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ウメ子ちゃんの物語(8才3〜4ヶ月)

2020年4月10日 習い事をやめました。

ウメ子ちゃんはスイミングの教室に通っていました。去年の1月(7才0ヶ月)から始めて、7月に一度やめてお引っ越し。去年の11月に新たに新しいスイミングの教室を探して再開したところでした。

それが、新型コロナウイルスの影響で、3月の初め2週間が臨時休業になりました。その後、どうやら教室の営業は再開したようですが、行きませんでした。そのまま、ウメ子ちゃんを連れて2週間マツお母さんの実家に0帰省したので、まるまる1ヶ月お休みしたことになりました。

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先週のこと。 (ウメ子ちゃん 8才2ヶ月)

東京に戻ってきた翌日がスイミングの日でした。

マツお母さんがタケお父さんに「今日、ウメ子スイミングの日なんだよ」と言うと、タケお父さんは「あ、そうなんだ。送っていくよ」と返事しました。

ウメ子ちゃんは、「行かない」と言いました。「やめてもいいよ」と言いました。

マツお母さん「じゃぁ、やめるか。今日退会しても、4月末まで行けることになるらしいけど、聞いてみないとわかんないしね」

タケお父さん「え、もったいな!ウメ子行ったら?」

ウメ子ちゃん「やだよ。行かない。怖いし。ここのスイミングあんまり面白くないもん。前のスイミングの方がよかった。遊んでる方が楽しい」

タケお父さん「え~」

マツお母さん「もう退会でいいじゃん。手続き行ってきて」

タケお父さん「わかった。ウメ子、一緒に行こう!」

ウメ子ちゃんは、え~~と言いながらも、タケお父さんと二人で自転車に乗って、スイミング教室の退会手続きに行きました。

マツお母さんが家にいたら携帯の電話がなりました。

タケお父さん「休会っていうのもあるらしいよ?」

マツお母さん「退会で」

その後、ウメ子ちゃんとタケお父さんは自転車で図書館に本を返却しに行ったり、ソフトクリームを食べたりして、サイクリングを楽しんだようでした。桜の季節で、お天気もよくて、サイクリングというのもなかなか良い過ごし方かもしれませんね(^_^)

帰ってきたタケお父さんから聞いたハナシ。

退会の理由を聞かれたから、『コロナ』と書いたらしいです。すると、退会理由がコロナの場合は4月分の月謝を返金すると言われたそうです。タケお父さんがラッキー♪と言っていました。

本当の理由はコロナじゃなくて、ウメ子ちゃんがスイミング教室を好きじゃ無くなったからだけど、コロナがきっかけではありました(^_^;)

3月中に一回も行かなかったことで、その方が心地よいことが自分で分かったのかも知れません。

今年に入ってから、スイミングを休む日が増えていたのは気がついていましたが、何もなければそのままずるずると続けていたかも知れません。2月に進級テスト合格して新しい水泳帽を買わされたとこだったし、3月はまるまる行ってないし、振替も利用しないし、なんか色々と「もったいな~!」な感がありますが、ウメ子ちゃんにとっては、よかったかなと思いました。

タケお父さんも「結局は友だちなんだよな」って言っていました。

今後しばらく、ウメ子ちゃんの習い事はなしでいくと思います。「遊ぶ方が楽しい」で、いいじゃない(^_^)♪

※ホームページをチェックしたら、緊急事態宣言を受けて、今週からスイミング教室は休館になったようでした。(この記事を書いた時点では休館していましたが、2020年12月現在、スイミングスクールは再開しています。それでも、ウメ子ちゃんはスイミングを退会したままです。)


2020年4月19日 教科書を受け取りました。

先日、休校中の小学校に3年生の教科書をもらいに行ってきました。

受取人は親だけでも、子だけでも、親子一緒でもよいとメールにあって、マツお母さんが一人で行って来ようかと思っていたのですが、朝一番なら人もすいているだろうし…ということで、3人で行くことにしました。

