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ウメ子ちゃんの物語(3才0ヶ月)

2015年1月23日

ウメ子ちゃん、3才の今もおっぱいを飲んでいます。

今日の寝るときの話です。
ローソクを消して、トイレに行って、寝室に戻ってきてからのこと。

ウメ子ちゃんは「ウメ子ちゃん、ここでねるね」と言って、タケお父さんのお布団の足元に自分の枕を起きました。
マツお母さんと対角線上に離れた場所です。

「ウメ子ちゃん、おっぱいのまないよ」とウメ子ちゃん。
マツお母さんは、「おっぱいのまないんだね」と言いました。

お互いに、布団に入りました。
「おかーさん、おはなしして」とウメ子ちゃんが言い、マツおかあさんは「今日は…」とお話を始めました。

マツお母さんの話のひとつひとつに、「わーーー!」と声をあげて、
笑いながらジタバタし、「ウメ子ちゃんね、こうこうこうしたんだよ!」と言っていました。

しばらくして、「ウメ子ちゃん、おっばいのみたい」と言いました。


マツお母さんは「おっぱい、のみたいねー」と返しました。

ウメ子ちゃんは「おかーさんのとこにいこうかな」と言って、むくっと起き上がり、枕を持って、「おかーさんのとこにいこうかな。おかーさんのとこにいこうかな」と言いながら、もぞもぞと近づいてきました。

ウメ子ちゃんはマツお母さんの布団に入って、おっぱいを飲みました。

マツお母さんが小さな声で「おやすみ」というと、ウメ子ちゃんも小さな声で、
「やっぱり、おかーさんのところにいこうかな。いっしょにねようね」と言って、あくびを一つして眠りました。

(おしまい)

2015年1月28日

今日はお風呂上りにタケお父さんが帰ってきたので、寝る前の日課はちょっと崩れてしまいました。

マツお母さんが晩ごはんを用意している間、ウメ子ちゃんもくまちゃんを抱っこしながらままごとして、それから、おもちゃの電話で遊んでいました。

ウメ子ちゃん「あ、おばぁちゃん〜、あしたしんかんせんにのっていくからね〜。はい〜はい〜。きょうね〜、おさんぽしてたらね〜、はい〜はい〜。ウメ子ちゃん、あかちゃんになっちゃってね〜、はい〜はい〜。えーんえーんってないちゃったの。はい〜はい〜。おかあさんがだっこしてね〜、はい〜はい〜。かいだんいったんだよ。はい〜はい〜。おとうさんはいまかえってきておふろにはいってるよ。
はい〜はい〜。ウメ子ちゃんはごはんとおみそしるとパンをちゅくっています。はい〜はい〜」

おもちゃ空間のついたてをぴっちりしめて、ついたてのカーテンに隠れるようにして電話していたウメ子ちゃん。

ついたてからそ〜っと顔をだして、マツお母さんの方を見たので、ウメ子ちゃんとマツお母さんの目があいました。

ウメ子ちゃんはにこっと笑い、「いまね、おばあちゃんにでんわしてるの」と言いました。

(おしまい)

「はい〜はい〜」っていうのは、タケお父さんが電話する時の真似です(^_^;)

今日の午後の散歩は、「おすなばにいく」と言って、お砂場セットを持って家を出たのです。

でも、公園に行くまでの道でたくさん遊んで時間が遅くなってしまったので、「もう帰るよ。帰ってごはん作ろう」とマツお母さんは何度も言っていました。
ウメ子ちゃんが「こうえんにいきたい!」と言って、マツお母さんの言うのを聞きませんでした。
公園に向かう手前の交差点で、マツお母さんがウメ子ちゃんを強制的に抱きあげて道を変更して帰ったのでした。

マツお母さんの中で、時々イラっとしてしまうのが散歩から「帰るよ」と何度言っても聞かない時だったりします。
すべり台とかブランコとか「もういっかい!」を何度もなんども。
最初は笑って真似で返したりして付き合えても、だんだんと嫌になってくるんですよね。

強制的に抱っこして公園から離れたりすると、また歩き出して帰ったりすることもあるんですけど。

今日もジタバタジタバタするのを抱き上げて心の中でため息をついていました…

でも、ウメ子ちゃんの電話の内容を聞いていたら、おっかしいなぁ!となんだか笑えてきました。
ついたてに隠れていたけど丸聞こえだし(笑)

2015年2月8日

毎日、洗濯板を使って洗濯をするわが家ですが、ウメ子ちゃんは気まぐれでやったりやらなかったりです。
1年前はやる日の方が多かった気もします。

2日前のこと。

洗濯はマツお母さんがほとんどやって、ウメ子ちゃんは自分の靴下などの小物を
ちょっとだけしぼりました。

しぼった洗濯物をタライに入れ、リビングに移動して干しました。

マツお母さんが干している途中で、ウメ子ちゃんは自分の物をより分けて「これ、ウメ子ちゃんやるね〜」と言って、自分の物干しのところに持って行きました。

マツお母さんがさっさと残った洗濯物を干し終わり、早く終わらせたかったもので、ウメ子ちゃんの洗濯物にも手をのばしました。

すると、ウメ子ちゃんが、「あー!ウメ子ちゃんやるから!」と言いました。

マツお母さんは「ウメ子ちゃんやるんだよね…」と言って、手を引っ込めました。

ウメ子ちゃんは「おかあさんはわたしてください」と言いました。

マツお母さんは「お母さん、渡すね」と言って、洗濯物を取りました。

ウメ子ちゃん「うん。ちょっと待ってね」と言いつつ、洗濯バサミで洗濯物をはさみ、マツお母さんから洗濯物を受け取ると、「ありがとう。うん。ちょっと待ってね〜」と言いました。

このやり取りをくり返し、ウメ子ちゃんはすべて干し終わると、「できた〜。いっぱいゆらゆらしてるね〜」と言って、干された洗濯物を下から眺めてにこにこしていました。

(おしまい)

マツお母さんはウメ子ちゃんが人から何かもらったりしても、「ほら、ありがとうって言いなさい」って、今まで一度も言いませんでした。

「ありがとう」を子に言わせようとしなくても、母親がきちんと労いの言葉をだしていたら、自然と「ありがとう」が口から出るようになるもんだと実感しています。

ウメ子ちゃんは母親であるマツお母さんに指示を出してるし、着々と「子育ちっ子」に育ってるなぁと思います(^_^)

そうそう、「しぼる」という動作を見ても、ずいぶん成長したな〜と思います。

以前は、ただぎゅっと握っただけで、「でない〜」と言っていました。

今は、「おかあさん、みてみて〜」と言いながら、くるくると靴下をおしぼり状に巻いて、ぎゅっとにぎります。すると、水がぼとぼとぼと〜。
「いっぱいでるよ〜」

自分でやり方を工夫しているとこが素敵です。



「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)