わせて、「恋」や「前前前世」を一緒に口ずさんでいました。ね、ねれない……。

21時半過ぎにマツお母さんが「お母さん、外に片付けに行ってくるね。一人でも大丈夫?」と聞くと、ウメ子ちゃんは「うん。ちゃんと閉めといて」と言いました。

タケお父さんと外のゴミなどを片付けて、テントに戻ると、ウメ子ちゃんは眠っていました。

翌朝は7時に目を覚ましました。

〜〜〜

食事の用意をする時に、3才の男の子が「切りたい!切りたい!」と言って、ウメ子ちゃんと一緒に野菜を切ったりしました。

その子のお母さんは、「本人は自分の包丁を買ってって言うんだけど、まだ早いかなと思って……。今日初めて包丁を持たせました」と言っていたので、マツお母さんは台所育児包丁をおすすめしておきました(^_^)

(台所育児包丁にしようと思っていたけれど、その後、別の包丁をお子さん用に購入したそうです^^)

キャンプの時はいつも、「坂本寛子の台所育児包丁」を持って行っています。
カバーもあって便利です。普段はカバーを外した状態で置いていますが、
キャンプの時だけ使っています。

朝ごはんの用意は、起きていた6才の男の子とウメ子ちゃんのふたりで、ゆで卵の殻をむいたり、潰したりしました。マヨネーズを入れたり、片方がボウルをおさえて、片方が混ぜたり。

朝はホットドックで、各自でいろんな具をはさんで食べていました。こういうスタイルもありだなと思いました(^_^)

ウメ子ちゃんを含めて、1才から12才までの8人の子どもがいましたが、見ていてなかなかおもしろかったです。小学生以上になると勝手に遊びに行っちゃいますね。
6才の子はマツお母さんが指示を出したら、「やる!」という感じでした。5才のウメ子ちゃんに指示を出したら、「やだ!」っていうんだけど、他の子がやるのを見ていたらやりたくなって動くって感じでした。3才の子は「やりたい!やりたい!」って気持ちが強いんだけど、お母さんの方がためらっているって感じでしたね。初めてだと躊躇しますよね。でもこの機会に、これから台所育児をやってみようかなって気持ちになるといいな〜とマツお母さんは思いました(^_^)

〜〜〜

あるお母さんからは、「マツさんは子育てを楽しんでいそうですよね。育児の悩みがなさそう。その子育てのやり方に名前とかあるんですか?」と、聞かれました。

価値観というか、いろんな考え方が共感出来る方だったので、素直に「子育ちっていうのをやっています」と答えちゃいました。その時の会話以上に「子育ち」に興味をもってくれて、このブログが発見されるまでに至るかどうかはわからないですけどね……(^_^;)

2017年1月13日 ウメ子ちゃんの書き初め

昨日のこと。

幼稚園が終わって家に帰り、おやつを食べてから、ウメ子ちゃんが「お母さん、黒い絵の具やりたい〜」と言いだしました。

マツお母さんは自分の道具箱から硯と墨を出してきて、ウメ子ちゃんの机上空間に置きました。初めてです。

水を少し入れて、墨をすり、筆を渡しました。

何を描くのかな〜と思ってみていたら、ウメ子ちゃんは‘おとしだま’と書いて、
「明日ね、幼稚園で書き初めするんだよ」と言いました。

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普通に文字を書いていて、なんだかつまらないと感じてしまったのは内緒です(^_^;)「明日幼稚園で書き初めするんだね〜」と真似で返しました。幼稚園で見てきたのかな。

今日のおやつ後のこと。

「今日も書き初めする〜」とウメ子ちゃん。

ウメ子ちゃんは硯に水を少し入れ、自分で墨をすりながら、「幼稚園はね、これじゃなくて、こんなして、入れるだけだったよ」と、手で墨汁を入れる真似をしていました。

そして、また何を書くのかな……と思ってマツお母さんは見ていました。

ウメ子ちゃんは、「今日は鏡開きをしたんだよ。おもちと〜みかん。それから雨ね」と言って、鏡餅の絵をかいた横に縦線をたくさんかいていました。今日は1日中雨が降っていました。

3枚かいたところで、パッと立ち上がって、「おしまい〜」と言って、手を洗いに洗面所に向かっていました。

マツお母さんが筆に残った墨を余った半紙に吸い取らせていたら、「やっぱりウメ子ももうちょっとやりたい〜」とウメ子ちゃんがやってきて、雨と水たまりの絵をかきました。

「水たまりのみずって水道のみずみたいだね」と言っていました。

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絵を描いてるのをみると、なんだか不思議と安心するんですよね。でも、この鏡餅も園児全員同じ絵をかかされていたりして…(^_^;)?

〜〜〜

先日、一緒にキャンプをして、どんぐり倶楽部をしていることを教えてもらった方から糸山泰造さんの著書5冊を貸してもらえることになりました(^_^)図書館の蔵書検索では2冊しかなかったので嬉しいです♪

そして、早々にこのブログは発見されていたようで、「3日かけて全部読みました」とのことでした。「子育ち、いいですね」と感想をもらってマツお母さんが喜んでいる横で、タケお父さんが「わぁぁぁ!私生活が筒抜けに……」と嘆いていました。そうか、会社の先輩の奥様だものね(^_^;)

2017年1月19日 フェルトでバスを作りました。

マツお母さんはフェルトで何かをつくったとき、小さな端切れも四角や丸などの形にしてとっておいています。ウメ子ちゃんはそれを眺めては、ただ組み合わせて置いて楽しんでいました。

