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ウメ子ちゃんの物語(4才2ヶ月)

2016年3月13日 アイロンと指示

昨日のお昼寝時、ウメ子ちゃんが布団に横になったものの、すぐに「もうおきる」と言うので、マツお母さんはアイロンがけをすることにしました。

その時の物語です。

持っているのはスチームアイロンなのですけど、マツお母さんはなるべく不便な方に……と考えて、スチーム機能を使わずに霧吹きを使っています。

〜〜〜

マツお母さんがタケお父さんのシャツのアイロンがけを始めると、ウメ子ちゃんがやってきて「やりたい〜〜」と言って、霧吹きを奪いました。

ウメ子ちゃん、これまでも霧吹きは何度もやっていて、シュッと霧を出すことはできます。

マツお母さんがシャツを指差して「こことここに、シュッてしてください」というと、ウメ子ちゃんは至近距離からシュッシュッとやりました。

マツお母さん「あぁ! 近すぎだわ。もうちょっと離して、もっと上からしてね」

ウメ子ちゃん「このくらい?」高い位置から低い位置にスライドさせながら、割と近いところに吹きかけました。

マツお母さん「う〜ん。このぐらいの高さからシュッて」

ウメ子ちゃん「このぐらい?」

こんなやりとりを続けながら、ふたりでアイロンがけをしていきました。

マツお母さん「そうそう、今のちょうど良い! こことここもお願いね」

ウメ子ちゃん「は〜い。シュッシュッ」
また至近距離からかけて、シャツに丸い水のしみができました。

マツお母さん「むぅ……」としかめ面。

ウメ子ちゃん「『むぅ』ってなに〜〜?おもしろい〜〜!『むぅ』っていったら、お父さんもウメ子ちゃんも笑っちゃうよ!」と言って、あははははと爆笑。

マツお母さん、アイロンがはかどらなくて、それから睡眠不足もあって(←自分のせい…)、ちょっとイラッとしてきてましたが、ウメ子ちゃんの真似して「ふふ。あははは!」と笑ってみたら、まぁいっかって気持ちになりました。

(マツお母さんがシャツに直に指差して「ここ」と言うものだから、ウメ子ちゃんもついついシャツに近づいてしまうのかも!)とその時に気がついて、シャツから30cmくらい離した高さから指差しして、「はい。このくらいの高さから、こことこことここにもお願いね」と言いました。

ウメ子ちゃんはにやにやして、霧吹きをシャツに近づけて、「お母さん、『むぅ』って言って〜〜」と言いました。

マツお母さん「近い!近い!もっと高くして」

ウメ子ちゃん「『むぅ』ってやってよ〜」と至近距離からシュッ。

マツお母さん「むぅ」としかめつらすると、ウメ子ちゃん大笑い。

これが何度もしつこいので、一旦はまぁいいかと思ったもののイライラッとしてきたマツお母さん。

マツお母さん「もう! 遊ぶんだったら、やめるよ」

ウメ子ちゃん「え〜〜! なんで? 遊びたい!」

マツお母さん「遊びたいんだ……。ほら、貸して」と霧吹きに手を出そうとすると、ウメ子ちゃんが「やだ!ウメ子ちゃんがするの!」と言って、まぁまぁな高さのところからシュッシュッとしてくれました。

マツお母さん「はい。おしまい」とアイロンがけを終了しました。

ウメ子ちゃんは「おしまい!ウメ子ちゃんがシュッってしてくれたから、お父さんきっと『あ〜あったかい』って喜ぶね〜〜」と言いました。

(おしまい)

アイロンがけしながら、ずっと「生活の場面での指示」ってことについて考えていました。

madamdonguriさんのブログにあった「できないことをできるようにさせる指示」のあたりが、どういうことだっけ……?って思っていたんですよね。

子育ち理論では、指示は体から体へ伝えるもので、言葉は添え物だということになっています。

子どもが今、その時点で「できない」ことに対する指示は、親が手を添えてあげることと、たぶん言葉で表すとしたら「見ていてね」っていう声かけにほとんど集約されるんじゃないかなって思いました。そういう意味では、0才の赤ちゃんだろうと関係なくなります。

