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ウメ子ちゃんの物語(6才5ヶ月)

2018年6月13日

ウメ子ちゃんが初めて小学校を休みました。

先週の金曜日に、学校で不審者についてのビデオを観たそうです。いろいろと聞いた話を後から継ぎ合わせてみましたが、サングラスをかけた不審者が窓から学校に侵入してきて、何人かの先生たちが先がU字型になっている長い棒を持って不審者を撃退する……といったものだったと推測しています。

タケお父さんもそのようなビデオは見たことがあるそうで、その撃退棒(※「さすまた」と呼ぶみたいです)は各クラスに置いてあるとのことでした。

ウメ子ちゃんによると、警察の人が不審者に扮して学校にやってくるらしく、「来週、学校に不審者が来るから、怖い……」「怖い…。学校休もうかな。でも、この話はもうやめる…」と、この土日に何度も言っていました。

月曜日の朝(昨日のことです)。

ウメ子ちゃんは目を覚ますと、「お母さん、頭とおなかが痛い……」と言いました。
マツお母さんは「頭とおなかが痛いんだね」と言って、布団にぐた〜っと転がっているウメ子ちゃんを抱きしめました。

ウメ子ちゃんは表情が暗いままです。
マツお母さんが「学校どうする?」と聞くと、ウメ子ちゃんは「行かない」と言いました。

マツお母さんは小学校に欠席のメールを送ることにしました。

ウメ子ちゃんはすぐに元気になりました。

この日はふたりでパンを作ったり、クッキーを焼いたり、文房具屋さんやパン屋さんに買い物に行ったりしました。夕方は近所の公園に行って遊びました。

マツお母さんはウメ子ちゃんと同じクラスの子のお母さんからメールをもらいました。
ウメ子ちゃんが「誰からメール?」と聞くので、マツお母さんは「Sくんのお母さんから。Sくんからウメ子が小学校休んだこと聞いて、ウメ子のこと大丈夫かって心配してるんだって」とこたえました。
ウメ子ちゃんは「全然大丈夫に決まってるじゃーん」と飛び跳ねていました。

火曜日(今日のことです)。

ウメ子ちゃんは目を覚ますと、「頭が痛い……」と言いました。微熱がありました。
「明日は学校に行きたい」と言いながら、朝ごはんはたくさん食べました。
しばらくするとウメ子ちゃんは熱もなくなり元気になりました。

マツお母さんは午前中に元々出かける予定があったので、どうしようか迷っていましたが、ウメ子ちゃんが元気そうだし「一緒に行きたい!」と言うので連れて行きました。
お昼は家で食べて、おやつを一緒に作ったり、ゲーム(キンダーメモリー)をしたりして、夕方にはリップスティックと虫かごと網を持って、近所の公園へ出かけました。

夕方から、ウメ子ちゃん熱を持ちはじめました。

明日はどうなるかなぁと思います。単に不審者が怖いだけでなく、本当に体調がいまいちなところもあるのかなぁと思います。夏風邪でしょうか。

一見元気そうなのに甘えてくるから、タケお父さんはイライラして「ちゃんとしなさい!」と言って、ウメ子ちゃんを泣かせていました……。
マツお母さんが「タケくん、『ちゃんとしなさい』とか言わないであげて」と言うと、ウメ子ちゃんはまた「お母さんが『ちゃんとしなさいって言わないで』って言ってたよ!お父さんは優しいお父さんになるんじゃなかったの?うわーん!」と、ますます泣いていました。(マツお母さんも余計なこと言ったかな…)

雷さまや節分の鬼が怖くて、幼稚園を休むと言っていたウメ子ちゃん。
小学校を初めて休んだ理由が、不審者だとは……。
タケお父さんは「ウメ子ちゃん、おもしろいね」と言っていましたが。

ウメ子ちゃんの通う小学校は地域に開かれた構造をしています。防犯対策はいまいちなようです。以前住んでいた近所にあった小学校は、完全に閉鎖されていてセコムが付いていそうな感じだったので(実際についていたかどうかは覚えていませんが)、あまりにも対照的で引っ越してきたときにびっくりしたのを覚えています。
どちらが良いのでしょうね。