マスクをしてウメ子ちゃんとツル美ちゃんと外に出ると、隣と2軒隣に住むおばさまがたから「あら、お出かけ?行ってらっしゃい」と声をかけられました。

ツル美ちゃんはいつまでも振り返って手を振っていました。

ウメ子ちゃんが「マスクしてない人数えようよ」と言い出したので、二人で通学路の道すがら、マスクなしの人をカウントすることにしました。

学校までは15分くらいの道のりですが、ツル美ちゃんと歩くので25分くらいかかります。

学校にはまだほとんど人も来ていなくて、並ばずに校舎に入り、手を洗って、教科書を受け取ることができました。

「ウメ子も持つよ」と言うので、大量の教科書やノート類を半分ずつリュックサックにつめました。

マスクなしの人たちですが、ジョギングをしている人、タバコを吸っている人、家の玄関前にいる人(掃除したり、ゴミ出ししたり)、車に乗っている人が多かったです。車の中でもマスクしている人の方が割合的には多かったんですけどね。

マスクはしているけど、あごに引っかかっている人はどうしようか…、ありにしようかなしにしようか…なんて話しながら、往復1時間くらいの散歩になりました。

ツル美ちゃんは街路樹の葉っぱをつんだり、縁石からジャンプしたりしながら、付き合ってくれました。

自宅前に帰り着くと、お隣のおばさま二人(←この二人は親族です)は、まだ家の前でおしゃべりしていました。「おかえり~」おばさま二人もマスクなし。

自宅に帰りつくまでに見つけたマスクをしていない人の数は、95となりました。なかなか楽しい散歩でした。マスクをしている人の数の方が多いんです。朝からたくさんの人が外に出ているってことですね。お仕事している人たちも、ご苦労さまです。

ウメ子ちゃんは家に帰ってから、新しい教科書を熱心に読んでいました(^_^)


2020年4月28日 ステイホーム週間、ストレスをためない工夫

ウメ子ちゃんは小学校休校中です。

ツル美ちゃん(2才6ヶ月)とマツお母さんの日常は変わらないですが、タケお父さんは在宅でテレワークをしているで、仕事中は邪魔にならないように3人で過ごしています。

ステイホーム週間とやらが始まっていますが、休校になってから、ちょっとずつちょっとずつ行動範囲が狭くなっています。元々、徒歩でしか移動しないのでごくごく近所しか出歩かなかったのですが、図書館も閉まってしまったし、最近は近所のスーパーですらウメ子ちゃんとツル美ちゃんを連れていかないですし、公園も避けるようになりました。

近所の公園、気候がよくなってきたからなのか、ものすご〜〜くにぎわっています。自転車がたくさん並んでいるから、割と遠くからも来るのでしょうね。

でも、公園は避けて行かないにしても、毎日外に出るようにしています。

わが家は古いマンションの1階を借りていて、お庭があるのがありがたいです。

ウメ子ちゃんと種まきしたり、雑草や虫を観察したり、ウメ子ちゃんとツル美ちゃんは庭の草花を材料にして、外でままごとしたりしています。ツル美ちゃんはかごに草を集めながら、「るみちゃん、お買い物してるんだ〜」と言っていました。

庭に出ない時は、駐車場や道路で遊んでいます。

ウメ子ちゃんはリップスティックと一輪車に乗るのがかなり上達しました。「お母さん、手放しで乗れるようになったよ!見てて!」と言って、乗っています。お友だちと一緒に遊んでいた時は、乗り物系は放置されていたけれど、一人でいるときにはずっとやっています。時々、マツお母さんにも特訓してくれようとするけれど、難しいです…。

マツお母さんは、縄跳びをしています。

一応ウメ子ちゃんの小学校から出された体育の課題が縄跳びなのですが、ウメ子ちゃんがやらないので、マツお母さんがなんとなく(健康のために)始めました。ツル美ちゃんも縄を両手に持ってジャンプしたり、汽車ごっこしたりしています。

こうやって道路で遊んでいると、ごくごく近所のおじさんおばさんたちと顔を合わせることができます。

近寄って話したりはしないけど、にこにこして手を振ってくれます。「ツル美ちゃん、大きくなったね」なんて声をかけてくれます。

「日課の安定」ができていると、そもそもあんまりストレスはないですが、ウメ子ちゃんは「お友だちと遊ぶ時間」がなくなったので、注意してみてあげたいと思います。

家の中で過ごすとき、本人が好きなことを見つけてやってくれたらいいのですが、気分によってはそううまくいかないこともあるようなので、ちょこちょこアイディアを出すようにしています。