そもそも、指示は「できる」動きの中でしか選べないものなんじゃないかな……。

ひっかかっていたのは、「できるようにさせる」ということだったんだなって気づきました。

「できるようにさせる」という言葉は、親の期待そのものなんですよね。ここが、なんとな〜くわかっていなかったマツお母さん。

「できない」ことを「できるようにさせよう」とする(思う・期待する)と、修行とかトレーニングみたいになっちゃうんだなって思いました。逆上がりの特訓みたいなイメージですよね。
「やればできるのにやらない」というのとは違います。

子育ちだと、子どもが「できない」ことに対して、親は「できないね」って受け止めるだけなのかな。やっちゃいけないことや命の危険が伴うことだったら、強制が入るかもしれませんが。

子どもが「やりたい」と思った時が一番だなってやっぱり思いました。

〜〜〜

今日のこと。

台所の床に新聞紙を敷いて玉ねぎを置き、マツお母さんは床に座りました。
「玉ねぎの皮をむいてください」とウメ子ちゃんに指示すると、いつもは「おめめ痛くなるからやだ〜」とか「赤ちゃん(人形)が泣いてるからできない〜」とか断られていたのですが、すんなりと座ってやり始めました。

玉ねぎの皮をむいた後、マツお母さんはなんとなくもやしのひげ取りを始めました。
普段、もやしのひげは取ったり取らなかったりですが、暇なので、ついでにやろうかなって感じで。
ウメ子ちゃんとはやったことがありませんでした。

ウメ子ちゃんは玉ねぎの皮をむいた後もマツお母さんの前に座って、小さな容器にいれたおはじきやビー玉や花はじきを見せて、「このあめ、いろんな味があるんだよ〜。これはももで〜。これはイチゴ〜。これは生姜で〜。これはお芋のあめ〜。
これは白菜〜」と、ひたすらしゃべっていました。(どんな味の飴なんだ……なんて、心のツッコミ)

マツお母さんがウメ子ちゃんのおしゃべりに真似で返して相槌を打ちながら、
半分くらいのひげとりが終わった頃、「ウメ子ちゃんも、もやしやってみる?」と聞いてみました。

ウメ子ちゃん「しないー」と即答。

マツお母さんは手を止めずにひげとりを続けていると、しばらくして「……ウメ子ちゃんもやる」とやり始めました。
最後は「これもウメ子ちゃんがやる!お母さんはとらないで」となっていましたけど。

〜〜〜

マツお母さん、最初はちょっと黙ってやって見せているかな。
すぐに「ウメ子ちゃんもやりたい!」と飛びついてくることもあれば、ま〜ったく興味を見せないこともありますが。
一応声かけ(指示出し)などして子に気づいてもらうようにはしても、子に興味がなければ、親もその場はスルーしたらいい気がしますね。やらせようやらせようとムキになると、疲れるでしょうし。親がやらせるんじゃなくて、本人がやる気になってやることが大事。
あ、歯磨きとか昼寝とかその子に関わることは、最終的に強制入ってもいいんじゃないかと思いますが。

子どもが「やりたい」と思うタイミングを逃さないこと。
やっぱり「いつでもやっていいよ」っていう環境を整えておくことが大事だなぁって思いました。
一緒にやると時間がかかるので、親も心の余裕が必要ですけど(^_^;)

玉ねぎの皮むきなんて、ウメ子ちゃんに何十回と「やだ!」って断られていますが、声がけだけはしてみると、今日みたいにやる日もあるんですよね。「この子はもうやらないんだ」って決めつけてあきらめるんじゃなくて。

子が「寝ない!」って言うからって、「この子はもう昼寝しないんだ」って決めつけるんじゃなくて。

なんか、ここのところ、ずっと同じようなこと書いていますね、マツお母さん(^_^;)でも、ちょっと自分の中で腑に落ちて、スッキリしました。


2016年3月15日 わりとすんなり帰るようになった。

ウメ子ちゃんが「きょうは、ちょっと寝たあとに◯◯公園にいきたいから、今からおかいものいこう」というので、朝から近所のスーパーに買い物に行きました。

◯◯公園というのは家から一番近くにある公園で、家とスーパーとの間にあります。ウメ子ちゃん毎日のようにそこへ行きます。スーパーに行くにはその公園の中を通っていくのが近道で、買い物の帰りにも、公園の中を通りました。