今通っている小学校について、開放的で昔ながらの小学校って感じがいいね〜なんて軽く思っていたのですが、恐怖感を植え付けるようなビデオを見せさせられるくらいなら、閉鎖的になってもいいから小学校は安全なところだよって思えるくらいハード対策された場所だったらいいのに……と、今回マツお母さんは思ってしまいました。


2018年6月15日

ウメ子ちゃんは小学校でクレパスを使います。正確には、ぺんてるのパッセルですけど。

小学校の入学説明会でもらった説明書に、「パッセルとパスティックは全員購入してください」「お下がりは不可」と、書いてありました。学校に業者さんが来て販売していました。(※パスティックはクーピーのことです。)

幼稚園でもパッセルを使っていました。入園時に購入した園グッズの中にあったのです。幼稚園を卒園時に持ち帰ったのですが、短くなったり、折れたりしているのが数本あるくらいで、あとは先は少し丸くなったくらいでほとんど使われていませんでした。

マツお母さんは、少し迷いましたが、小学校では買わないことにしました。
幼稚園から持ち帰ったパッセルの折れたものと短くなったものをウメ子ちゃんと一緒に確認して、近所の文房具屋さんまでバラの状態のものを買いに行きました。

実は、バラで買った合計金額は、新しく購入する値段とほとんど変わりませんでした。300円くらいだったかと思います。購入したら安い上に、ケースも全色もピカピカで新品になるのです。

でも、もったいないという気持ちの方が上にいきました。それに、家にはシュトックマーのミツロウクレヨンがあるので、古いパッセルを出すことはないと思います。ウメ子ちゃんはクレヨンもほとんど手にしなくなりました。

マツお母さんは使いかけのパッセル1本1本をアルコールで拭いて、ケースもきれいに拭いて、名前を書き直して、バラのパッセルを補充してウメ子ちゃんに持たせたというのが4月の話です。

それから2ヶ月以上経って……

今日のこと。

ウメ子ちゃんは「ウメ子のクレヨンだけ古いよ」と言いました。

マツお母さんは「ウメ子のクレヨンだけ古いんだ」と返して、「みんなと箱が違う?」と聞きました。

ウメ子ちゃん「違わないけど。新しいのがよかったな〜」

マツお母さん「新しいのがよかったんだね」

ウメ子ちゃん「うん」

(おしまい)

おやつを食べているときに唐突に始まったのですが、それ以上、この話は続きませんでした。みんなと同じがいい、と思ったのか、誰かに何かを言われたかどうかはわかりません。


少し前に見たテレビ番組で、いじめられて不登校になった子の親が「うちは石けんを使うから」と言っていました。マツお母さんはタケお父さんと一緒にふるえあがりました。わが家のお風呂場には固形石けんしか置いてありません。歯磨き粉も石けんはみがきです。マツお母さんの友人が来た時には「何これ?!初めてみたんだけど!」とか言っていました。他にも、うちはよそと違うことが多いから……。

不登校になる分にはマツお母さんもタケお父さんも構わないけれど、その原因がいじめだったらと想像すると悲しいです。

マツお母さんは添加物が使われている食品とかを買わないできていましたが、
ウメ子ちゃんは自分の「おこづかい」でいろいろと駄菓子を買って楽しんでいます。身体に悪そうだな〜と思いながらも、ウメ子ちゃんが選ぶ間は黙ってにこにこ顔を装って付き合っています。

ウメ子ちゃんは時々「これは自分で作ったから身体に悪いものは入っていないんだよね〜」とか言いながら手作りのものを食べることがあるので、マツお母さんの小言は耳に入っているようです。

例えばシャンプーにしても、いつか買いたくなれば、「おこづかい」で買えばいいよ、と思います。合成界面活性剤が身体や地球環境に与える(悪)影響をマツお母さんはちょこちょこと伝えていくかもしれませんが……(^_^;)

ウメ子ちゃん、マツお母さんの価値観にもうしばらく付き合ってね。小人(こども)から個人へ。物語と物の関係……いろいろと考えてしまいます。


2018年6月25日

先週から、寝る前の読み聞かせ(本読み)の時間に、『大どろぼうホッツェンプロッツ』(プロイスラー作)という童話を1日1章ずつ読んでいます。
聞き手はウメ子ちゃんですが、読み手はマツお母さんだったり、タケお父さんだったりします。