特にツル美ちゃんに昼寝させようと、マツお母さんも一緒に布団に横になる時は注意が必要なようです。

ウメ子ちゃんを一人にして放っておくと、「一人はヤダ!」と爆発したりします。(別に、ぼーっとしてたっていいじゃん、なんてマツお母さんは思うのですが…^^;)この爆発が、時に、マツお母さんや在宅ワーク中のタケお父さんにとってはストレスとなることがあるので、マツお母さんは「庭の草取りお願い〜。お小遣いあげるから〜」と先手を打ったりもします。指示はやだ!と断られることも多いです(それでいいんですけど)。

「仕事」になることを探してあげるのもいいのかもしれません。

ウメ子ちゃんは最近、ミルクセーキにはまっていて、『まどれーぬちゃんとふしぎなお菓子』を読んで、自分で時々作っています。マツお母さんがいなくても、一人で作れるし、ツル美ちゃんがお昼寝するときに作って飲んだらどう?と言ってみるのも手かもしれない。

ミヒャルスキー夫妻シリーズはよく見ています。

『ミヒャルスキー夫妻の楽しい工作教室』と『ミヒャルスキー夫妻の楽しい木工教室』と『ミヒャルスキー夫妻のお絵かきと工作』の3冊。

あと、ウメ子ちゃんの誕生日にプレゼントした『おじいちゃんが小さかったとき』と『おばあちゃんが小さかったとき』という2冊の絵本(福音館書店の「あのね」で紹介されていて、もりので注文しました)もよく見ています。

ウメ子ちゃんが「これやってみたい」と言ったら、なるべく材料を工夫してやってみるようにしています。

学校の図工の教科書も役に立つかな。おもしろそうなのに、学校ではやらなかったというのもあるみたいです。

あとは、お菓子や料理など食べたいものを作ったり。日めくりカレンダーを作ったり、段ボールでポストを作って郵便屋さんごっこをしたり。

本読みの時間には、ケストナー少年文学全集を読んでいます。年末におじいちゃん(タケお父さんのお父さん)からプレゼントされたものです。今は2巻の『エーミールと3人のふたご』を1章ずつ、お風呂に入る前にマツお母さんが読んでいます。ツル美ちゃんが「エーミール、これでしょ?」と本棚からいそいそと持ってきます(お姉ちゃんのために動く妹という感じ)。ウメ子ちゃんは「あいことば、エーミール!」と叫びながら、毎日楽しみにしています。全部で9巻あるから、半年くらいかかるんじゃないかな…(^_^)

あと、粘土で型をつくって、ハリコを作ったり。水彩絵の具でにじみ絵をしたり。布のハギレやフェルトで小さなバッグを手縫いで作ったり。

1月にもりので購入したアイロンビーズ、ウメ子ちゃんは飽きてきたのか最近はまったく触っていませんでした。ツル美ちゃんが黙々と机上空間でやっています。そんなツル美ちゃんをウメ子ちゃんは横目で見て、「かわいいねぇ」と言っています。なんだかんだ言って、ツル美ちゃんに影響されたのか鼻歌をうたいながら、アイロンビーズですみっコのキャラクターを作ったり。

そんなウメ子ちゃんも、マツお母さんはかわいいなぁと思います(^_^)


2020年5月8日 ウメ子ちゃんがつくる「たのしいお料理」

以前、ウメ子ちゃんが「仕事」として、クッキーを手作りして家の中で稼ぐということをやりました。その時のクッキーのレシピとして参考にしたのが図書館で借りた『こどもがつくるたのしいお菓子』(婦人之友編集部)という本でした。

☆過去記事→『ウメ子ちゃんの仕事 おうちカフェ』

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この本には『こどもがつくるたのしいお料理』という姉妹品もあるのですが、区内の図書館に蔵書がなかったので借りられませんでした。

マツお母さんがウメ子ちゃんにそのことを話したときに、ウメ子ちゃんは「いいな~、お料理の本も見てみたいな~」と言っていたのですが、貧乏性のマツお母さんは「うん、見てみたいね」と真似で返すだけで、放置していたのでした(^_^;)

で、先週のオンラインフォロー会の時に、またこの本が話題にのぼりました。

「うちの子はこの本を見ながら一人で料理作ってるよ~」

なんて子育ち仲間の話を聞いていたら、マツお母さんも気になってきて、図書館も閉まっていることもあって他の本も借りられないし、タケお父さんのスマホから「メルカリ(フリマアプリ)」で購入することに決めました。(Amazonの中古より安かった!タケお父さんのポイントで買えました!)