近所の保育園の子たちが公園に来ていて、芝生の広場で縄跳びしたりかけっこしたりフラフープしたりしていました。

ウメ子ちゃんはおかいものカバンをベンチに置き、靴と靴下を脱いで、公園の木に登りました。
木の上に腰掛けて、保育園の子たちがいる方を黙ってじーーっと見ていました。

しばらくすると降りてきて、「おえかきしよ〜っと」と言って、木の棒をもって地面に何かをかき始めました。

それから、ちょっとじめっとした砂をつかんでは足の上にのせ、つかんでは足の上にのせて、足全体を砂で覆いました。
「あとで洗えばいいや〜」と言って、ずぼんにも上着にも砂をかけ始めました。

それから笑って仰向けに寝っ転がって、手と足を大きく回して砂をかきました。

今度はうつ伏せになって、両手両足で砂を大きくかいて、「たのし〜!たのし〜!砂がちゃいろくなってきた〜」と言いながらくるくる回っていました。

通りかかったおばさんが「砂の上で泳いでるわ〜」と言うのが聞こえてきました。

保育園の子たちは帰って行きました。

マツお母さんが「ウメ子ちゃん、そろそろ、帰ってごはんの用意しなくちゃ。靴はいてね」と言うと、ウメ子ちゃんは「え〜…。うん、そうだね」と言って、靴をもってきて足を投げ出し、「お母さんがやってよ〜」と言いました。

マツお母さんが砂を払って、靴を履かせてやると、ウメ子ちゃんは「またあとでくるからね〜」と言って、家に向かって走り出しました。

(おしまい)

なんか最近になって、よく思うのですが、「まだ遊びたい〜〜〜!ぎゃぁぁ〜〜〜!」って泣くのが、めっきり減ってきたような気がしています。結構すんなり次に移るんですよね。

午後、お昼寝の後に出かけて遊んでいても、「そろそろ、帰ろっか」と言うと、
一度は「やだ〜!」と返されるものの、「帰って、ごはん食べて、おふろ入らなくっちゃね!」と言いながら、家路に向かったり。

ついちょっと前までは、「今」だけを生きていたのに、先を見通せるようになってきたってことなのかな〜なんて思ったりしています。

もしここにお友だちがいて一緒に遊んでいたら、もうちょっとふざけて逃げ回るかもしれないですけどね。それでも、また後でがある、また明日があるってことがわかるようになって、その安心感が落ち着きにつながっているんじゃないかって思います。

保育園の子たちを見ながら、ウメ子ちゃんが自分の幼稚園生活を思い浮かべているのかどうか……は、正直わからないですけど(笑)。

マツお母さんの方は、割と男女別で集まるんだなぁ、一人で遊んでいる子もいるなぁ、あ〜、春からウメ子ちゃんもこうやってお友だちと遊びまわるのかなぁ、なんて思いながら、ウメ子ちゃんの登っている木のそばで保育園の子たちを眺めていたのでした。

2016年3月18日 おもちゃの片付け

この2枚の写真、

写真A

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写真B

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どっちが「散らかった状態」だと思いますか?

子育ち講座を受講する前だったら、「おもちゃの片付け」といえば、なんとなくAの形にしようとしていたかもしれません。

おもちゃを片付けるというのは、子どもが遊びやすい形にするということでもあります。いつでも遊び始められる状態にしておくということです。

写真Aは遊んだあと、つまり散らかった状態(遊んだ後)で、写真Bの方が片付いた状態(遊ぶ前)と言えるのです。

(正確にはちょっと違いますけどね……。マツお母さんは、写真Bの状態で、仕分けカゴに入れて、おもちゃ棚に置いています。ここまでやって「片付け」と言えますね。)

片付けをするときに、この点、気をつけておくとよいと思います(^_^)
おもちゃの定位置を決める最初の段階で、どんな風におもちゃを置くか考えるのも大事かもしれません。