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昨日の午後。

ウメ子ちゃんがフェルトの端切れを見ながら「お母さん、針と糸かして〜」と言いました。

糸を切り、自分で針に糸を通して結んで縫い始めました。
「バスをつくるんだ〜」とウメ子ちゃん。
玉留めだけはマツお母さんがやってみせました。

縫い始めも縫い終わりも残った糸が長かったのですが、ウメ子ちゃんは短く切って処理していました。

フェルトのバスの完成。

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ウメ子ちゃんの専用裁縫道具を用意してあげたいと思いつつ、結構長いこと放置していたことにまた気がつきました(^_^;)

マツお母さんはウメ子ちゃんが生まれる前にパッチワークを習っていました。そのときに、針山を大量生産していました。お友だちにプレゼントしたりもしましたが、まだ残っているので、ウメ子ちゃんにも1個あげようと思います。

針山に針さして、糸と糸切りハサミを用意して、机上空間にただ置けばいいだけなんですけどね。せっかくだから、ちゃんとラッピングして、年長さんになったときのタイミングにしようかな〜とか考え中です(^_^)

〜〜〜

昨日はおやつを食べた後、マツお母さんがウメ子ちゃんに「お皿持ってきて」と言いました。

ウメ子ちゃんは空いたお皿を台所まで持ってきて、「後はウメ子がやるから、お母さんはいいよ」と言って、お皿を洗ってくれました。

それから、流しの中も磨いて、台拭きで流しの周り水滴をきれいに拭きとってピカピカにしてくれたのでした。

ウメ子ちゃん「きれいになったよ」

マツお母さん「ありがとう〜。嬉しいわ〜〜」

ウメ子ちゃん「明日もウメ子がきれいにするね」

マツお母さん「おぉ! よろしくお願いします」


(今日は流しを磨くのをやってくれませんでしたが……笑)

今日は一緒に洗濯物をたたみました。

「ウメ子はウメ子のとお父さんのをやるから、お母さんはお母さんのをやってね」とウメ子ちゃん。

マツお母さんは自分の洗濯物をたたみおえてから、「お父さんのもやるね」と言うと、ウメ子ちゃんから「ありがとう〜!」と言われました。

最初からタケお父さんのはマツお母さんがやるつもりでいたから、ウメ子ちゃんからありがとうって言われたら、なんだか不思議な気分になりました。

指示を出した時に、「え〜〜!やだ!」って言われることも多々あるんですけど、ごはんを一緒につくっているときに「あ〜楽しい楽しい♪明日もお母さんと一緒に作りたいな〜」とかウメ子ちゃんが言っているのを見ると、たまらなく幸せを感じます。散歩も相変わらず楽しんでいます。どんな天気であっても、外に出ること大事ですね(^_^)

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2017年1月19日 ウメ子ちゃんの日課

最近のウメ子ちゃんの日課です。

夜はだいたい19時頃布団に入っています。

横になったままぎゅ〜っと抱きしめると、ウメ子ちゃんが「お母さん、お話しして」と言います。

マツお母さんが何か語ります。たいてい、その日のウメ子ちゃんの物語です。
うそ話とかすると、「その話じゃないのがよかった〜!今日の話がよかった〜!」と言われます。

ウメ子ちゃんが「ゆりかごとねんねんころりをうたってね」と言うので、マツお母さんが「ゆりかごのうた」と「ねんねんころりよ」の子守唄を歌います。
1才の頃から、子守唄はず〜〜〜っとこの2曲です。ウメ子ちゃんは「これ聞くと、すぐに眠れるんだよね」と言っています。

朝、目を覚ますのは6時半頃です。
ウメ子ちゃんは「夜に起きちゃったね」と言います。たいてい、マツお母さんはウメ子ちゃんに起こされます。
ぎゅ〜っとします。

朝ごはんの用意、着替えて、食べて、歯磨きなど。

8時前に幼稚園へ歩いて登園します。近所の公立幼稚園まで、徒歩5分です。

14時お迎え。
家に帰って、手洗い・うがい。ウメ子ちゃんはリュックから着替えを出して脱衣所に置いてあるタライに入れ、翌日の着替えなど幼稚園の用意をします。
コーディネイトは自分でやっています。完全におまかせです。
おやつを自分で用意して食べます。さつまいもを蒸かしたりとかはマツお母さんがしておいて、台所に置いています。

マツお母さんはアイロンかけたり、指示を出しつつ夕飯の下ごしらえをしてから、
15時頃、散歩へ。
最近は必ずフラフープを持っていきます。マツお母さんの妹からプレゼントとしてもらったものです。雨の日も、カッパを着た上からフラフープを持って出掛けます。

16時過ぎ頃に帰宅。
夕飯の用意をして、17時頃夕食です。タケお父さんも一旦帰ってきます(食後はまた仕事へ戻ります)。

絵本を1冊読んでから(読み手はマツお母さんだったりタケお父さんだったり)、
18時頃、入浴。お風呂に入っている時に、下着類を手洗いします。

髪を乾かしたら、電気をつけずそのまま布団へ直行です。

〜〜〜

ほんのつい最近まで、お昼寝は形だけやっていましたが、ウメ子ちゃんは横になったとたん「もうねた!」と言って、すぐに起き上がるので、だんだんとやらなくなってきました。

時々、マツお母さんが一人で眠ってしまって、ウメ子ちゃんが二人分のおやつを用意して待っていてくれることもあります。どっちがお母さんなんだか……という感じです(^_^;)

絵本も文章量が多いものを好むようになってきました。今度図書館に行った時には児童文学を選んでこようかなぁ。

12月は毎日ろうそくに火をつけていましたが、年が明けてから、寝る前のキャンドルもお休み中です。

ウメ子ちゃんはおもちゃ空間でも遊ぶし、机上空間でも遊びます。
外に出るのも大好きです。フラフープを持っていっても、お花や草をつんだり、石ころを拾って集めたりしています。玄関の外に小石の山ができています(^_^)