翌朝、マツお母さんが本を注文したことをウメ子ちゃんに伝えると、「わ~、楽しみ!早く届かないかな~」と、ウメ子ちゃんはそれから毎日郵便受けをチェックして楽しみに待っていました。

本が届くと、ウメ子ちゃんは早速開いて、「わ~これ美味しそうだなぁ。これも作ってみたいなぁ。ウメ子、この本、もう気に入っちゃった!」と、とてもにこにこしていました。

それから、毎日のようにウメ子ちゃんがこの本を見ながら色々と作ってくれています。買って良かったと思いました。でも、今のタイミングだったからよかったというのもあるかもしれない。

1979年に発行された本で、写真はオシャレじゃないし、ガスオーブンなどの器具なんかもアレンジが必要でマツお母さんはものすごーく古くささを感じてしまうのですが、ウメ子ちゃんにはそれが分からないようです。

料理の手順はすべてイラストと文字で構成されています。Youtubeなんかで、動画でレシピを見ると、本当に分かりやすいのですが、不便なところが「子育ち」的でいいじゃんと、マツお母さんも気に入っています(^_^)

手作りマヨネーズとポテトサラダ。

ウメ子ちゃんがマヨネーズを作っている間、ツル美ちゃん(2才6ヶ月)はウメ子ちゃんのまねっこして、茹で卵を白身と黄身に分けて、泡立て器でかき混ぜてぼろぼろにしていました。

マツお母さんとウメ子ちゃんは顔を見合わせて笑いました。 

ツル美ちゃんがつくったぼろぼろゆで卵はサラダに一緒に混ぜました。

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ウメ子ちゃんが、一人で献立をつくって、一人で作った晩ごはん。

マツお母さんも横でサポートしたけれど、ウメ子ちゃんは「一人で作った」と言っていました(^_^)盛りつけもものすごくこだわっていました。

タケお父さんは「うまい!人参のポタージュなんか、レストランの味だよ!野菜ジュースみたいなのが出てくるのかと思ったけど、これは本格的だ」と言っていました。ウメ子ちゃんもにんまり顔で、ちびりちびりと大事そうにスープを飲んでいました。

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ゆでたまごやベーコンエッグやパセリライスや人参ライス、色々と作ってくれています。どれも美味しいです。来週は、ハンバーグや肉巻きやグラタンを作ってくれるそうで、マツお母さんはウメ子ちゃんから買い物リストを渡されました。(※ちなみに、時々本の中で「スープの素」みたいなのが出てくるのですが、そこはマツお母さんが鶏ガラや手羽先などで出汁をとっています^^)

届いた本と一緒に、メルカリの出品者さんから『お子さんとの貴重な時間を大切に過ごしてください』という手書きのお手紙が入っていて、物語を感じました。

ウメ子ちゃんは「やっぱり、『お菓子』の本もほしいなぁ」と言っていますが、こちらは図書館が再開したら借りられるので、もうしばらく様子をみたいと思います。まずは『お料理』の方を味わって楽しんでおくれ〜〜♪

ステイホームを求められ、小学生がお料理をする機会が増えているといった様子を新聞などで目にすると、臨時休校も良い側面があるじゃん!と思ってしまいます。「生活」って大事ですもんね。今まで台所から切り離されていた子たちも、この機会にいっぱいお料理させてもらえるといいなと思います(^_^)

2020年5月10日 家庭菜園

先週のこと。

ウメ子ちゃんが「お母さん、冒険に行ってくるね!ちゃんと人と2メートル離れていくからさ」と言いました。

マツお母さんは「うん、わかった。行っておいで。気をつけてね~」と言って、送り出しました。

しばらくすると、はぁはぁと息を切らせてウメ子ちゃんが帰ってきて、「おかあさーん!いちごとトマトの苗を売ってる店があった!買ってもいい?お店の人がお母さんと相談しておいでって」と言いました。