ちなみに、写真のおもちゃは、ウメ子ちゃんが生まれた時に、マツお母さんの妹がプレゼントしてくれたおもちゃです。

一応、対象が3才以上で、「つみき」として扱われている知育玩具のようですが、
棒の部分に穴の空いたパーツを挿すという操作や紐を引っ張るという操作などができるので、操作系のおもちゃ(1〜2才の子向け)にもなるのかな、と思います。

ちなみに、遠藤さんの講座では、「プラステン」をおすすめしていました。

色の違うパーツが10個ずつになっているので、お勉強にも使えますし、パーツがままごとの材料にもなったり、紐を通してビーズみたいにもなったりと、使い道や使える期間が幅広くてよいみたいです。おしゃれですしね(^_^)

〜〜〜

今朝のこと。

ウメ子ちゃんは起きるなり、「あ〜〜〜!赤ちゃんのベッドが壊されてる!」
と、ぬいぐるみのカゴをひっくり返して、布を敷き込み、枕や布団を置き直し、
「あ〜〜!ぬいぐるみの服もどうして脱がせちゃったの?!」と、シフォン布をつかんではぬいぐるみに結んで着せ、「もう!これ、この中に入れないでよね!」と、ワンカップの中に入ったおはじきやビー玉を器の中にあけていき、「これ、冷蔵庫なんだから!」と、ついたてを動かしていました。

「もう!」と怒りながらも手を動かすウメ子ちゃん。

マツお母さんが「お母さん、知らないもん。こびとさんがやったんじゃない?」
というと、ウメ子ちゃんはマツお母さんが作ったこびと人形を持って、
「こびとさんたち、どこに持って行こう?やらないようにしてほしい!」
とおもちゃ空間から持ち出そうとしました。

「あ……、そのこびとさんたちなのかな……」とマツお母さん。

ちょっと貸して、とマツお母さんがこびとさんたちで物語を作って、
人形劇みたいにすると、ウメ子ちゃんはこびとさんで遊び始めました。

マツお母さん、さっとその場を去りました。

(おしまい)

〜〜〜

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朝、起きてきて「あ、お母さん、お父さんがウメ子ちゃんのおもちゃ空間きれいにしてくれてるよ〜」なんて言うこともあるんですけどね。


どちらかというと、寝ている間に夜中に帰ってくるタケお父さんが片付けてるとウメ子ちゃんは思っているのかな?寝る時にマツお母さんとウメ子ちゃんは一緒に布団に入ってしまうから。実際は、マツお母さんが夜中に起きて片付けていて、タケお父さんはノータッチなんですけどね。

今日のその後のウメ子ちゃん、おもちゃを大移動させて、「めるちゃん(クマのぬいぐるみ)のおうちを作ったよ〜」と言っていました。

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道具の置き場所とかいろいろ考えて配置してるじゃん〜なんて思いながらマツお母さんは見ていました(^_^)

わが家の台所はカウンターキッチンのようになっているのですが、リビングのおもちゃ空間がちょっと見えにくいんですよね。マツお母さんが見えやすいようにと近づけたのかも……とも思いました。でも、またマツお母さんが元の場所に戻すんですけどね。

ゲームなら、セーブ機能があるかもしれませんが、何度でも何度でもリセットして、初期状態から遊べるように。子どもがあまりにも怒るなら、元の場所自体を考え直すこともありかもしれませんが、怒りながらも毎日違った遊び方を始めたり、「あ、こっちの方がいいんじゃない?」と子(本人が)気づいたりすることがあります。

これ、壊したらウメ子ちゃん怒るかもな〜……なんて思いながらも、今日もおもちゃ空間を片付けるマツお母さんであります。

2016年3月23日 ドミノ

ウメ子ちゃんのおじいちゃんからプレゼントが届きました。入園祝いです(^_^)

ウメ子ちゃんがラッピングをあけると、カラフルなドミノが入っていました。

マツお母さんとタケお父さんで一回ドミノを並べ、ウメ子ちゃんに倒してもらったところを動画に撮っておじいちゃんに送りました。ウメ子ちゃんに対しても、「やって見せた」わけです。

その後、ウメ子ちゃんは一人で並べて遊び始めました。

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もくもくと並べていました。

こびとさんのおうちも作っていました。
箱庭療法的。

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もっと集中してやりたくなったら、あと数セット買い足してもいいかな、なんてマツお母さんとタケお父さんは思いました。