2017年1月27日

日課からお昼寝(横になること)を外してみて、10日くらいたちました。

昨日はとても天気が良く、幼稚園にお迎えに行ったあとも、幼稚園前の公園や園庭に残っている子とお母さんが多くいました。

ウメ子ちゃんもリュックを置いて、お友だちと遊び始めたので、マツお母さんも特に何も言わないでみていました。

公園の石ころや葉っぱでままごとしたり、園庭でうんていや登り棒をやったり。
しばらくすると、隣の小学校から下校する小学生たちが流れてきて、ウメ子ちゃん含む3才〜8才までの子たちで鬼ごっこが始まりました。

10人くらいの子たちで円陣をくんで片足をつき出して、小学生のお兄ちゃんが「鬼きめ〜鬼きめ〜だれが〜鬼に…」と歌いながら、ひとりひとりの足を指差しながら鬼を決めていて(正確には鬼じゃない人から抜けていくのですが)、なんだか昭和っぽくていいなぁとマツお母さんは思いました(^_^)

久々にめいっぱい遊んで帰宅すると、もう16時になっていました。家に帰ってからの様子です。


ウメ子ちゃんは「お母さん、おなかすいた〜!これ作りたい!」と言って、『ぐりとぐら』の絵本のカステラのページを開いて持ってきました。

「これは…。ちょっと今からじゃ時間ないかな…」と、マツお母さんが言うと、
「じゃぁ、バナナパンケーキでいいから!」と、ウメ子ちゃんは言いました。

すぐに食べられるおやつは別にあったのですけど、バナナパンケーキを作ることにしました。

マツお母さん「冷蔵庫にバナナあるから出して〜」

ウメ子ちゃん「これ?」
ビニール袋に入った真っ黒の完熟バナナをウメ子ちゃんは冷蔵庫から出しました。

マツお母さん「皮をむいてください」
ウメ子ちゃん「やだ〜!気持ち悪い」
マツお母さん「じゃ、お母さんが皮むくから、フォーク出して〜」
ウメ子ちゃん「つぶすのはウメ子がやる〜〜!!」

食器棚からフォークを取り出したウメ子ちゃん、ボウルに入れたバナナを潰しながら、「あれ、ここはかたいねぇ」と言いました。

マツお母さん「かたいねぇ」
ウメ子ちゃん「……」
マツお母さん「……」
ウメ子ちゃん「あっ!こうやって、グスグスグスっていっぱい刺してから、潰したらやりやすいんじゃない?ほら!」
マツお母さん「ほんとだねぇ。ウメ子ちゃん、卵と牛乳を出してください」

ウメ子ちゃんは冷蔵庫から卵と牛乳をとりだしました。マツお母さんが「卵を割ってね」というと、ウメ子ちゃんは器用にボウルに卵を割りいれました。

ウメ子ちゃん「手が全然汚れなかったよ〜♪」

小麦粉と牛乳を少し入れて混ぜ、マツお母さんはフライパンを熱して油を敷きました。
あとは、ウメ子ちゃんが一人で全部焼いてくれました。
おたまで少しずつ生地を流しながら、いろんな形になるパンケーキをみて「お母さんのは、うさぎさんになったよ〜。かわいいよ〜」とか言いながら、フライ返しでひっくり返し、お皿に移していきました。

その間に、というかパンケーキ作りと同時進行で、マツお母さんは夕飯の用意。

かなり遅いおやつの時間でしたが、バナナパンケーキを食べました。

おやつの後、マツお母さんは「ウメ子ちゃん、明日の幼稚園の用意をしてね」と言いました。

ウメ子ちゃんは「ちょっと疲れちゃったから、少し寝てから、後でやってもいい?」と言って、座布団を2枚並べて、そこに横になり、タオルケットを頭からかぶりました。

ときどき「ねぇ、お母さん、ウメ子はどこにいるでしょう〜?」とか笑いながら言っていたので、完全には眠らなかったみたいですけど、一人で横になっていました。
しばらくすると起きてきて「お母さ〜ん…、手伝って〜」と言うので、幼稚園の支度をふたりでやりました。

いつもはおやつの前にウメ子ちゃんひとりで幼稚園の用意をするんですけどね。

そして、いつもならそろそろ夕飯の時間帯だぞって頃になって、ウメ子ちゃんが「今から散歩に行きたい」と言いだしました。

マツお母さん「え〜〜?! 今から散歩? 今日は、幼稚園の後にいっぱい遊んでたじゃん」
ウメ子ちゃん「あ、そうだった〜。忘れてた〜(笑)」

17時半過ぎにふたりで夕飯を食べていたら、ウメ子ちゃんが「今日は絵本はいいから、ごはんの後、外で縄跳び10回してもいい?」と聞いてきました。

「いいよ」と、マツお母さん。

ウメ子ちゃんは玄関の外で縄跳びをして、家に入ってきて「後ろ跳びが一回だけできたよ」と言いました。

その後、お風呂に入って、布団で物語を語ってから寝ました。

(おしまい)

ウメ子ちゃんが自分で横になって休んでいるのを見て、「自分の身体のことがよくわかる」子になっているなぁって思いました。

日課とは違う流れになっても、すっかり日課が染み付いちゃってるのが行動の端々で感じられる…そんなウメ子ちゃんの1日でした。

あと、ウメ子ちゃんがバナナをつぶしていて「かたい」と言ったときに、マツお母さんは頭の中で

「お母さんがやろうか?」と言って、ウメ子ちゃんからフォークを奪って自分で潰してしまい、ウメ子ちゃんが「自分でやりたかったー!」と憤慨する

という情景を、瞬時にシミュレーションしてしまったのですが、実際には何も言わずに見ていました。

ウメ子ちゃんが先に刺してから潰したらいいねって自分で発見して、あぁよかった、よく思いとどまった!と、こっそり自分を褒めました。
あそこでマツお母さんが手を出していたら、ウメ子ちゃんは気分を害したかもしれない……(^_^;)