マツお母さん「うん、買ったら?お金持ってくる?」

マツお母さんがウメ子ちゃんのお財布をとってきて、玄関先でビニール袋と一緒に渡すと、ウメ子ちゃんは「ありがと!いってきまーす!」と言って走って行きました。

またしばらくして、ビニール袋に苗を2つ入れて帰ってきました。「見て~!トマトといちご、いいでしょ♪」と、ウメ子ちゃん。

お庭の日当たりがものすご~く悪いので、次の日に土とプランター を準備して植えることにしました。

ウメ子ちゃんは、「あぁ~、楽しみだなぁ。ウメ子、いちご屋さんになろうかなぁ?」なんて言いながらずっと苗を眺めています。

タケお父さんは「おこづかいで苗を買う子どもなんて、あんまりいないだろうね」と言っていました。

『たっちゃんとへちま』という絵本も、もしかしたら影響しているかもしれないなぁってマツお母さんは思いました。

そうそう、ウメ子ちゃんが2メートルはなれて…とか言っていたとき、誰も教えていないのにソーシャルディスタンスとかよく知っているな~なんて思っていたのです。昨日、郵便局に用があってマツお母さんが一人で歩いていたら、近所に大きな横断幕がしてあって、『2メートルはなれましょう』と書いてあったのを見つけたのでした。

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先月のこと。

新聞で、売上げが9割落ちた椎茸屋さんが一般家庭向けに菌床を販売している、という記事を読みました。

マツお母さんはネットでその椎茸屋さんを探して注文することにしました。5月にはいって、ようやく菌床が届きました。(現在、そのお店の菌床販売はすでに終了しているようです。)

 朝晩、霧吹きで湿らせて様子を見ているのですが、ウメ子ちゃんは目覚めると一番に椎茸を見に行きます。椎茸が育っていく様子をウメ子ちゃんは身体全体で表現してくれて、それもまたおもしろい。

1週間たたないうちに食べれるサイズになったので、大きくなったものからウメ子ちゃんに収穫してもらいました。お庭で七輪の炭火で網焼きにしてたくさん椎茸を食べました。まだまだ、まだまだ、椎茸は収穫できそうです。

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お庭のツツジが花盛りです。ウメ子ちゃんとツル美ちゃんは蜜をすったりしています。わが家の庭は、南側にマンションが建っていて日当たりが悪いのですが、二十日大根やパクチーや人参などの種をまいています。じゃがいもも芽が出ています。去年の大根や春菊は花が咲いて、ナスタチウムも満開です(あ、これはプランター だった…)。キツネアザミやハハコグサがあちこちで咲いていて、ドクダミが所狭しとはえてきています。石をひっくり返すと、ダンゴムシやはさみ虫やナメクジやミミズがたくさんいます。

タケお父さんの会社からは遠いのだけど、お庭のある家(古いマンションの1階)を選んでよかったと感じています。

でも、お庭がなかったとしても、プランター でもいいから家庭菜園(ベランダ菜園)をおすすめします。

ウメ子ちゃんは3月に学校から持ち帰ったプランター で、二十日大根を育てています。元々は1年生のときにアサガオを育てていたプランター で、2年生ではミニトマトを、その後はクロッカスを植えていました。3年生でもプランター を使うかもしれないので、生育期間の短い二十日大根は休校中にぴったりだと思いました。

ツル美ちゃんが小さいのまで引っこ抜いてしまって、ケンカになっていました…。ふたりで生のままかじっています(^_^)

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2020年5月18日 【休校中】学校の課題をどうするか。

ウメ子ちゃん(8才4ヶ月)の通う小学校は、いまのところ5月末までの休校が決まっています。

連休明けからは、週に1度登校して、一週間分の課題を受け取ることになりました。学校での滞在時間は20分間だけ。

一週間前に持ち帰った大きな茶封筒には、それぞれの教科(国語・算数・理科・社会・体育・音楽)の学習プリントが入っていました。加えて、ヒマワリとホウセンカの種と土も。3年生の新しい学習内容を教科書に沿ってやることになります。

8時半から午後2時過ぎまでの時間割表があり、それぞれの枠の中でやることが書いてありました。『タイマーをセットしてやると集中できるよ!』なんて添え書きがありました。

3月4月も課題がたくさん出されていたのですが、提出が必要なかったのです。しかし、この5月からの課題は3年生の評価の一部になるので必ず提出してください、とのこと。

さて、わが家の場合。

4月までの学校の課題は特にやらせずに、家では「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」のお宝帳(わからん帳)をコツコツとやっていました。1日にやるとしても1問までなので、自由につかえる時間はたっぷりありました。