ぬいぐるみだったり、木馬だったり、ウッドビーズセットだったり、絵本だったり、拾った貝殻や松ぼっくりだったり。ウメ子ちゃんのおもちゃ空間と机上空間を見てみると、結構おじいちゃんからの贈り物が多いです。タケお父さんの父であるウメ子ちゃんのおじいちゃん。いつもありがとうございます(^_^)

2016年3月26日 カタミノ

ウメ子ちゃんのおじいちゃん(タケお父さんの父)にウメ子ちゃんがドミノを倒している動画をタケお父さんがLINEで送ったところ、「another surprise is on the way」と返事があったそうです。(※おじいちゃんは日本人です)

今日、ふたつめの入園祝いがわが家に届きました。

ウメ子ちゃんがラッピングを開けてみると、「カタミノ」というパズルゲームが入っていました。

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対象年齢が3〜99歳って書いてありました。フランスのギガミック社のものらしいですけど、マツお母さんは初めて知りました。テトリスみたいなものですね。
テトリスは4つの正方形の組み合わせ(テトミノ)の形をはめていくゲームですが、カタミノは5つの正方形の組み合わせの形(ペントミノ)。ちなみに、正方形を2つ組み合わせがドミノみたいです。ちょっとおもしろい(^^)

マツお母さんは中学生の頃、テトリスにはまっていました。
ガチャガチャか何かで当たった手のひらサイズのミニゲーム機でした。マツお母さん電子的なゲーム機を持ったのははこれが初めてで、すっかりとりこになってしまい、他のことが何も手につかなくなるので恐ろしいゲームだと思いました(^_^;)

ウメ子ちゃんの前で、ついつい、テトリスの音楽を口ずさみながら、カタミノをやってみました。その後、ウメ子ちゃんも崩してはひとりではめていました。だいたいはまったら、また崩して何度でもやっていました。

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積み木としても遊べるみたいですけど、カタミノは「机上」に置くことにしました。ドミノの置き場所はまだ迷い中なんですけどね……。

このゲーム、数学的論理性が身につくとか。お義父さんのウメ子ちゃんを理系脳にしたいという意図を若干感じています(笑)。ま、意図とかは関係ないですよね。
素敵な贈り物をありがとうございました(^_^)

〜〜〜

カタミノにはゲームの問題集が付属でついていました。

ウメ子ちゃんは、問題集を見ながら「これ、うたがでるんだよ〜。ここを押すと〜、ピッ、ふんふんふん〜〜♪」と言って、歌いはじめました。

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お友だちの家に行くと、たいてい電子音のなる絵本のようなおもちゃがあります。
わが家には電池で動くおもちゃがひとつもないので、ウメ子ちゃんにとって憧れのアイテムのようです(^_^;)無い中で、想像力を働かせてるところが、よいと思うんですけどね。

2016年4月1日 「ついてこないで」

今日の午後のできごとです。

ウメ子ちゃんはおやつを食べたあと、自転車に乗って近所の公園まででかけました。

公園で草をつんで遊んでいると、お隣のマンションに住んでいる姉弟、Yちゃん(7才。もうすぐ2年生)とDくん(4才8ヶ月。私立幼稚園春休み中)が手をつないでやってきました。

「お〜〜〜い!ウメ子ちゃ〜〜〜ん」とYちゃんが手を振りながらやってきて、
ウメ子ちゃんも「お〜〜〜い!Yちゃ〜〜ん」といって、ふたりの元へ走って行きました。

Yちゃんは縄跳びを持ってきていました。

Yちゃんが縄跳びの片方の端をマツお母さんにくれて、Yちゃんとマツお母さんが持っている縄跳びをDくんとウメ子ちゃんが飛んでこえたり、ゴム跳びみたいにくぐったりして遊んでいました。

100cmよりもちょっと高い位置にあった縄とびをDくんがくぐるタイミングで、
Yちゃんが低く動かしてしまい、Dくんの目に縄跳びが当たりました。

Dくんは目をこすって「いたい〜〜…」と言い、「もう、帰りたくなっちゃった…。お母さんに言いに行く…」と家の方に歩き出しました。

みんなでYちゃんとDくんの家まで行き、Dくんはママに報告してまた公園に戻りました。

(※ちなみに、YちゃんとDくんのママによると、二人だけで公園に出したのは初めてだったそうです。「何かあったらお母さんに言いにおいで」と、Dくんに話していたそうでした。)