生活の中で指示を出すときに、こういう小さいことの積み重ねが地味に大事な気がします。子を受け止めようとすることですね。

たとえば、初めて包丁を持つ子に、最初から包丁の持ち方とか左手の置き方とか細かく言っても仕方ないですもんね。日々お手本を見せることも大事だと思いますが、おおまかな指示を出して、まずは子のやり方を見守ってみる。指示のバージョンアップは追い追いですね。

ウメ子ちゃんへの指示の中身も少しずつ変わってきたなぁと思います。バナナを潰すウメ子ちゃんを見ながら、マツお母さんはそういうことを考えていました。


2017年2月9日

マツお母さんの妹のKちゃんから結婚の報告を受けました。

フランスで2年暮らしていたKちゃんは、去年の夏に帰国し、初来日したフランス人の彼と日本でふたり暮らしを始めていました。最近うちの両親に改めて挨拶に行ったそうです。あぁ、とっても嬉しい〜(^_^)Kちゃん幸せにね〜♪

マツお母さんは妹の彼のMにはまだ会ったことないのですけどね。義理の弟ができると思うと、不思議な感じです。ウメ子ちゃんにとってはおじさんですしね。


昨日の朝の会話です。

マツお母さん「ウメ子ちゃん、Kちゃんが結婚するんだって!」

ウメ子ちゃん「なんで?」

マツお母さん「なんでかな? Mが好きだからじゃない?」

ウメ子ちゃん「Mと?」

マツお母さん「うん」

ウメ子ちゃん「いいな〜。ウメ子も小学生になったら、ヨメになる」

マツお母さん「小学生になったらヨメになるんだ」

ウメ子ちゃん「え〜っと、大きくなったらってこと」

マツお母さん「大きくなったらね」

ウメ子ちゃん「誰がいいかな〜……。う〜ん。……お父さん!お父さんは男だしね。男と女だからね。女と女だと変でしょ?」

マツお母さん「お父さんにするんだね」

ウメ子ちゃん「うん」

(おしまい)

マツお母さんは、うわ、ウメ子ちゃんが「お父さんと結婚する」って言った!って、思いました。そういう話ってよく聞きますが、ウメ子ちゃんも本当に言うとは。幼稚園の好きな男の子とかじゃないんだな〜。

タケお父さんに話したら、「嬉しい半分、気持ち悪い半分だね」と言っていました(^_^;)

そして、「女と女だと変でしょ?」には真似で返せず、言葉がつまってしまったマツお母さん……。

最近は、同性愛カップルが認められたり、「性同一性障害」とか「トランスジェンダー」って言葉が一般的に知られるようになりつつありますが、幼稚園や小学校で特別配慮しているところはあるのでしょうか。あっても少ないかもしれませんね。

ウメ子ちゃんの通う幼稚園は、廊下に並ぶ列も遠足のときのペアも男女ひと組で、
プールの着替えも男の子と女の子で分かれていました。だいたい半数ずつなので、先生からしたら楽だろうと思いますし、あまり深くは考えないんでしょう。

そういえば、ウメ子ちゃんの誕生日におじいちゃん(タケお父さんのお父さん)から『タンタンタンゴはパパふたり』という絵本が届きました(もう一冊は『百年の家』。絵が素敵です)。

『タンタンタンゴはパパふたり』は、いろんな家族の形があるんだよっていうメッセージかこめられた絵本だと思いますが、ウメ子ちゃんは普通に楽しんでいました。

例えば、わが子が性同一性障害だとしても、「子育ち」をやってきていれば、子どもは親が自分のことを受け止めてくれていると感じるのでしょうか。悩みも打ち明けてくれるのでしょうか。どんな自分でもそのままでいいんだよって自分のことも受け止められるといいなと思います。親としていろんな覚悟をしておきたいですね……。


その日(昨日)のお風呂に入る前のこと。

ウメ子ちゃんとマツお母さんがふたりで脱衣所で服を脱いでいるときに、
ウメ子ちゃんが「やっぱり結婚するの、お母さんがいいな〜」と言っていました。

お風呂に入ってからも、「だってお母さんが好きなんだもん〜」とウメ子ちゃんは言っていました。

ウメ子ちゃんはどんな人生を歩んでいくのでしょうね〜。


2017年2月11日

木曜日は風が強く吹いていて、とてもとても寒い一日でした。

幼稚園から帰って、おやつを食べ、くまのぬいぐるみとフラフープを持って散歩に出かけましたが、公園に人影はまったくなく、行き帰りもほとんど誰とも会いませんでした。

(帰りがけに幼稚園の近くに住むおばさんが車から降りて、「あ、ウメ子ちゃん、遊んできたの? 今日は寒いね」と声をかけてくれました。マツお母さんは、名前を覚えてくれている!と感激しました。)

家に帰ってから、ウメ子ちゃんは机上空間に座り、何枚も何枚も絵を描いていました。

マツお母さんは台所にいて、料理をしていました。ウメ子ちゃんにやるかどうか声をかけたけど、すべて断られました。

家の電話がなって、ウメ子ちゃんが取りました。
「お父さん、今帰ってるって〜」

受話器を置いたウメ子ちゃんは「かみしばいができたよ〜」と言いました。
台所にいるマツお母さんの方に向かって立ちあがり、お話を始めました。


「『おんなのお友だち』」

「朝は すっかり かぜ ぴゅーぴゅー。
チューリップがきた。
寒い朝は 氷でとけてるところだぞ。
今から 氷なってるとこ ますます すすんでいきました。
それで すすんでいったら なんと 池がこおっていて
手も足も じんじん 冷たくなって
どんどん冷たくな〜れ って言っていたら、
お父さんが帰ってきた! と お友だち。
あ、お父さんだ! と お友だち。」

