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ウメ子ちゃんの物語(3才10ヶ月)

2015年11月14日 赤ちゃんみたいになっちゃった。

何日か前。

私立幼稚園帰りの年中さんの子どもたちと公園で会いました。
その中の子の妹のNちゃん(3才前半)もお迎えに来ていて一緒に遊んでいます。

ウメ子ちゃんはNちゃんのお兄ちゃんのYくん(5才)とブランコの二人乗りをして遊んでいました。

Nちゃんは「止まってー!」と言って、Yくんとウメ子ちゃんをバシバシ叩いてきました。

ブランコに乗っているYくんがNちゃんをドンと押すと、Nちゃんは座り込んでぎゃーと泣き出しました。

YくんとNちゃんのお母さんがやってきて、Nちゃんは「お兄ちゃんがのどのとこグイって押したー!痛いー!!」と泣きました。

その子たちのお母さんは「Yくん、どうしてそんなことするの!謝りなさい!」
と言い、Yくんは「ごめんなさい」と言ったのでした。

(おしまい)

昨日の午後の散歩のことです。

ウメ子ちゃん「お店にいくー」と言っていたので、買い物にいくつもりで家を出たのですが、途中通った近所の公園で砂遊びをしている子どもたちに会いました。
マツお母さん、買い物はしなくていいか……と心の中で予定変更したのでした。

マツお母さんとウメ子ちゃんが公園に入ると、幼稚園帰りの年中さん(5才児)たちが柔らかい石を削って細かい砂を作って遊んでいるのが見えました。

ウメ子ちゃんは急に、後ろに一つで結んでいたヘアゴムを取り外し、マツお母さんにゴムを渡しておろした自分の髪の毛をなでました。

子どもたちの中から、Nちゃん(3才前半)が前に出てやってきて、両手でさらさらヘアーの長い髪の毛をバッサァ〜と後ろにかきあげて、ウメ子ちゃんの方に歩いてきました。

「ごめんねぇ!ウメ子ちゃんは入れてあげられないの〜!」とNちゃんは言いました。

ウメ子ちゃんが黙って見ていると、Nちゃんは「あっちに行ってくれる?!」と大きな声で言いました。

Nちゃんのお兄ちゃんのYくんが顔をあげて「ウメ子ちゃん」と言いました。
別の子のHちゃんも「あ、ウメ子ちゃん」と言いましたが、ふたりともまた砂遊びに戻ってしまいました。

Nちゃんはウメ子ちゃんの前にやってきて、「おかあさんごっこも入れてあげられないの」「お店やさんごっこもみんないっぱいで、いれてあげられないの」「早くあっちに行ってってば!」と何度も言いました。

ウメ子ちゃんはその度に、ぎゅっとマツお母さんのスカートの裾をにぎってじっとしていました。

ウメ子ちゃんが動こうとしないので、マツお母さんもじっとしていました。

しばらくすると、Nちゃんは遠くでおしゃべりしているお母さんたちのところに行ってしまいました。
5才の子たち(5人組)はかけっこの勝負を始めて、その場からいなくなりました。

誰もいなくなったところで、ウメ子ちゃんは「やってみたい…」と言いました。

マツお母さんが「やってみたいね。今誰も使ってないし、やってもいいんじゃない?」と言うと、ウメ子ちゃんは「お母さんも来てぇ……」と言って、もじもじと石ころをつかんでただ立っていました。

かけっこから戻ってきた5才の子たちの中のある女の子が「あ〜、石取られちゃった!」と言いました。

ウメ子ちゃんは石を持ったまま、また固まってお兄ちゃんお姉ちゃんたちの様子を見ていました。

しばらくすると、公園でよく会うプリンちゃん(犬)を見つけました。
ウメ子ちゃんはプリンちゃんの方へ走って行って、おばさんとお話しして、何度か遊んだことのある1才半の男の子がやってきたので、その子と遊びました。
それから、「ウメ子ちゃん」と名前を読んでくれたHちゃんとは一緒にブランコのそばで遊んでから家に帰りました。

(おしまい)

そして、家に帰ってからのことです。

夕飯の後、マツお母さんは黙って一人で片付けをしていました。

ウメ子ちゃんは「お母さん、おこってるの?」と聞きました。

マツお母さんは「ん? 怒ってないよー。……。……Nちゃんはなんで『あっちに行って!』って言ったのかなぁと思って……」と言いました。

ウメ子ちゃんは「お兄ちゃんがいないときに、お母さんが『入ってもいいよ』っていったんだけど、ウメ子ちゃん、あかちゃんみたいになっちゃんだんだよねぇ!Nちゃんはなんで『あっちに行って!』っていったんだろうねぇ。あっ!おやすみだったからじゃない?」と言いました。