公園に戻ると、Yちゃんが縄跳びを輪っかにして、「あの山までいくよ〜」と言いました。

Yちゃんの後ろにDくんが入り、Dくんの後ろにウメ子ちゃんが入って、公園にある丘の方に向かって歩き始めました。

Dくんは「もう、やめてよ!」と言いました。

ウメ子ちゃんは「キャハハハ!」と笑っていました。

Dくんは「もう!笑わないで!!!もう、やめて!」と怒鳴りました。

Yちゃんは「ちょっと、ごめんね」と言って、縄跳びをほどき、もう一度輪っかにして、今度はDくんとふたりだけで電車ごっこして行ってしまいました。

ウメ子ちゃんは「なんで〜…」と言って、ふたりの後ろをついていきました。

マツお母さんは置きっぱなしになっていた自転車を取りに行ってから、3人のいる方へ歩いて行きました。

丘のところまでいくと、ウメ子ちゃんがマツお母さんの方へ歩いてきました。

ウメ子ちゃんが「おかあさん…」と言って、丘から降りてきて、「ついてこないでって言われちゃったぁ〜〜…」と急に顔をぐちゃぐちゃにして、「うわぁぁぁ〜〜ん!!!」と大泣きしました。

マツお母さんは自転車を置いて、芝生にしゃがんで、ぼろぼろ泣いているウメ子ちゃんを抱きしめました。

ウメ子ちゃんはしばらくすると泣き止んで、「おなかがすいた」と言いました。

マツお母さんが腕時計を見ると、16時になっていました。
「帰って、ごはんの用意しよっか?」というと、ウメ子ちゃんは「やだ。まだ帰りたくない」と言いました。

YちゃんとDくんの方をみて、「何してるのかなぁ」と言いました。

ウメ子ちゃんは立ち上がって、「お母さんもいっしょに来て」と言い、マツお母さんの手をひいてふたりがいるところまで歩いて行きました。

砂を掘ったりしていたYちゃんとDくんに、ウメ子ちゃんは「何してるの?」と聞きました。
Yちゃんは「化石ほってるんだよ」といって、ウメ子ちゃんに泥のかたまりを渡して、ウメ子ちゃんの手のひらの中で崩しました。

その後、3人で泥のかたまりを石で砕いたりして、Yちゃんが時計をみて「4時半になったから帰ろう」といい、YちゃんとDくんは縄跳びの電車で、ウメ子ちゃんは自転車に乗って帰り、家の前で「ばいば〜い」と言って別れました。

(おしまい)

Dくんが機嫌を損ねるのは結構よくあることですが……(^_^;)

家に帰ると、ウメ子ちゃんはさっそく紐をつないで輪っかにして、電車ごっこを始めました。
「お母さん、はいって」と言うので、マツお母さんも少しだけ付き合いながら、これは自分で傷を癒してるなぁ……って思ったのでした(^_^)

それから、たまたまですが今日はタケお父さんが夕飯だけ食べに17時頃に一時帰宅しました。

そのときの話も。


ウメ子ちゃんのほっぺたと鼻の下には涙と鼻水の白いあとがたくさん残っていました。

タケお父さんがごはんを食べる前に気づいて、「あれ? ウメ子ちゃん泣いたんだねぇ」と言うと、ウメ子ちゃんは「泣いてないよ」と言いました。

マツお母さんが「公園で泣いたんだよ」と言うと、ウメ子ちゃんは「公園で泣いちゃったんだよね」と言いました。

マツお母さんが食事中に今日の出来事を話すと、タケお父さんは「ああぁぁぁ〜〜〜! ウメ子ちゃぁ〜〜ん!お父さんがぎゅうしてあげるよ〜〜」と言って、両手を広げてウメ子ちゃんを抱きしめようとしました。