「チューリップがきた。
あ、そうだったー とかどういういみかな?
また かぜ ぴゅーぴゅー。 かぜ ぴゅーぴゅー。
おともだち、いるか しっている?
かぜ ぴゅーぴゅー っていうのは なあに?
かぜが つよいことだよ」

「こんどは チューリップが咲いたじき」

「あっ! あっというまに チューリップがおわった。
もう すっかり忘れんぼう。
ほんとは ちがうようだったんだ」

「こんどは お花や野菜のじきがやってきたぞ。
でも、 いったいどうなってるの?
あのね、 くらいへやがね、 いろんなへやになってるよ」

「こんどは かぜ ぴゅーぴゅー 黄色いかぜになったとき」

「きょうはお空も白かったし、
天気予報も白かったからお外に行けないや。
お父さんが帰ってきた」

「また かぜ ぴゅーぴゅー ふいたよ。
へんな声だぞ と言いました。」

「なんか 葉っぱはいいきもち。
な〜〜んと、 どういってもいいのかしら。
いっしょうけんめいそだててるよ。
おしまい。」

「おわったよ。おしまい、おしまい、おしまい、おしまい〜♪」

〜〜〜

幼稚園で紙芝居を聞いたのかもしれませんね。元ネタみたいなのがあるのかな。ところどころで聞いたことのあるフレーズが混じっていたり、意味のわからないフレーズもありますが。お父さんが帰ってきたとか今の話じゃんって思ったり(笑)。

「あのね、絵は同じやつだけど、お話は違うのがいっぱいあるからね」と、ウメ子ちゃんは言っていました。

ウメ子ちゃんは手づくりの紙芝居を大きな紙の袋にいれてテープでとめていました。
また聞かせてもらえる日がくるのかな〜?(^_^)なんかいいなぁ、ウメ子ちゃん。
クリエイティブな遊びをしているなぁ。

台所にいたマツお母さんは料理の手を止めて、ウメ子ちゃんのお話をノートにメモっていたのでした φ(^_^;)こそこそ…

普段の物語は記憶から書いていますが、なんかおもしろそう! だけど、たぶん忘れちゃう! と思って、咄嗟にメモすることもあります。

2017年2月15日 ウメ子ちゃんと電信柱

数日前のお風呂の中でのこと。

マツお母さんとウメ子ちゃんは湯船の中にいました。マツお母さんは『デンシンバシラのうた』を歌っていました。

ウメ子ちゃん「お母さん、でんしんばしらって手がないの?」

マツお母さん「でんしんばしらは手がないねぇ」

ウメ子ちゃん「でんしんばしらは足があるの?」

マツお母さん「でんしんばしらは足があるのかなぁ?」

ウメ子ちゃん「でんしんばしらはのどがある?」

マツお母さん「でんしんばしらはのどがあるかなぁ?」

ウメ子ちゃん「でんしんばしらはおなかがある?」

マツお母さん「でんしんばしらはおなかがあるかなぁ?・・・そうか、ウメ子は電信柱を知らないんだね」

ウメ子ちゃん「知らないよ。でんしんばしらってミミズみたいなの?」

マツお母さん「でんしんばしらはミミズみたいなのかなぁ?」

マツお母さんは「ウメ子ちゃんよりは太いと思うよ〜」と言って、マツお母さんは笑いながらウメ子ちゃんのお腹周りをさわりました。「お母さんよりはどうかなぁ?太いかなぁ?細いかなぁ?家の前にもあるから、明日見に行ってみる?」

ウメ子ちゃん「『ある』の?立ってるだけ?」

マツお母さん「立ってるだけだね」

ウメ子ちゃん「いい。行かない。怖いから」

マツお母さん「そう。わかった」

その日の寝る前。

ウメ子ちゃん「お母さん、明日はでんしんばしら見に行かないからね。幼稚園から帰ったら、普通に散歩に行くだけだからね」

マツお母さん「うん、わかったよ。見に行かないよ」

(おしまい)

〜〜〜

ウメ子ちゃんが恐怖に感じている歌詞の一部がこちら(全文ではないです)。

  デンシンバシラはゆすっても。
  デンシンバシラはうごかない。
  手のない。指のない。見えない腕で。
  デンシンバシラは。しかし。
  お前を抱くだろう。     (『マンモスの牙』草野心平 昭和41年)

マツお母さんは、なぜだか3.11の震災と重ねてしまって、ちょっぴり切なくなる詩なのです。

ヒントを少しずつ出しちゃってますが、ウメ子ちゃんにはまだしばらく、電信柱の正体を秘密にしておこうと思っているマツお母さん(←面白がってます^^;)。

でも、ブログに書いちゃったから、タケお父さんがあっさり教えちゃうかもな〜(^_^;)

2017年2月19日 ウメ子ちゃんの段ボールのおうち<1>

10日ほど前に、ウメ子ちゃんと同じクラスの女の子Mちゃんの家に行く機会がありました。

Mちゃんの家では、寝室におもちゃが置いてありました。(いろんな場所にいろんな物がごちゃっと置いてあり、使いにくそうだなって思いました……^_^;何も言わなかったですけどね。)