5月からの課題に目を通してみましたが、基本的に教科書を書き写すものが多いです。算数のドリルも2年生の復習で大量の計算問題(足し算・掛け算)。漢字もドリルをノートにうつしてびっしり書かせる系。

要は、今までの宿題と何の変わりもないのですけど……。時間割は完全に無視して、まずは、ウメ子ちゃんがやりたいと言ったものから始めました。

ホウセンカとヒマワリの種まき。虫眼鏡を使って、種の観察。プランター の二十日大根をみんな収穫して、そこにヒマワリの種をまくことにしました。

ウメ子ちゃん「ねぇ、お母さん、この土、栄養が入ってると思うんだよね。少しイチゴとトマトにあげたいなぁ」

マツお母さん「おぉ、いいじゃん。やってみたら。土はお庭ので増やせばいいしね」

ウメ子ちゃん「半分くらい、イチゴにあげよ~っと。いっひっひ」

お次は、社会。

社会の教科書を見ながら、町の様子について見て行きました。ウメ子ちゃんは地図記号が気に入ったようで、地図記号を裏紙に書き写していました。

体育も音楽も、ウメ子ちゃんが楽しんでやっていたら、プリントが白紙でもマツお母さんが赤ペンでOKしておきました。

基本的には、マツお母さんが教科書を読み聞かせしてあげました。

時間割はマツお母さんが参考程度に見て、ウメ子ちゃんの「今はコレ!」という気持ちにあわせてやりました。

だって、もともと、ウメ子ちゃんは休校になる前から「学校は行きたくない。自分の好きなときに自分の好きな勉強がしたい」と言っていたのだから、せっかく休校中なのに時間割通りにやらせたら意味がないです。

それに、日々の「日課」があるウメ子ちゃんは、学校から渡された「時間割」なんかには目もくれません。

わが家では、ツル美ちゃんの日課の都合もあるので、午前中は、ツル美ちゃんと一緒に外に出て遊ぶことが多かったです。学習タイムは自然とツル美ちゃんがお昼寝している間になりました。

それにしても、課題のプリントの内容は悲惨です。ウメ子ちゃんも最初こそ「やろっかな~♪」なんて言っていたのですが、プリントに目を通すと「なにこれ…おもしろくない…」とのこと。マツお母さんも「うん、おもしろくないよね…。いいよ、いいよ。別のことやろ」なんて同意したりして。

ほとんどマツお母さんの方でアレンジするか、させないかといったことになりました。

マツお母さんが、課題のプリントの束をめくって見ながら、「これさ、他のみんなは一人でできるのかなぁ?」と言いました。

ウメ子ちゃんは「当たり前でしょ!一人でできるよ」と言いました。

マツお母さん「あぁ、そう?ウメ子も一人でやる?」

ウメ子ちゃんは「う~ん……。お母さんと一緒がいい」と笑いました。

ウメ子ちゃん「学校でもね、計算とか問題がいっぱいでてもね、『う~ん、わっかんないな~、あれ~?』って、考えてるフリしてさ、ゆっくりやって、家に持って帰ってくるよ!」

マツお母さん「何それ(笑)」

1年生と2年生では、宿題はマツお母さんが代行していたのですが、今年はもうそれもやめようかなと。

ひとつには、ウメ子ちゃんが「テキト~」な人間になってきたということ。これ、ものすごく良い意味で言っています。

1年生の頃は、先生にバレたらどうしよう、怒られるかもしれない…というのがあったと思います。自分で先生の反応を勝手に想像して怖がっていました。マツお母さんも同じなんですけどね。

もうウメ子ちゃんは『宿題はみんなと同じように出さなくてはいけない』という固定観念が薄れてきているように思います。

漢字にしても、学校からの指定はノートに書き順を一画ずつ、一マスずつ使って、 書いていく方式です。マツお母さんが小学生だった30年前とまったく何も変わらない。ウメ子ちゃんは「楽しくない」と言います。

でも、どんぐり倶楽部のやり方だったら、「うん、これだったら楽しい」と言って、筆順に色を塗ったり、大きな字を書いたり、自分なりの例文を作ったりしています。漢字のノートがオリジナリティあふれる楽しい作品になっています。見返しても楽しいはず♪