ウメ子ちゃんは体を傾けて、「いらないよ! お母さんがしたからもういいよ」と言ってタケお父さんから逃げました。

「ウメ子ちゃんはお母さんがいいの!お父さんとふたりのときは、お父さんとぎゅぅってするけど、お母さんとふたりのときは、お母さんとぎゅぅってするの。お父さんとお母さんとウメ子ちゃんの3人の時は、3人でぎゅぅ〜〜ってしたら、いいんじゃない?」と言って、ウメ子ちゃんは笑っていました。

それから、ごはんを食べた後、ウメ子ちゃんは紐をさらに1本増やして大きな輪っかをつくり、ウメ子ちゃんとタケお父さんのふたりで入って、部屋の中を歩いていました。

ウメ子ちゃんが「お母さん、お父さんのうしろにはいってもいいからね〜!」と言うので、マツお母さんも輪っかの中に入って、家族3人で電車ごっこをしたのでした(^_^)

(おしまい)

「ついてこないで」って言ったのが、YちゃんだったのかDくんだったのか、実はひそかに気になっていたマツお母さん(^_^;)

でも、ウメ子ちゃんに聞くのはやめておこう……と、思っていたのですが、タケお父さんといっしょに話している間に、どさくさに紛れて聞いちゃいました(笑)。

「Dくんに言われた」とウメ子ちゃん。

そうか(やはり)。

縄跳びがあたったのはウメ子ちゃんのせいじゃなかったけど、運が悪かったかな。
最初は仲良くしてたんだけどね。Dくんはお姉ちゃんとられるのも好きじゃないって話、ママさんから聞いてるし。

去年、マツお母さんが教習所に通っていたときに、一度ウメ子ちゃんを預かってもらったことあるのですが、そのときもDくんとの空気悪くなっていたのでした……。
Dくん、一度機嫌損ねるとグズグズ長引くタイプのようです(^_^;)

でも、幼稚園に入ったら、泣きたくなるようなことがあったとしても、振り返ってもお母さんはいないんですよね。公園で泣いているウメ子ちゃんを抱きしめながら、マツお母さんはそんなことを思っていました。
家までこらえるのか、その場で発散するのか?どうなるんでしょうねぇ、ウメ子ちゃん。

寝る間にウメ子ちゃんが「今日のお話して」というのがお決まりの文句になっているのですが、今回の物語はやめておきました。

2016年4月4日 ウメ子ちゃんのソーイング

マツお母さんが縫い物をしていたら、ウメ子ちゃんが横に来て端切れを持って、
「おかあさん、この布ちょうだい」と言いました。

マツお母さん「いいよ。あげるよー」
ウメ子ちゃん「これで、マスクつくるんだ〜」

ウメ子ちゃんがピンク色の手縫い糸を切って針の穴に通し、マツお母さんが玉どめをしました。

四角い布の四隅に細長く切った布を縫い付けて、「できた〜〜!」と、ウメ子ちゃんが自分の顔に当ててみると、ひもが短くて耳に届きません。「あれぇ〜〜?」と言って、笑っていました。

「う〜〜ん。あ!こうすれば、いいんじゃない?」と、短いひもを2つ連結させて、長くしたのを縫い付けていました。

今度はなんとか両耳にかけられて、ウメ子ちゃん「マスクができた〜」と喜んでいました。

ウメ子ちゃんがこんな風に何かイメージしたものを縫って完成させたのは初めてでした(^_^)

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1年前の3才頃から最近までのウメ子ちゃんは、ただただやみくもに布に針を刺しては抜き、刺しては抜きを糸がなくなるギリギリまでくり返していました。針を刺すたびにぎゅぅ〜っと引っ張るものだから、出来上がったものはすべて、くちゃくちゃっと丸まっていました。それをマツお母さんに見せては、「くまさんだよ〜」とか「うさぎさんだよ〜」と言っていました。

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2〜3才の頃、特有のものみたいですね。

4才2ヶ月になった今も、真っ直ぐに縫うこと(なみ縫い)を教えていないので、同じ方向から針を刺すのは変わらないのですけど、自分でこういうものを作りたいって考えて、そのイメージに合わせてつくるようになったんだな〜って思いました。

遊びも再現系から構成系へと幅が広がっているなと感じます。そのうち、ウメ子ちゃん専用の小さなソーイングセットをプレセントしてあげようかな(^_^)


「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)