子育ち講座の中でも、おすすめの本でした。講義録のノートを開いてみると、
たーくさん紹介された本の中でも『大どろぼうホッツェンプロッツ』の横には◎印がついていました。(他に◎印がついていたのは『ふらいぱんじいさん』。また今度探してみます。)

マツお母さんの手書きのメモには、

5才〜 184p 1ヶ月同じ本を読むこと効果的 意味がわかんなくてもいい


と、書いてありました。

先週、図書館で見つけて借りたときに、ウメ子ちゃんは「わ〜、お母さん、ありがとう!」と喜びました。読んだことが一度もないのですが、マツお母さんが「大どろぼうホッツェンプロッツっておもしろいらしいよ」と、何度か言っていたからでしょうね。

〜〜〜

主人公の少年とその友達が泥棒から盗まれた物を取り返すために、泥棒を探すことになりました。

最初のうちは楽しそうに聞いていたウメ子ちゃん。

昨日は、泥棒のねじろ(隠れ家)へと続く道が二つに別れ、主人公とその友達がふたてに分かれることになった……というところまで読みました。


ウメ子ちゃんは「どうしよう、ドキドキする…」と言っていました。
マツお母さんも「お母さんもドキドキする!」と言いつつ、お〜、ウメ子ちゃんは物語にハラハラしているんだなぁ、と思いました。

今日、物語の中でお友達の少年が泥棒に捕まってしまいました。泥棒は少年をコショウの入ったピストルで撃ったり、足で蹴っとばしたりしました。


マツお母さんがホッツェンプロッツのセリフを読むと、ウメ子ちゃんは両耳を手でふさいで「怖い…怖い…」と言っていました。
今日のところまで読み終わると、挿絵を探しながら、本の最後までめくっていき、
「早く捕まって欲しい……」と言いました。

『大どろぼうホッツェンプロッツ』に、ウメ子ちゃんがグイグイと引き込まれているのがわかります。『エルマーのぼうけん』や『魔女の宅急便』のときは、時々息抜き的にウメ子ちゃんが違う本を選んだりもしたのですが、今のところ浮気もせずに同じ本を読み続けています。明日も読むかな?

でも、ちょっと怖いんですね、ホッツェンプロッツ(^_^;)暴力的な表現にウメ子ちゃんが怯えていたので、もう少し先でもよかったのかなぁ…なんて。

ふと、ウメ子ちゃんが怖くて読めなかった絵本があったのを思い出しました。『きょうはみんなでクマがりだ』という本です。正確には、「これ読もうか?」と提案したときに全力で拒否されたのですけど。
怖がっていたのは3〜4才の頃だったので、今なら聞いていられるでしょうか。
来週の小学校の読み聞かせに持って行ってみようかな?(いじわるかな?)


2018年6月29日

毎日、ウメ子ちゃんは学校から帰ると夕方まで近所の公園で遊んでいます。

近所の公園にいると誰かしらいるのですが、かなりの頻度で出会うのが小学6年生のYくん。2〜3年前から公園でよく会うおなじみの顔です。

Yくんは虫取りや魚取りなどが上手で、小さい子ともよく遊んでくれるお兄ちゃんなのですが、ちょっと、いや、かなり…いじわるな性格です。ウメ子ちゃんが持っていた魚取り網を木の上に引っ掛けて取れないようにしたりしたこともありました。わざとやっていて最終的に返してはくれるのですが、ウメ子ちゃんは嫌だったみたいです。(幼稚園の頃はYくんのことを割と慕っていたのですけどね。)


今日の放課後。

ウメ子ちゃんは一輪車を持って公園に行きました。一輪車の練習をしていると、Yくんがやってきました。正確には、下校途中で、ウメ子ちゃんのいる近くにランドセルを置きました。

Yくん「一輪車貸して〜」

ウメ子ちゃん「え〜」

Yくん「貸して」

ウメ子ちゃん「なんで?」

Yくん「なんでって、暇つぶし」

ウメ子ちゃん「やだー」

Yくん「え〜、ひどい」

〜〜〜

マツお母さんは見ていました。ウメ子ちゃんがYくんに「やだ」とハッキリ言っていて、ちゃんと断れるんだね〜なんて思いました。

まぁ、後になって少しだけ、ウメ子ちゃんはYくんに一輪車を貸してあげていました。ウメ子ちゃんは他の子と虫取りに夢中になっていましたし。

ウメ子ちゃんが時々「Yくん、やだ」と言うことがあります。
マツお母さんは「Yくん、やだね〜」と真似で返しつつ、「たぶんだけど、Yくんはウメ子のことが好きだからいじわるするのかもしれないよ〜」と、ちょっぴりYくんをフォロー。