マツお母さんが「おやすみだったからかもねぇ」と言うと、ウメ子ちゃんは「うん。きっと、おやすみだったからだよ」と言って笑いました。

(おしまい)

何のお休みなのか、分かるようで分かりませんが…(^_^;)まぁ、ちょっと書くのをはしょってしまったのですけど、Nちゃんは5才の子たちから「もう!Nちゃん触らないで!」「Nちゃん、砂取らないで!」「Nちゃんやめてよ!」と言われていたのでした。
Nちゃんはお兄ちゃんのYくんや別の5才の男の子を何度も叩いたりもしていました。金魚のフンのNちゃん、みんなから仲間外れにされていたら傷ついちゃうよね。Nちゃんの気持ちは分かるような気がする。……んだけど、あの言い方は可愛くなかった(^_^;)

マツお母さんは夕飯後にNちゃんのことを思い出して、もやもやしてしまい、黙ってしまったのでした。で、余計なことかなと思いつつも、ウメ子ちゃんにNちゃんのことを話してしまいました。ウメ子ちゃんは何も言っていなかったのに。

公園では何も言いませんでしたけど。その場で、直接口を挟む親は多いだろうけども……。

なかなかうまくいかないけど、そのうち案外あっさりウメ子ちゃんとNちゃん仲良くなったりしてね。いろんな子がいるから、付き合いを深めないかもしれない…。わからないですね。なるべく「受け止めるが先」でありたいです。

2015年11月19日 自分で自分を癒し、強くなる。

前回の物語「あかちゃんみたいになっちゃった」のその後。
Nちゃんとは会っていないのですけど。

子育て支援センターにいったところ、ウメ子ちゃんは、滑り台の下にある空間に
仲良しの4才の男の子と2人でこもっていました。
1才半から2才くらいの小さい子が入ろうとすると、「きょうはお休みですー!
入っちゃダメー!」とふたりで言っていました。

小さい子は泣いて、お母さんに抱きついていました。

マツお母さんは、心の中で(ですよね〜)って、苦笑い。

こういうことって、これまでにもいっぱいあったなって思い出したのでした。
そりゃ、真似するよね。

ウメ子ちゃんは「おやすみなんだもん!入っちゃダメなんだもん!」と言っていました。

2年前、マツお母さんは子育ち講座の中で、
ウメ子ちゃん(1才2ヶ月)の物語を発表しました。

〜〜〜

夕方、親子3人で散歩に行ったときのこと。

タケお父さんが缶ジュースを買って飲みました。
ウメ子ちゃんはタケお父さんの方に手を伸ばしましたが、タケお父さんは一人で飲んでしまいました。

ウメ子ちゃんはその後、落ちていた空き缶を拾って、口を近づけて「おいしい」と言いました。

(おしまい)

〜〜〜

当時のマツお母さんが披露したのはもっともっと長ったらしい物語で、遠藤さんからは「状況説明が下手。後半はいらない。もっと簡潔に」なんて言われましたね(^_^;)

その次に、遠藤さんがいった言葉をよく覚えています。
「あ、結構ショックだったんだなって。」

マツお母さんはウメ子ちゃんが真似しているのがただ面白いなと思って選んだ物語だったので、そんな風に考えていませんでした。

子の「体験」はすべて傷ついていることなのだそうです。
傷つけっぱなしはよくなくて、「再現」できるようにした方がよいのだそうです。
子は体験を再現することで、自分で自分を癒し、強くなるのだと遠藤さんは言っていました。

講座の後、タケお父さんに遠藤さんから言われたことを話すと、「あー、それめっちゃ分かるわ!傷つきの連続だよね」と言っていました。

当時のマツお母さんは分かるようで分かっていなかったので、ふーん、そんなものかな…なんて思っていましたが、今回のウメ子ちゃんを見てそうだなぁって思い出したのでした。

(って、もしかして前にもこのエピソードブログに書いてたりするのかな? 忘れた^_^;)

ちなみにですね、マツお母さんのこれまでの苦い痛い経験から、今回の子育て支援センターで行ったことは、「相手のお母さんへのフォロー」です。

1才半〜2才くらいのお母さん。
自分の子が入れてもらえなくて泣いてしまって、ウメ子ちゃんのこと「かわいくない子だな〜〜!!」なんて心の中で思ったかもしれません。
前回のマツお母さんのように、帰ってからも心の中がモヤモヤするかも…。