ウメ子ちゃんはその中でも、「メルちゃんのおうち」が気に入って、中に入って遊んでいました。

メルちゃんのおうちは、簡易テントのような素材で出来ていて、屋根も付いていて、「ピンポーーン」と電子音の鳴るドアベルもついていました。
(正式な商品名は、「メルちゃん おせわパーツ メルちゃんとわたしのおおきなおうち」かな。)

ウメ子ちゃんは家に帰ってから、「ウメ子もメルちゃんのおうちが欲しい〜!」と言っていました。タケお父さんも帰ってきていました。

マツお母さんは「メルちゃんのおうちが欲しいね。ウメ子ちゃんもおうち、持ってるじゃん」と言って、1月に段ボールで作ったおうちを指さしました。ウメ子ちゃんが窓や扉の絵をクレヨンで描いて、マツお母さんがカッターで切れ込みを入れた代物です。

ウメ子ちゃん「こんなんじゃないもん!メルちゃんのおうちは屋根がついてたよ」

マツお母さんはウメ子ちゃんの言うことに真似で返してから、しばらくして「メルちゃんのおうちには屋根がついてたね。机上空間に段ボールがいっぱいあるから、屋根つくったら?」と提案してみました。

ウメ子ちゃんは机上空間からいくつか段ボールを持ってきました。

マツお母さん「こんな感じ?」小さな段ボールを三角に合わせてみました(犬小屋みたいなイメージ)。

タケお父さん「お、いいじゃん」

ウメ子ちゃん「いいね!いいね!」

ウメ子ちゃんはタケお父さんと一緒に作り始めました。タケお父さんが「高い屋根にしようよ」と言って先走り、ウメ子ちゃんは「そうじゃない!」と床にわっと突っ伏して泣きわめき、マツお母さんがタケお父さんに「ウメ子ちゃんのやりたいようにやらせてあげてよ…」と声かけ。ギャーギャー言いながら屋根をとりつけました。

郵便受けもできました。ハートの形の天窓もできました。

ウメ子ちゃんはお家の中に入って、「メルちゃんのおうちができた〜♪」と上機嫌でした。

〜〜〜

タケお父さんは「それにしても、ウメ子はなんであんなに物欲が抑えられるんだろうねぇ。スッと引くじゃん。俺がこどもの頃はもっと粘ってたぞ。大泣きして親と大げんかしてたけどな」と、マツお母さんに言いました。

マツお母さんは「子育ちっ子って割とそんな感じっぽいよ」なんて言いました。

タケお父さんからは(俺の方が長く粘ってすごかったぞ、えへん)みたいな感じが
漂っている気がしたのですが、ぐずぐず言い続けないで別の案でも自分を納得させるウメ子ちゃんの方がマツお母さんはいいと思うな〜って心の中で思っていたのでした(^_^)

(つづく)

ハートの天窓。「ウメ子の指示を受けながら俺が描いた」とタケお父さん。それでも、ふたりであーでもないこーでもないと言いながらやっていました。

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2017年2月23日 ウメ子ちゃんの段ボールのおうち<2>

段ボールのおうちに屋根がついた数日後のこと。

ウメ子ちゃんは「Mちゃんちみたいに『ピンポン』が欲しいよー!」と言いました。

マツお母さん「ピンポンが欲しいね」
ウメ子ちゃん「ピンポンってどこにあるの?」
マツお母さん「ピンポンってどこにあるんだろうねぇ。何か音が鳴るものがあるかなぁ……」

マツお母さんは机上空間に行って、ウメ子ちゃんの鉄琴を叩いたり、笛を吹いたり、メルヘンボールを鳴らしてみたりしました。

ウメ子ちゃん「やだー!」

マツお母さんがカスタネットを叩いたときに、ウメ子ちゃんが「これがいい!これにする!」と言いました。

ウメ子ちゃんは「小さい袋ない?」と聞きました。

マツお母さん「小さい袋かぁ。これとか?(コンビニとかでもらえそうなビニール袋)」
ウメ子ちゃん「違うー!」
マツお母さん「これは?(ウメ子ちゃんが幼稚園から持ち帰ったお菓子の空箱)」
ウメ子ちゃん「やだー」
マツお母さん「作ったら?」

ウメ子ちゃんは画用紙をカスタネットの大きさくらいに切って、ホッチキスでとめて小さな袋をつくりました。

ウメ子ちゃん「はいらない〜〜!!うわぁぁぁ〜〜〜ん!!」
マツお母さん「……」

マツお母さんはちょっと面倒くさくなってきて、「お母さんは昼寝するね」と、ひとり寝室に逃げて横になりました。

ウメ子ちゃんはまた別のピンク色の画用紙で同じように袋をつくったようでした。

ウメ子ちゃん「わぁぁ〜〜ん!はいらない〜〜!!ピンクがよかったのに〜〜!!うわぁぁ〜〜ん!!」と大泣き。

マツお母さん「……。カスタネット入れたまま、とめてみたら?」

ウメ子ちゃん「……。うわぁぁ〜〜ん!逃げるよ〜〜!」

しばし、沈黙。

ウメ子ちゃん「できた」

段ボールのおうちのドアの横に、カスタネットを入れた画用紙の袋をあててみて、
「やぁだぁぁあ〜〜〜〜!大きすぎてつけられない!」とまた泣くウメ子ちゃん。

いろんな場所にあててみては、「やだ〜〜〜〜!」と言って床に突っ伏して打ちひしがれています。

マツお母さんは横になったまま、「ウメ子ちゃん、手伝ってあげるからハサミ持ってきて。上のところを小さく切ってみたら?」と言いました。

マツお母さんがウメ子ちゃんからハサミを受け取って袋の上部を細く切ると、ウメ子ちゃんはガムテープでドアの横にカスタネットを入れた袋を貼り付けて、「ピンポンができた〜〜♪♪」と言いました。