虚言も多いし、ひねくれた性格ではあるけれど、マツお母さんはYくんのこと憎めない子だなと思っています。来年小学校を卒業したら会えなくなると思うと今から寂しいくらいです。

Yくんのお母さんとは直接お話ししたことはないのだけれど、(公園の横に車を停めて待機しているので、会釈することはよくありますが)結構厳しい方のようです。

Yくんは、タニシを割って中身を取り出して、落ちていたつり針に餌としてつけて池で魚を釣ったりするような子です。そんな、ワイルドな感じからまったく想像できないくらい、ピアノが超絶うまかったりします。一度Yくんがピアノを弾くのを聞いたことがあるのですが、普通にやっているだけでここまでは到達できないんじゃないかな…と思うくらいのレベルでした。

Yくんはおうちで深夜まで勉強させられているみたいだし、塾通いも大変そう(送迎はお母さんのようですが)。「お母さんに叱られる」とYくんはよく言っています。公園遊びでストレス発散していたのかな。

Yくんのねじくれた性格は親由来なのかな……なんて、そんな失礼な事を考えてしまうマツお母さん。そうだとしたら、かわいそうですもん。育児のやり方、親の子への関わり方次第で、子の性格形成に大きく影を落とすことがあるよなぁとYくんだけじゃなくて、他の子たちを見ていてもよく思うのです。

マツお母さんも人のこと言えない性格ですけどね(笑)。


2018年7月1日

ウメ子ちゃんは習い事をしていません。今までも、まったくしてきませんでした。

幼稚園の頃からお友だちに影響されて、ピアノ・スイミング・フラダンス・バレエ・英語・くもん……等々いろいろと「やりたい」とは言っていましたが、「やりたいね〜。小学生になったら考えようね〜」と、マツお母さんはかわしてきました。

小学生になり、4月になるとウメ子ちゃんは「ピアノかスイミングがやりたい」
と言うようになりました。マツお母さんは「ピアノかスイミングがやりたいんだ〜。習い事いっこだけだったら、どっちがいいかな?」と返してきました。

5月・6月……と日が経つにつれて、ウメ子ちゃんは「スイミング!」と言うようになりました。それで、マツお母さんはようやく「スイミングがやりたいんだね。じゃぁ、学校のプールが終わって、夏休みが終わったら、スイミングの見学に行ってみようか」と切り出しました。まだスイミングを始めるとは言っていません(^_^;)

ウメ子ちゃんも「うん。見学に行ってみて、おもしろそうだったら行きたい!」と言っています。

1年生の同じクラスの中でも、スイミング教室に通っている子が相当多いみたいで、影響されているといえなくもないのですが、泳ぐことは好きみたいです。
最近は、お風呂のお湯の中で潜ったり、水の中で目を開けたりして、楽しそうにしています。

スイミング教室には通っていなかったけれど、学校のプールの時間だけでもウメ子ちゃんは普通に泳げるようになるんじゃないかな……と、マツお母さんは思います。別にお月謝払ってまでいかなくても、海水浴でいいじゃんとは心の中で思っているのですが。
ちなみに、今まで一度も「プール」には連れて行ったことがありません。海や川なら、無料で楽しめますからね。まぁ、見学くらいは付き合って行ってあげようかなと思います(^_^)泳ぐだけじゃなくて、学校とは違った「集団」をみてみることになるでしょうしね。