泣いてた子が少し落ち着いた頃、「ごめんなさい。うちの子が泣かせてしまって…」とフォローしておきました。

相手のお母さんは「いえいえ、いいんですよ」と言ってくれましたが、大人同士感のフォローはとても大事なことなのだと思います。

(時には、めっちゃ怒ってくるママさんもいますけど。ウメ子ちゃんに対して、「◯ちゃんにそういうことしないで!」って。そういう場合も、相手のお母さんに対応した方がいいかもしれません。支援センターや公園ならではのトラブルですね…。)

2015年11月20日

わが家の朝はたいてい、マツお母さん、ウメ子ちゃん、タケお父さんの順で目を覚まします。

ウメ子ちゃんは6時頃に目を覚まし、先に朝食や着替えなどを済ませます。
だいたい9時前頃になってから、ようやくタケお父さんが起きてきます。

3日前のこと。

マツお母さんとウメ子ちゃんがお風呂場で洗濯をして、リビングに戻ってくるとウメ子ちゃんが「お父さんおきてきたよ」と言いました。
タケお父さんは「なんか食べたい〜」と言いました。

マツお母さんは、「今から洗濯物干すから自分でやってよ」と言いました。

タケお父さん「え〜」

マツお母さん「じゃぁ、朝ごはん用意するから洗濯物干して」

タケお父さんは「わかった…」と言って、トイレに行きました。

ウメ子ちゃんは踏み台を食器棚の下にもっていき、タケお父さん専用のお椀を出してきて、ガスの火をつけてお味噌汁の鍋を温め始めました。

マツお母さんはごはんをよそい、ちゃぶ台に運びました。

タケお父さんはトイレから戻ってきて、洗濯物を干そうとしました。

マツお母さんは、「タケくん、干してもいいけど、せっかくウメ子ちゃんが温めてくれたごはんが冷めちゃうよー」と言いました。

タケお父さんが「先に食べるか」と言うと、ウメ子ちゃんはベランダに行き、
「せんたくものはぜんぶウメ子ちゃんが干しとくから!お父さんは座ってたべてていいからね〜」と言い、一人で全部干してくれました。

(おしまい)

この時のウメ子ちゃんはよく動きました。いつもこうではないですけどね。「やだ!」を連発することの方が多いもので……(^_^;

タケお父さんは「お父さん、3才のとき洗濯物干したりできなかったわー。ウメ子ちゃんはすごいねー」とウメ子ちゃんに言っていました。

引っ越してきて、ウメ子ちゃんにとってよかったことがあります。

実は、洗濯物を干す物干し竿の長さが今の家では数センチ足りなかったのです。新しい物干し竿を買うのは面倒だったので、高いところは物干しロープにしました。
キャンプのときにも取り外して持って行きました^^

長さが足りなかった物干し竿はベランダの手すりの高さになんとか工夫して設置しました。この低い位置にある物干し竿に洗濯バサミがたくさんついた物干し(ピンチハンガー)などをかけています。踏み台を使わなくても、ほとんどの洗濯物が干せるようになったことでウメ子ちゃんの洗濯物干し環境はよくなったのではないかと思います。

ウメ子ちゃんがパンツとか下着をピンチハンガーに干すと、4箇所くらい洗濯バサミでとめてくれるので、乾きが早いです(^_^)

ウメ子ちゃんは「ウメ子ちゃんがぜーんぶ干したよ!」とにこにこ。

物干し竿を斜めに渡しているせいで、ベランダの中でちょっと動きにくいのですけどね……。

そうそう、ウメ子ちゃん「前の3階のおうちのときはできなかったけど、今はカチカチボンできたねぇ」と言ってにこにこしていました。

ちょっと前までガスコンロのスイッチを押す力が足りず、ただカチカチカチ…と音だけがなってガスが出るばかりで火がつかなくて「お母さんいっしょにやろ〜」だったのが、一人でガスの火もつけれるようになりました(^_^)

2015年11月23日

あれから一週間、 ウメ子ちゃんが次にNちゃんに会ったときどんな反応するのかなってマツお母さんは気になっていました。

金曜日。

午後のお散歩で公園に着くと、木の下のベンチで座っておしゃべりしているママさん集団の中にNちゃんのお母さんを見つけました。前にウメ子ちゃんがNちゃんと会ったのも金曜日でした。幼稚園お迎えのあと公園に残って遊ばせているようですね。