タン!タン!っと、袋の上からカスタネットを叩いて、「お母さん、ピンポン鳴らしてね♪」と言って、段ボールのお家の中にウメ子ちゃんは入って行きました。

(おしまい)

ウメ子ちゃんが自分で工夫するのを待てればよかったんだろうけど、アドバイスしちゃったな〜〜〜。というか、完全に私が手を加えちゃったな〜(^_^;)まぁでも、電子音に頼らずに、心地良い音の「ピンポン」が完成してよかったです。

その後、カスタネット製のピンポンは、おもちゃ空間のついたてに移動させたりして、ウメ子ちゃんのお気に入りアイテムとなりました。

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2017年2月25日 歯ぎしり

今月に入ってから、ウメ子ちゃんが夜中に寝ている時に、ギリギリギリ……と歯ぎしりをするようになりました。

タケお父さん「おい、ウメ子ちゃん歯ぎしりしてないか?」

マツお母さん「うん……。してるよね……」

夜中に急に心配になりました。

〜〜〜

ネットで「子ども 歯ぎしり」と検索してみると、5才から10才くらいは乳歯が抜けて永久歯に生え変わる時期だから、歯ぎしりをする子が多いとありました(4才から6才と書いてあるものもありました)。

ウメ子ちゃんを見ていても、特にストレスを感じているわけでもなさそうだし、成長によるものだろうからひとまず安心……ってことで、マツお母さんもタケお父さんも落ち着きました。

成長の証だし、一時的なものだから気にしなくてもいい……と書いてあるけど、気になるんですよね。夜中にギリギリギリって横から聞こえてくると、なかなかつらいです(^_^;)

そういえば、ウメ子ちゃんと同じクラスの年中さんの子たちも、4月5月6月生まれの子たちは、前歯が抜けて大人の歯にはえかわっていっていましたね。

〜〜〜

シュタイナー教育では生まれてから7才まで、7才から14才まで、14才から21才までの3つの期間に区切って、子の成長していく様子の違いを分けています。

シュタイナー関係の本に『7歳までは夢の中』という本がありますが、7才の前後で分けているのは「歯の生え変わり」なのだそうです。乳歯の間はファンタジーの中で生きているらしいのです(^_^)

子育ちでは、-1才から2才、2才から6才、6才から13才、13才から20才っていう区切りになっていますけどね。9.5才で前半と後半。6才から13才にかけて、「生活」を確立していって、「教育」が始まるという感じ。6才は「数え」なら7才ってことです。

「歯の生え変わる時期(生え変わりが完了する時期)」って、ひとつの成長の目安になるんだろうと思います。

子育ちなら、関係性は「一観(一体)的」から「主観的」へ、扱いは「小人(こども)扱い」から「個人扱い」へ、「とる・ひろう・もらう」から「つくる」時代へ、などなど、いろんな変化がありますし。

こういうことってあまり意識しなくても、子の方からじわじわと伝わってくるものだろうから、親はただ、子の「ありのまま」を受け止めようとして返していれば、勝手に移行しているのかもしれません。

でも、やっぱり先が見通せていると楽だと思います。「子育ち」ってありがたいなぁ(^_^)

当たり前だけど、ウメ子ちゃんもそのうち歯が抜けるのかぁ……なんてことをぼんやり考えているマツお母さん。ウメ子ちゃんと一緒にファンタジーの世界をまだまだ楽しみたいと思います。

2017年2月27日 段ボールのおうちの郵便ポスト

ウメ子ちゃんの段ボールのおうちには、小さい段ボール製のポスト(郵便受け)が設置されています。ウメ子ちゃんとタケお父さんが毎日手紙のやりとりをしています。

ウメ子ちゃんは朝、タケお父さんが寝ている間に、折り紙の裏側の白い部分にクレヨンで書きます。タケお父さんは、お昼ごはんを食べに家に戻ってくるときに、ウメ子ちゃんにお手紙を書いて、郵便受けに入れてから仕事に戻ります。幼稚園から帰って、ウメ子ちゃんはタケお父さんのお手紙をみて、またお手紙を書いてポストに入れています。

たまにタケお父さんが手紙を書くのを忘れると、ウメ子ちゃんは「お父さんなんでウメ子にお手紙くれないの?!」と、怒りだします(^_^;)


何日か前のこと。

夕ごはんのときに、ウメ子ちゃんは嬉しそうな顔して「お父さん、ポストみて!」と言いました。

タケお父さんはポストから折り紙の手紙を出し、開いて「おとおさん、おがみ、りがとう、うめこより」と読みました。

ウメ子ちゃんは「お手紙ありがとう、だよ!」と言いました。

タケお父さん「でも、『おがみ、りがとう』って書いてあるよ」

ウメ子ちゃん「てを忘れたんだよ!」

タケお父さんは「『おがみ、りがとう』だって〜。『おがみ、りがとう』って書いてあるもん。ははは」と笑いました。

ウメ子ちゃん「うわぁぁぁぁぁぁん!うわぁぁぁぁぁぁん!」と、涙を流して大泣き。

マツお母さん「もう、タケくん、ほんといじわるなんだから。そんなに言わなくてもいいじゃんか」

タケお父さん「ごめんごめん。ウメ子ちゃん泣かなくていいよ〜」

ウメ子ちゃん「うわぁぁぁぁぁぁん!うわぁぁぁぁぁぁん!」

マツお母さん「ウメ子ちゃん、泣いてもいいよ…」

ウメ子ちゃんはマツお母さんに抱きついてきました。

(おしまい)