〜〜〜

さて、ウメ子ちゃんのまわりの子たちは、習い事をしている子がとても多いです。

毎日習い事が入っていて、1日にふたつかみっつくらい掛け持ちしている子もいます。3才くらいからやっているって 子も多いですね。

ウメ子ちゃんと同じ1年生のお友だちに、Aちゃんという女の子がいます。

Aちゃんは、ピアノ・スイミング・空手・習字・そろばん・フラダンスをやっているそうです。というのは、Aちゃんのお母さんから聞いていたから知っていました。

マツお母さんの家のすぐ近くにAちゃんの通うそろばん教室があり、そろばん教室は週に3日通うらしいので、AちゃんとAちゃんのお母さんとはよく会うのです。
これも「日課の中で出会う」と言ってよいのかわからないですけど……(まぁ、そういうことなんでしょう)。

マツお母さんは、そんなにたくさんの習い事、Aちゃんは一体どんな気持ちでやっているんだろう……なんて思っていました。

一方、習い事ゼロのウメ子ちゃんは、最近一輪車がブームのようです。リサイクルショップにて800円で手に入れました。毎日のように練習するので、割と乗れるようになっています。

〜〜〜

3日前のこと。

ウメ子ちゃんは近所の公園で一輪車に乗っていました。
そこに、そろばん教室帰りのAちゃんがやってきました。

Aちゃんのお母さんがウメ子ちゃんの一輪車を見て、「あれ、Aの一輪車と同じだね!」と言いました。
Aちゃんは「わ〜、Aも一輪車の練習したい〜」と言いました。
すると、Aちゃんのお母さんが「ダメでしょ。今日はこれから空手があるんだから」と言いました。
Aちゃんは何も言いませんでした。
Aちゃんの目が死んだようになりました。

(おしまい)

〜〜〜

あ、よその子の物語でした……。

いやぁ、やっぱり、そうだよね。全ての習い事が好きで、やりたくてやりたくてたまらない、なんてことがあるかしら?(大人なら別ですよ……)Aちゃんの目から輝きが奪われた瞬間を見たのです。


Aちゃんだけじゃないんです。本当にたくさんの子たちが習い事漬けの日々を送っています。子育ち的に言うとすれば、「遊びの場面」がとっても少ない子ってことですよね。自分で考えて何かをしたいと思っても、それが許される自由な時間が極端に少ないのではないかと思います。

もしも、ウメ子ちゃんがスイミング教室に通い始めたとしても、本人が「やめたい」と言えば、すぐにやめさせてあげようと思います。

小学生のうちに義務でやるべきことなんて、そんなにたくさんないと思うんですよね。好きなことをして遊んだほうが心身ともに健やかになるんじゃないかと思うのだけれど、お母さんたちは何を思ってさせているのでしょうね。

スイミング教室のことを聞いてみようと思って、スイミングに通っている別の子のお母さんに話を聞いてみたのですが、「もっと泳げるようになって欲しいと思って、うちの子は週2回に増やしたの」と言っていました。
この方のお子さんは、「友だちがいない」と言って学校に行くのを毎朝渋っているそうです。

また別の子のお母さんで、スイミングではなくてピアノなんですけど、「あいつ、ピアノ全然練習しないし、うまく弾けないから、昨日泣くまで特訓した」なんて話をしていました。
もうすぐ発表会が控えているそうですけど、ピアノのことむしろ嫌いになっちゃうんじゃないかな……。(このお母さんとはあまり仲良くなりたくない…と思ってしまいました^_^;)この方のお子さんは、いつもクラスでトラブルをおこしています。まぁ、お母さんの方でもすぐに学校に電話をいれるみたいですけど…。

また、ある日、同じクラスの女の子がウメ子ちゃんのことを女子グループから仲間はずれにするということがありました。ウメ子ちゃんは「公園で集まろうって誘われたんだ〜♪」って楽しみにしていたのに。この仲間外れを言い出した女の子も、習い事を5つ(くもん・英語・スイミング・空手・ピアノ)やっているそうです。

やっぱりどこか歪んでくるんじゃないかな……。まぁ、そういう子とは放課後に遊ぶことがまずないですし、そもそも女子グループの子たちは公園に出てこないので、ウメ子ちゃんも気にしていたのはその日だけのようでした。

わが子に自信をつけさせてあげたいという人が多いです。自信がつくのは良いことですが(「つける」のではなくてね)、でも、頑張るところが間違っている親が多いんじゃないかって気がします。

もやもやしますが、マツお母さんはひとまず黙っています。習い事いくつもさせている親って気が強そうですし。もちろん、「わが子のため」を思ってされていることなのでしょうけど。




「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)