近くのブランコのそばで遊んでいた年中さんの女の子(5才)が「ウメ子ちゃんだ」と言い、ウメ子ちゃんと一緒に遊んでいました。

しばらくすると、Nちゃん(3才)が他の5才の子たちと一緒にやってきました。

Nちゃんは「遊ばないよ!」とウメ子ちゃんに怖い顔をしてきました。

ウメ子ちゃんはマツお母さんの方を見て、笑いました。

5才の年中さんたちはみんなブランコから離れ、ウメ子ちゃんとNちゃんはふたり並んでブランコに座りました。

Nちゃんは「お母さん! 押して!!」と大きな声で言いました。

ウメ子ちゃんは一人でブランコをこぎながら、Nちゃんに「押してあげようか?」と声をかけました。
Nちゃんは「やだ!お母さんがいいの!」と言いました。

その時、Nちゃんのお兄ちゃんは泣いていて、Nちゃんのお母さんは遠くから
「今、お兄ちゃんとお話ししてるから、無理ー!」とNちゃんに言いました。

小学生たちがやってきて、ブランコ貸してーと言ってきました。
Nちゃん「やだ!」
ウメ子ちゃん「ダメ!」
でも、ウメ子ちゃんはすこしブランコをこいで、「もうちょっとしたら代わってあげるよ。待っててね」と言って、小学生のお兄ちゃんにブランコを譲りました。

Aくん(1才半)がベビーカーに乗っておじいちゃんに連れられてやってきました。

Aくんのお姉ちゃん(ウメ子ちゃんと同い年)が習い事に行っている間、おじいちゃんは孫守りを頼まれているみたいで、週に2回会います。

ウメ子ちゃんは「Aくんきた」と言って、Aくんとおじいちゃんのところに走って行きました。

ウメ子ちゃんがAくんの後を追いかけたり、少し走ってみて振り返ってはついて来させようとしたり、おじいちゃんの方に「見ててね!」と言って、少し高い石からジャンプして見せたり、けんけんして見せたりしていました。

そこに、Nちゃんがやってきました。

Aくんのおじいちゃんは「何才?」とNちゃんに聞きました。
Nちゃんは「3才」と答え、おじいちゃんは「おー、ウメ子ちゃんと一緒だね。仲良くね」と言いました。

ウメ子ちゃんは「一緒に遊ぼうね」とNちゃんに言うと、Nちゃんはウメ子ちゃんのほっぺたをぐいっとつねって、「遊ばないよ!」と言いました。

マツお母さんとおじいちゃんは小さく「おぉ…」と声を出しました。

ウメ子ちゃんはおじいちゃんの方を見て、「ダメだよねぇ」と言って、笑いました。

Nちゃんはウメ子ちゃんにブーー!っとツバをかけたりしてきました。

おじいちゃんがNちゃんを見ながら、マツお母さんに「これは、癖かもしれんな。
悪気はないのかもしれん」と言いました。

ウメ子ちゃんとNちゃんはツバをかけあったりして、走り回っていました。

おじいちゃんがAくんにお菓子を渡し、ウメ子ちゃんにも半分渡すようにAくんに『どうぞ』をさせました。
ウメ子ちゃんはお菓子を受け取って「ありがとう」と言いました。

それを見ていたNちゃんにもおじいちゃんは「おかし食べる?」と聞くと、Nちゃんは手を振って、「だいじょうぶです。家からもってきています」と言ってお母さんのところへ走って行きました。

「教育されてるな」とおじいちゃん。

(Nちゃんはお母さんのところでおむすびを食べていました。お母さんのそばにはベビーカーが置いてあります。)

「あぁ、赤ちゃんのお母さんか。愛情不足かもしれんな」とおじいちゃん。

そうそう、Nちゃんの下には夏に生まれたばかりの赤ちゃんがいるのです。
お兄ちゃんと赤ちゃんの間で、我慢することが多いのかも……。

Aくんのおじいちゃんがそろそろ帰ると言うので、ウメ子ちゃんも一緒に帰ると自転車に乗りました。(ペダル付きのへんしんバイクを乗りこなしています。
マツお母さんは歩きです。)

ウメ子ちゃんは寝る前に、「Nちゃんとちょっとあそんだけど、ちょっとあそばなかったね」と言っていました。

(おしまい)

マツお母さんは、Aくんのおじいちゃんの存在が嬉しかったりします。

ウメ子ちゃんとNちゃんのやりとりをおじいちゃんと実況中継しながら、ただただ見守っておしゃべりするだけでも、随分と癒されました。
Nちゃんに対しても、嫌な子だな…とかまったく思わなくなりました。
困ったな…とは思いますけど、まだまだ幼いですしね(^_^;