はぁ。タケお父さんってほんっとに揚げ足取りなんだから……。

お弁当の日のウメ子ちゃんのお手紙
『おとおさん おとおおん おべんとおいしかたよね うめこより』

タケお父さんの休みが気になるウメ子ちゃん
『おとおさん おやすみだのかな うめこより』

『おとおさん おてがみりがと』
『おとおへ おてがみけりがとよ うめこ』

(ちなみに、ウメ子ちゃんの書くひらがなの「お」には、点がありません)

2017年3月1日 幼稚園でカレー作り

ウメ子ちゃんの幼稚園でカレー作りがありました。

幼稚園で育てて収穫した野菜(じゃがいも・にんじん・たまねぎ)を使うことになっていましたが、幼保園全体では足りないので、年長さんはじゃがいも1個、年中さんはにんじん1本を寄付することになっていました。

保護者の中でボランティアを募集していたので、マツお母さんも行ってきました。

〜〜〜

8時半に教室に向かうと、ウメ子ちゃんのクラスの子たちはみんな、エプロンと三角巾をつけていました。

どんなことをするのかな〜?と思っていましたが、半数(男の子と女の子)に分かれて、すでに洗ってあるにんじんをピーラーで皮むきして終わりでした。

そして、1クラス4名の保護者ボランティアがひたすらに刻むという。イメージしていたボランティアとかけ離れていました。子たちがもっと切ったりするのかと思っていました……(^_^;)人数が多いと難しいのかな。

ボランティアのお母さん4人が、園児たちにぐるりと囲まれて、切っているところを見学されました。しかも、保育園の4才以下の子たちの給食の分もまかなうので、1センチ角くらいの小さいサイズで、調理の関係もあるので何時までにお願いしますって感じだったので、かなり必死で切りました。

切ったニンジンをもって給食室に行き、調理のおばちゃんに「よろしくお願いします」と渡しに行きました。

〜〜〜

園児たちが外遊びしている間、ボランティアさんたちは絵本の修繕とか教材の用意とか。お茶とお茶菓子を用意してもらって、他のクラスのお母さんたちともおしゃべりしながら黙々と作業。

そして、給食の時間にまた教室に戻って、今度は配膳のお手伝いをしました。

マツお母さんはウメ子ちゃんの隣で食べました。初めての幼稚園の給食の味は、
とっても薄味でした。あぁ、カレーもスープも味が薄い。保育園も一緒だからこその味付けなのかもしれませんが、わが家の味付け濃いのかな……って少し反省しました(^_^;)

でも、ウメ子ちゃんはカレーを2回おかわりしていたし、スープもおかわりしていましたね。

みんな「私のにんじん!」とか「おれのにんじん!」とか言っていて、よく食べていました。

ウメ子ちゃんは家に帰ってから、にんじんの皮むきして、切るところまでやっていました。みんな家でもやらせてもらえるといいね(^_^)

〜〜〜

ボランティアの帰り、近所に住む隣のクラスの子のお母さんに「1年前は幼稚園に行かせないかもって言ってたじゃん?でも、ボランティアもいっぱい参加して、充実してたんじゃない?」って言われました。

そう。マツお母さん、保護者の中でただひとり、ボランティア全参加でした(^_^)
マツお母さんはもともと2年保育のつもりはなくて、家でみようと思っていました。ウメ子ちゃんが「お母さん、幼稚園に行かせてください!」と言うから年中から幼稚園に申し込みをしたけれど、ウメ子ちゃんも毎日幼稚園であったことを話して聞かせてくれて楽しそうだったし、マツお母さんにとっても楽しい1年でありました。(ひとりで映画を観に行ったり、タケお父さんとふたりでランチしたりもできたし^^)

年中さん修了まであと登園日は10日ほど。年長さんになるのも楽しみです。

2017年3月3日 ひな祭り

今日はひな祭りでしたね。今日は旧暦の2月6日で、昔だったらなんでもない日なのかもしれません。今年は旧暦の3月3日は3月30日のようです。旧暦の方が春のお祭りって感じがしますね。

わが家のお雛様は、祖母(ひいおばあちゃん)からのもらいものの素焼きの人形と
母(おばあちゃん)の手作りキルトですが、なんとなく旧暦のひな祭りの日まで飾るようにしています。

そういえば、去年は旧暦の3月3日に家族3人で潮干狩りに行きました(^_^)30日は実家から戻る日だから今年は難しいかな。ウメ子ちゃんは春休みだけど、平日だし。

〜〜〜

幼稚園では普通に今日がひな祭りだったようで、幼稚園の教室の中も飾り付けがしてありました。

ウメ子ちゃんはここ数日間、机上空間で輪飾り(細長く切った折り紙を鎖状につなげたもの)をずっと作っていました。前につくったマフラーくらい長くなっていたので、4メートルくらいになっているかもしれません。

今日はウメ子ちゃんの指示のもと、マツお母さんが部屋の中を飾り付けしました。

ウメ子ちゃんは「かわいいね〜」と喜んでいました。

幼稚園の給食がちらし寿司だったようですが、晩ごはんもちらし寿司にしました。

小さなおむすびにして、薄焼き卵と焼き海苔で巻いて、お雛様っぽくしました。
きゅうりと海苔で顔をつくって、ウメ子ちゃんに刺してもらいました。「かわいいかわいい」と喜んで食べていました。

「幼稚園で今日はひなあられを食べたよ」とか、「おやつが2回あったんだよ」とか「飲み物は甘酒だよ」とか、幼稚園であったことをずっとしゃべっていました。

タケお父さんも出張でいなかったし、マツお母さん、このお雛様ちらし寿司くらいしか用意しなかったけど、なんとなくお祝いっぽく過ごしました(^_^)



「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)