あと、もう一つには、マツお母さんも面倒くさくなってきたことですね(^_^;)もうやりたくない。私の時間を返せ、と思います。ウメ子ちゃんに2年間宿題やらせてこなかったけれど、全く問題ないもの。むしろ、ストレスフリーでのびのびとしているし、親子の関係が険悪になることもない。

たぶん、マツお母さんの方でも自信がついてきたのかもしれません。ウメ子ちゃんには課題をさせないこともあるという旨を3年生の担任の先生にお手紙を出して伝えることにしました。学ぶことを好きになってもらえるようにアレンジさせてくださいと(実際には、「学ぶことが嫌いにならないように」なんですけどね)。

わが家はこんな風にやっていこうというのがあるけれど、親が働いていたりとかして、家で一人きりで過ごしている子、親がいても一緒に見てもらえない子、一緒に見てくれるんだけど、時間割通りにキッチリやらされている子、色々な家庭があるのだろうなって思います。

つまらない課題で勉強嫌いの子が増えてしまったら残念だな。無感覚に「処理」として時間を潰すようなことになるのも、かわいそう。お友だちと一緒だから、先生がいるから楽しんでやれることも、一人じゃ辛いだろうなぁ……。

さて、今日は2回目の登校日。先生からお返事がどうくるか、ドキドキしながら、いつも通りの日課で過ごそうと思います(^_^)

☆つづきはこちら↓

2020年5月23日 「担任の先生からの電話。学校の課題について(その後)」

ウメ子ちゃんの通う小学校はいまだ休校中なのですが、先週から、新しい学年での学習内容を学校から出された時間割と課題に沿って家庭でやるように指示されています。この課題が授業扱いになるそうです。

教科書を穴埋めにしたようなものだったり、漢字ドリルや計算ドリルだったり。面白味がなくて、単純作業の繰り返し。中身が、う~~~ん……と唸りたくなるような内容のものも。

そんな課題の代わりに、マツお母さんはウメ子ちゃんとどんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」をやったり、国語の教科書を使って絵コンテ読解をしたりしています。

担任の先生には、課題はこちらで選んでさせるので、提出しないものもありますとお手紙を書きました。(実際には800字くらいの文章量)

今週の課題を受け取る際に、ウメ子ちゃんに手紙を渡してもらったのですが、数日前に担任の先生から自宅の方に電話がありました。

少し挨拶したのちに、マツお母さんから「うちで工夫してやらせてもいいですか?」と聞くと、担任の先生からは「もちろんです!」とのお返事。

マツお母さんが電話を切ると、ウメ子ちゃんが「先生でしょ?」と。

マツお母さん「うん。聞こえてた?課題ださなくても大丈夫って」

ウメ子ちゃん「やった~~♪ 結構優しい先生だね」

マツお母さん「うん、声も優しそうだったよ」

やった~~やったった~~(^_^)♪つまんない課題はスルーできる〜。この流れで、学校が再開してからもウメ子ちゃんの宿題が免除されるように頼んでみようと思っています。

でも、やっぱり、横に座って、集中力を貸す人は必要なようです。

机の前にマツお母さんが座ると、ツル美ちゃん(2才7ヶ月)がやってきて、横でお絵かきを始めます。マツお母さんとツル美ちゃんのふたりが机上空間にいるのを見て、ウメ子ちゃんもようやく机に向かう…という感じです。

ツル美ちゃんが昼寝中にふたりでやる場合も多いですが。家でマツお母さんが見てられるからできることなのかもしれませんね。教科書に目を通して、課題の代替案を考えてって、なんだかんだ言って結構準備が必要です。

ウメ子ちゃんが楽しみながらできるように試行錯誤しながらやってみていますが、まぁ、これが工夫するってことなのかもしれませんね(^_^)家に親がいない場合は、オンラインを利用するという手もあるのでしょうけど。

ウメ子ちゃん(8才4ヶ月)は、別にマツお母さんが教えるわけではなくても、そばにいることで勉強が楽しくなる感じです。何をどんな風にやるか、その中身が重要なんだってことがよく分かります。算数とかほんっと楽しそうにやってるもんな〜。ものすっごく脱線しているけれど、そこがいいと思います。

本当に子育ちの散歩に似ています。玄関から先、子が決断して行動するのを母親は後ろからついて歩くようなそんな感じ。いつかは一人で勉強するようになるのだろうけれど、まだ当分は変わらないような気がしています。




「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)