やっぱり、わが子のこととはいえ、ちょっと客観的に見られるといいのかなと思います。そのためにも「物語」は助けになりますね。

2015年12月5日 ウメ子ちゃんへのプレゼント お医者さんごっこセット

お試し講座をしに遠征した時に、今年子育ち講座を受講した方々から、マツお母さんはプレゼントをもらいました。

事前に、「いろいろとお世話になったから、何か贈りたいと思うので、『もりの』のカタログから選んでください」と言われていました。

いえいえ、お気持ちだけで…なんて思いつつ、ちゃっかりオーダーしたマツお母さん(^_^;)

もりののカタログをめくりながら、マツお母さんがもらうんだから、実用重視で蜜蝋キャンドルとかにしようかな…なんて、考えてもいたんですけど、ウメ子ちゃんが喜んでくれるものにしました。

再現系のおもちゃ空間に置いてあるお医者さんセットと同じものをお願いしました。

ウメ子ちゃんは、もうずっとずっと長いこと、「聴診器」を欲しがっていました。

夏ころには、「えんどうさんとこにある『もしもし』するやつがほしいから、
お母さんつくって〜」とウメ子ちゃんが言うので、マツお母さんは紐とウッドビーズでそれらしきものを作って渡したこともあります。

今回、飛行機に乗る前に、「遠藤さんところ、何か良いおもちゃがあるかな〜?」
とマツお母さんがそれとなく探りを入れると、ウメ子ちゃんは「ウメ子ちゃんね、もしもしするやつがほしいんだ〜!」とのお返事。

よしよし、まだ飽きてなかった…と一安心しました(^_^;)

講座を受けた皆さんからマツお母さんに、ということだったのですが、
泊めてもらったMさんに頼んで、「Mさんからウメ子ちゃんへのプレゼント」という形をとってもらうことにしました。ちょっとした物語の演出です。

帰り際のバタバタで受け取り、包みを開けたのは家に帰ってからだったのですが、
ウメ子ちゃんは「わーー!えんどうさんの『もしもし』のだー!」と声をあげ、
さっそく聴診器を耳にはめ、自分の足に『もしもし』していました。

マツお母さんがおもちゃ空間で寝ていたお人形さんを持ってきて、「はい、この子診てあげて」と言いました。

ウメ子ちゃんはお人形さんに聴診器を当てたり、包帯でぐるぐる巻いたりするようになりました。

タケお父さんはおもちゃのお医者さんセットを見て、「作りがちゃっちいな〜」
と言いました。

粗悪な作りっていう意味ではなく、本物に近づけていないという意味だととりました。でも、それでいいのです(^_^)

リアルすぎる道具は、恐怖感を持たせることがあるのだそうです。これは、おもちゃのカタログにも書いてありました。

おもちゃは、本物に近ければよいというものでは、ないんですよね。
ある意味、ウォルドルフ人形と一緒ですね。

あ、そうそう。ウメ子ちゃんに「着るやつがないよー」と言われました。

やっぱり?最初から言われるだろうなーって思っていましたが…。遠藤さんのおもちゃ空間のお医者さんセットの中には、白衣セットが入っているんですけど、これ、別売り商品でして…(^_^;)

マツお母さん、工夫して、手作りしてみたいと思っています。

「ウメ子ちゃんはピンクがいい〜」

はい、ピンクの白衣ですね。

〜〜〜

お医者さんごっこセットをいただいた翌朝のこと。

マツお母さんはウメ子ちゃんに、「お医者さんセットどこに置こっか?」と聞きました。

ウメ子ちゃんは「えんどうさんはいつもここにおいてるから、ここにおこう」
と言って、おもちゃ空間のオープン棚の下の段の角っこを指差しました。

下の段は他のおもちゃで埋まっています。

「う〜ん……。これ、使ってないから動かしていい?」マツお母さんは積み木を入れていた仕切りカゴを取り出しました。

ウメ子ちゃん「いいよ」

こうして、使用頻度の低かった積み木は取り除かれ(待機棚へ移動です)、お医者さんセットの定位置が決まったのでした。

(おしまい)

〜〜〜

積み木ももらいものでいろいろあるんですよねー…。でも、まだそんなに遊ばないから、個数も少なくていいし。積み木についてはまたそのうちに。(講座を受けていない人にとって分かりにくい記事でしたかね…)

プレゼント、ありがとうございました(^_^)

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「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)